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ブログ/2013-07-09

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1月ぶりに那須で農作業

畑が草原のように

 約1月ぶりに那須に行ってきました。農作業をするためです。農業をしたことのある人ならよくお分かりでしょう。1月も放置したときの畑の状況が。私もよく分かっていました。分かっていながら、あれこれと雑用があり、なかなか行けなかったんです。やっと実現した農作業。

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 今回は、1泊2日の予定で行ったので、早朝6時半に出発しました。午前中に一仕事をするためです。ところが、今日は天気予報によれば猛暑日とのこと。「不要不急の外出は控えるように」とか「熱中症対策のため、水分をこまめにとって下さい」だの、警告ばかり。相当の覚悟をして出発しました。

 ようやく家に辿り着き、畑を見て、茫然自失です。辺り一面、草原のような光景です。背丈の長いものは、私の腰くらいまで伸び放題になっています。特に、背丈の長いのは、菖蒲やアヤメのように、茎がまっすぐに伸びているものです。文字通り、草をかき分け進まなければ前に行けないという感じになっているんです。先月来た時には、黒土がきれいに見えていたはずなのに、その黒土はどこに行ってしまったのか、というほどの惨状です。
 その草に埋もれて、ジャガイモやら里芋が細々と生きずいていました。ジャガイモは既に収穫期なので、全部掘り起こしました。例年のような元気はなく、一株に3個から4個くらいしか成っていません。このまま放置しておけば、味覚が落ちるばかりか、腐敗も始まるからです。

毒虫か?タラコ唇に

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 夕刻まで、必死に働きました。菖蒲かアヤメのような草を、腰を入れて引き抜く作業は、重労働です。作業中、突然、私の唇に違和感を感じました。何かが当たったとか刺されたというわけではないんですが、左上唇がみるみるうちに膨れだしたんです。家に戻り、鏡で観察すると、タラコ唇になったように、腫れ上がっています。その時撮ったのが右の写真です。余りに見るに堪えないので、顔の全景は勘弁して下さい。
 唇の一部が腫れ上がると、不便なことが生じます。水物をうまく飲めないんです。当然、ビールもうまく飲めません。のどがカラカラですから、何としてでも飲みたい。ビールを飲むときは、タオルを下に当て、こぼれるビールを受けるようにしながら飲みました。猛暑日と言われる日に、朝から重労働をしたんです。口がひん曲がろうがこぼれようが、がぶがぶと飲むのが最優先です。
 

2日目もまた毒虫に?

 一晩寝て、腫れも少し和らいだように見えました。午後は埼玉に帰る予定なので、畑仕事は午前中しかできません。早朝5時に起きて農作業を開始しました。昨日に続いて、菖蒲のような草を引き抜いていました。そしたら、また唇に違和感です。今度は、下唇の右側です。昨日は上唇の左ですから、丁度、対角線上の位置になります。

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 上唇は左上がタラコ唇になり、今度は、下唇の右下がタラコ唇になったというわけです。鏡を覗いて、自分でも思わず笑ってしまいました。「ウソを言うと口が曲がるよ」なんて、子供の頃に言われましたが、その罰が当たったかな~と内心思っていました。丁度、麻生財務大臣のように、口が左から右に大きく傾いているんです。麻生さんは、嘘を言うから罰として口が曲がったんだろうと推測しますが、私は、嘘一つ言わず清く正しいことしか言っていないのに・・・、ア、ソ~カ、やっぱり嘘ついてましたね~。 (=^^=)
 妻はこの時とばかりに、「ウソをつくから口が曲がったんじゃないの」なんて、冷たいことを仰ってました。

午前中には梅の収穫も

 午前中は、猛暑の中、梅の収穫も行いました。収穫の適期を過ぎたせいか、梅の木の下に梅が大量に落ちていました。今回収穫しておかないと、次回は、梅の木だけになっていることでしょう。

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 やむなく、タオルで顔を覆い、その上から虫さされ防止用のネットを被り、作業開始です。梅にもさまざまな虫がいますが、そんなことは言ってられません。手には手甲というんでしょうか、手首から虫が入らないように完全防護して作業をしました。
 上の写真にあるように、梅の木は1本だけですが、毎年、大量の実を付けます。老木なんですが、毎年、段ボール箱2個分の梅が収穫できます。当然、自家消費だけでは追いつきません。誰でも、消費できないなら取らなければいいだろうと思いますよね。合理的思考はそうなんでしょうが、人間というのは浅ましい動物というのか欲深い動物というのか、なっているものをみすみす取らないでいるのは、罪悪のように感じてしまうんです。
 これはほかの作物でも言えるんではないでしょうか。折角畑でできたナスやキュウリやトマトを、収穫もせずに放置できるというのは、相当図太い神経だと思います。

余剰野菜の有効活用策

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 こう考えてくると、余剰野菜をうまく流通のシステムに乗せる方策があるのではないかという気もします。流通というのは、需要と供給があって初めて成り立つシステムです。専業農家や農協はそのようなシステムの中で機能しています。
 しかし、我々は専業農家ではありません。毎日、大量に販売するほどの農産物を生産しているわけではありません。時々出る余り物をむざむざ捨てるのはもったいない、という程度の話です。私の場合は、兼業農家にさえなりませんが、地元に住んでいて、企業に勤めているような兼業農家も少なくないはずです。
 こういった兼業農家から余剰の農産物を集めて有効活用すべきではないかと考えられます。このことを小ビジネスとして提唱している人がいます。日本大学工学部教授の藤村靖之氏です。彼は「月3万円ビジネス」という本のなかで、これら兼業農家から余剰の農産物を集めて、都会に運び、月3,000円程度で、予め契約した家に、月2回のペースで配達すれば、月3万円の収入になるというんです。
 この3万円というのは、農家から集める人に3万円、都会で配達する人にも3万円の収入が見込める、というわけです。
 一般の相場は、月6,000円以上ですから、約半額、相当のコストダウンが見込めるというわけです。余剰野菜を抱える兼業農家は、どうせ捨てるべきものですから、月1,000円でももらえればハッピー。都会の消費者も、「旬のものが安く」食べられてハッピーというわけです。普通の消費者は、形の不揃いなんて気にしていないんです。形を気にするような人は、スーパーで買えば済むことです。
 藤村教授の「月3万円ビジネス」には、このほかにも面白いアイデアが沢山載っているので、興味のある方は是非一読されてはいかがでしょうか。
<参考>
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