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ブログ/2012-01-09

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映画「レイルウェイズ」

 最近は、自宅と都心と、那須の3ケ所の掛け持ちで、なかなか映画を見る機会がなかったのですが、久しぶりに見てきました。タイトルは「RAILWAYS」。副タイトルは「愛を伝えられない大人たちへ」となっていました。

画像の説明

 三浦友和演ずるローカル鉄道の運転手が、あと1ヶ月後に定年退職という岐路に立った時に生じる、様々な出来事をドラマ化したものです。鉄道運転手・滝島徹、59歳は、退職を機に夫婦一緒に第二の人生を送ろうと考えていた矢先、専業主婦だった妻・佐和子(余貴美子)から仕事したいと告げられます。それも末期がんの患者を介護する看護師のような仕事です。その仕事をすれば、時間は不規則になり、とても夫の面倒を見ることはできない。怒った夫はそのような仕事をすることは「絶対に認めない!」。そこからドラマは展開していきます。
 美しい北アルプスの山々を背景に、忘れていた日本の原風景を思い出したような気がして、それだけで画面に引き込まれてしまいます。思わず「おくりびと」の場面と重なってしまいました。
 三浦友和も間もなく還暦の歳頃。哀愁の漂う渋い初老の役が似合うようになってきました。どんな美男美女も、やがては老いる。自然の摂理ですね。今朝の新聞で、二谷英明が亡くなったというニュースを見ました。若い頃をよく知っているだけに、自分と同時代を生きた俳優がまた一人、亡くなったというニュースに接するのは寂しい限りです。
 映画は演技、作り物であるということを十分に分かっていながら、それでも感動するというのは、人間って本当に不思議な生き物ですね。手品には種があると分かっているのに驚いてしまう、というあの感覚と同じなのでしょうか。
 是非一度、ご覧になることをお薦めします。必ず泣けます。そして必ず元は取れます。

■レイルウエイズのオフィシャルサイトは、こちら⇒オフィシャルサイト



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