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ブログ/2013-02-23

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孫の演奏会に行ってきました

会場は久喜文化会館

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 今日は、幼稚園の孫の演奏会に行ってきました。幼稚園の演奏会と言っても、久喜市最大のホール「久喜文化会館」での演奏会ですよ。こういうのを「おったまげた~」と表現するんでしょうが、昨今の幼稚園の発表会ってすごいんですね~。久喜市というのは、平成22年3月に菖蒲町・栗橋町・鷲宮町と合併した県北では有数の都市です。
 その久喜市の文化会館を貸り切って、幼稚園の演奏会をするっていうんですから、すごいもんですね~。広い会場が結構埋まってました。もっとも、両親だけでなく、私のようなジジババ世代の姿が目立ちました。孫の晴れ姿ということになれば、ジジババは目じりが下がりっぱなしですから、どんなところにでも出かけていくんです。

デジカメのオンパレード

 会場で目立ったものは何か。それは、三脚にセットしたデジカメ群です。大臣の記者会見もかくあれかしと思うほどに、カメラの放列です。薄暗い会場の客席に無数のというのは大袈裟ですが、蛍の群れのように浮かび上がっていました。こういう光景を見ると、ふと考えてしまうんですね。「このデジカメっていつまで保存できるんだろうか。保存できるとしても、再生機器はいつまで対応してくれるんだろうか?」ということです。

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 だって、昔、「八ミリ」という録画機能をもったカメラが全盛を極めたことがありました。子供の運動会などで、父親が八ミリ片手に子供の映像を撮りまくっていました。今、八ミリを担いでいる人は一人もいません。当然、八ミリの再生機器は売れないから、販売もしていないでしょう、多分。勿論、秋葉原あたりに行けばまだ購入可能かもしれませんが、かなりマニアックな世界になってしまうのではないでしょうか。ということは、嘗て八ミリで撮影した幼き日の思い出は、今後、どうやって再現するのでしょうか。
 同じことは音声の世界でも言えますね。私も、子供たちが小さい頃、何か記念になるようにと、録音テープで子供たちの声を記録したことがあります。そういったテープは何本もあります。でも、その録音テープを再生する機器は、もうほとんど売っていません。デッキの上に右と左に録音テープを乗せ、ガチャ、ガチャとしながら再生するあの旧式の録音再生器です。

本当は子守り専門

 そんなことを思いながら、会場の風景を眺めていました。もっとも、実を言うと、私ら夫婦は、落ち着いて座って見学することもできなかったんです。というのは、ぐずる孫の世話係で、演奏会の最中、ずーっと抱っこしたりおんぶしたりあやしながら、見学は最後尾の通路で、立ちんぼしながら見ていたんです。老眼鏡が手放せない私たちですから、豆粒のように霞んだ園児の見分けなどできるはずもありません。ただ、アナウンスで年長組の演奏だと知らされて、「今、ここで演奏している中にいるのは間違いないんだ」と確信するだけだったんです。

ハーモニカを思い出す

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 でも、それはそれでいいんです。本心は、孫の演奏をそれほど見たいわけでもなく、「一応、演奏会を見に行ったよ」というアリバイ作りの方が大きかったんですから。孫は年長組として、鍵盤ハーモニカの演奏と「終わりの言葉」などの役回りをしていました。今の子供たちって、小学校に上がる前に楽器の演奏ができてしまうんですね。私は、小学校の3年位で、猿が手を叩く動作をして鳴らすあのカスタネットというものを貸与され、猿のようにパカパカ鳴らしたのが、楽器との出会いでした。ハーモニカを買ってもらったのは小学校の5年位でした。「宮田のハーモニカ」です。嬉しかったですね~。毎日吹いていました。
 2、3年前、急に思い出して、浦和に出た折にハーモニカを買ってきました。もう何十年も忘れていたので、曲が吹けるのかどうか不安でした。そしたら、意外に吹けるんです。すぐに思い出しました。羽生の宿やヤシの実、赤い花の咲く頃、月の砂漠・・・など、嘗ての名曲がそのまま吹けました。自転車と同じで、体で覚えたことは決して忘れないんですね。つくづく勉強も体で覚えておけばよかったと思いましたね。
 演奏会も終わり、解散となりました。上の写真は、解散後、皆で会場前で記念に撮った1枚です。またこの写真も、いつかセピア色に変わっていくことでしょう。勿論、それまで私らは、もうこの世には存在していませんけどね。



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