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ブログ/2013-08-12

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灼熱の中で草取りに専念

老夫婦熱中症で倒れる?

 暑い、とにかく暑い。日本国中、灼熱と、ゲリラ豪雨のダブルパンチです。この夏東京で熱中症で亡くなった方が100人(東京だけでですよ!)を超えたとのニュースに驚愕しました。
 私たち夫婦も、ここで倒れたら「(アホな)老夫婦、熱中症で倒れる」なんて書かれるのかな~なんて、戯言を言いながら草取りに専念してきました。
 草というのは、腰を落として指先でちょんちょんと引き抜くものと想像されるでしょうが、我が家の畑の草は、そんな想像を遥かに超えています。

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 草をとるためには、腰を入れ、両手で「エイヤ!」と気合いもろとも引き抜くこと、と言った方が事実に近いと思います。だって、上の写真2枚ををご覧ください。サトイモの背丈よりも、草の方が高いんです。サトイモは、草に栄養分をとられ、息も絶え絶え、細々と生き残っているって感じに見えませんか。
 老人がこれらの草を灼熱の中で引き抜こうっていうんですから、生半可な仕事ではありません。ジリジリと背中に照りつける灼熱は耐えがたく、1時間の作業が限界です。30分ごとに大きい水筒に入った冷水を飲むんですが、1時間に2回飲んだら、もう水筒は空っぽです。
 水筒の水がなくなったら、とりあえず、1時間ほど休憩を入れなければ体がもちません。作業着は、上から下までプールに浸かったようにびしょ濡れです。下着のシャツは体に張り付いて、1人では容易に脱げません。無理に脱ごうとしたら、ビリビリと破れてしまいました。ですからその都度、前傾姿勢をとり「前習え!」をして、芋虫がさなぎを脱ぎ捨てるように、妻にシャツを脱がせてもらうんです。

トウモロコシだけは健在

 草茫々の中で、健在だったのは、トウモロコシです。このトウモロコシというのは、どんな暑いところでも栽培が可能なんですね。原産地は、メキシコとかあの辺のようですから、暑さに強いというのはよく分かります。

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 つまりどんなところでも生産できるということです。トウモロコシの種を一袋買ってきて、1か所に種を3個ずつ蒔くんですが、ほぼ間違いなく3つとも発芽しますね。それ位生命力が強いです。ですから、こんなに雑草が伸び放題になっていても、トウモロコシだけはきちんと成長しています。それはもう感動ものです。
 しかも、最近のトウモロコシ、品種の改良が進み、本当に甘い。スイートコーンとはよく言ったものです。でも、家畜の飼料用に作られているトウモロコシは、すごいですね。もう、全く食べられません。一時この畑を近所の農家に貸していたことがあり、その時に飼料用のトウモロコシを栽培していたんですね。そのとき、2,3本失敬して食べてみました。すぐに吐きだしてしまいました。いくら家畜でもこんなマズイものを食べるのだろうか、と家畜が気の毒になるくらい不味かったですね。以来、決して飼料用のトウモロコシには手を出しません。

スズメが大繁殖

 写真でご覧いただけるように、見渡す限り草茫々。ここで厄介な問題が起きました。この草地に稗(ひえ)が大増殖してしまったんです。中学時代からの親友が蜜蜂の栽培をしてくれるというので、畑の4分の3位をその友人に貸していたんです。

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 彼は、最初レンゲ草で2回ほどチャレンジしていましたが、根が定着せず失敗。次いで、ヒマワリの種をまいてくれました。そこそこ発芽しましたが、全面的に種をまいていなかったので、空き地部分に稗が繁殖してしまったというわけです。この稗という植物、その繁殖力はすさまじいもので、あっという間に畑が稗畑になってしまったんです。
 戦後の食糧難の時代に日本人は、稗や粟を米に交ぜて食べていました。すさまじい繁殖力のため、放っておいても、どんどん育ったからでしょうね。私の記憶では、暖かい内はそこそこ食べられますが、冷えてしまったら最悪。もうパサパサして食べられたものではありませんでした。
 今回、帰郷してみたら、その稗に雀が集まってきて、雀の大群になったという訳です。すぐさま付近の田圃農家の方がやってきて、「稗が付近の田んぼに広がってしまう。何とかしてほしい。」と忠告されてしまいました。
 何とも申し訳ありません。近所迷惑になるようなことは絶対に避けなければなりません。親友君にお願いして、早速ミツバチの巣箱を撤去してもらうことにしました。そして、隣家の農家にお願いして、トラクターで開墾して頂くように手配をしてきました。
 「最近雀が少なくなった」という話を、これまでテレビなどで何度か聴いたことがあります。でも、今回のことでよく分かりました。雀が少なくなったのは、餌が少なくなっただけであって、「餌があれば、いくらでも雀は増える」という単純素朴な事実です。

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