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ブログ/2013-11-17

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トホホの結婚44周年

あれから40年!!

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 あれから40年、というと綾小路きみまろの漫談を思い出します。3人集まれば病気の話。5人集まればお寺の話。言ったことは忘れ、言おうとしたことまで忘れ、忘れたことまで忘れ、という年齢です。
 私達はその40年から更にプラス4年経過しているわけですから、もっと症状は重く深刻になっているわけです。テレビの画面を見ていても、その人物の名前が思い出せず、「この人なんていう名前だっけ」と聞くと、「ホラ、日米合作で作った何とかという映画に出ていた、ホラ、何とかという大物俳優と結婚した人よ」、と益々訳が分からなくなる始末。「俺は何のためにこの部屋に来たのかな」とか、持っていくのを忘れないようにと、わざわざ障害になるようにと通路に置いておいた筈なのに、それを跨いで通り過ぎてしまう、といったことの連続です。
 それでも、人並みに、折角の44回目の結婚記念日ですから、何かをしようと思い立ち、殊勝にも温泉の予約をしました。丁度那須の別荘(と言う名のあばら屋)に帰る予定にしていたからです。あばら屋に泊まるより、せめて温泉宿にでも泊まり、お互い増えた皺の数を数え、皺を伸ばし合おうか、というわけです。
 「安くて、サービスがよくて、温泉も、食事もすばらしい!」というような宿を探してみました。私の言う「安くて」の基準は、1万円以下です。年金暮らしですから当然です。でも、いろいろな条件で検索してもなかなか安くての条件はクリアできませんでした。やむなく1万5千円まで拡大したところ、いくつかヒットしました。その中に、今回泊まることにしたホテルがあったという訳です。場所は、塩原温泉です。塩原温泉は、私の別荘(=あばら家)から車で30分程度で行けるからです。

ホテル名は匿名とします

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 今回は、ホテルの名誉のため、ホテル名は「秘」とさせていただきます。というのは、あまりいいことを書ける材料がないからです。
 当日、日中に畑仕事をこなし、4時半頃、我が別荘をスタート。今の時期、夕刻5時ともなればほとんど真っ暗です。今回のホテルは初めて行くところですから、場所が分かりません。でも、あらかじめパソコンから入手していた予約書の電話番号を入力し、あとはナビに頼ろうと思っていたんです。スタート前に電話番号を入力したところ、「検索できません」とのこと。やむなく住所を入力してみましたが、これまた「検索できません」とのこと。
 嫌な予感がしました。パソコンから概略の地図は入手していたので、とりあえず地図を頼りに行ってみることにしました。塩原温泉街に到着する頃には、既に真っ暗です。案の定、目的のホテルを通り過ぎ、途中で電話を入れました。そしたら若い声の案内嬢が、「カーナビは使えません。足利銀行塩原支店と入力しくしてください。そこまでお迎えに行きます。」とのご助言。助言に従って、入力したんですが、私のカーナビが古いため、「目的地周辺です。音声案内を中止します」と言ったまま、音声案内を中断してしまったんです。やむを得ず、道ばたに立っていた番頭さんと覚しきお方に、道を尋ねるべく臨時に停車しました。そしたら、なんと、そこが目的地のホテルだったんです。

駐車場はここです

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 「お待ちしておりました」と愛想の良い笑顔にホッとしました。駐車場はどこですかと尋ねると、「ここです」と言うではありませんか。「ええ~、こんな狭いところ・・・?」と思いましたが、さすがに口には出しませんでした。
 「この車の隣に停めて下さい」と言うので、渋々従いました。ちょっと前に行きすぎると、脱輪してしまうようなところです。後ろは道路に突きだしてしまいそうで、道路に引かれた白線ギリギリです。しかも道路はカーブになっており、かなりの勾配のついた坂道です。上から下ってくる車がスピードを出しすぎて白線より膨らんだら、モロぶつかってしまうような場所です。
 番頭さんも気になったのか、既に下車した私に、再度、「すみません。もう少し前に出して貰ってもいいですか」とのこと。脱輪ぎりぎりまで前進。辛うじて、道路の白線との間に少しスペースが出来ました。やれやれです。

ウワッ狭い部屋

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 案内された部屋は、お世辞にも広いとは言えません。駐車場の案内をしてくれた番頭さんが先に立ち、部屋に入る前から「部屋が狭くてホントに申し訳ありません」と平身低頭。こんなに頭を下げられても、と嫌な予感。
 入る前から「狭いですから」と連発されていたので、覚悟は出来ていました。そのせいか、余り驚きはしませんでした。和室が4畳半くらいでしょうか。それにフローリングのスペースが2畳分くらいついていました。合計6畳くらいはありますから、まあまあでしょうか。窓から景色を見ると、民家と道路しか見えません。
 気を取り直して部屋を見回したら、和室とフローロングの境にある障子。これが木製でなく、段ボールを固めて作ったような安っぽい仕様の障子なんです。しかも建て付けがなってないので、敷居に密着せず、浮き上がったような状態。安かろう悪かろうの典型かな、と更に気持ちが落ち込みました。
 気持ちを立て直し、風呂場を覗いたら、風呂桶の底に長い髪の毛が10数本へばりついていました。多分、女性の髪の毛でしょう。それも老婆の・・・?か。いやいや黒い髪だから老婆ではないか、なんて変な想像をしてしまいました。風呂の掃除は流せばいいというものではなく、髪の毛などが残っていないかどうか最後まで点検してこそ、客商売の最低限のマナーだと思うんですがね~。でも、その頃にはすっかりあきらめの境地に達しており、「この風呂に入るつもりはないからまあいいか。温泉がある温泉が」と気を取り直したのでした。

ぬる~い温泉にがっくり

 風呂は、3階と1階に2つあり、3階の風呂は狭く、しかも40度のぬる湯。1階の露天風呂は大きくて温度は42度、と事前の案内を受けていました。一応、両方入ってみよう、と思うのは客のよくばり心理です。露天風呂は朝入ることにして、夜は3階のぬるい方に入ってみることにしました。

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 入ってみると、本当にぬる~い。風邪を引きそうなくらい、正真正銘ぬるいんです。しかも、2人で入るのが限界。3人はいったら足を縮めなければ入れない程度のスペースです。だれか他の客が入ってきたら、2人で肩を寄せ合って入るか、顔を見合わせて入るしかない程度の広さです。幸い、他の客は誰も入ってこなかったので助かりましたが、誰かと一緒だったら、早々に退散したと思います。
 それにしても、温泉で40度というのは低すぎますね~。私は、家で42度で入っているので、特にぬるく感じました。しかも40度というのは、泉源の話で、実際に風呂の中で計ると、38度程度しかないのではないかと思われました。風邪を引きそうなのを我慢して、大急ぎで部屋に戻りました。

布団は掛け布団1枚のみ

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 部屋の中は一応暖房が入っています。だから暖かい、という前提なんでしょうか。宿の人がひいてくれた布団は、掛け布団が1枚だけでした。形はふわっとした羽毛布団のような雰囲気です。それでも、年寄りには軽すぎます。何だか寒気を感じるので、追加の布団や毛布を探しましたが、押し入れには一切予備が置いてないんです。
 まあ、夕食時に酒を飲んでますから、その勢いで寝ることは出来ましたが、予備的に数枚の毛布くらい置いておいて欲しいですね~。
 細かいところに気がついていないこととして、テレビの問題もあります。狭い部屋ですから、2人分の布団をひいたら、それで限界。布団の角度を変えるゆとりがないんです。しかも、テレビは頭の上の方にありますから、視聴するためには、首を曲げなければ見られない。サラリーマン時代からごますりや上目遣い、平目には慣れていますが、これほど上ではさすがに首が疲れてしまいます。
 どこの家でもそうだと思いますが、寝るときに、首を上の方に捻らなければ見られないような位置に、テレビは置かないでしょう。狭いながらも、寝たままの姿勢でテレビを見られるように、予め、テレビの位置を設定するのが「サービス業」というものなんじゃないでしょうかね~。
 そういえば、その昔、カプセルホテルに時々お世話になりました。あれって便利ですよね。寝たままの姿勢で、テレビやラジオのリモコンやら、何でも操作できるんです。もちろん、テレビは寝たままの姿勢で見られるように、上から下向きに設置されているんです。勿論、火事で逃げ遅れたら、穴倉の中で、足だけが見える状態で焼け死んでいたってことになるんでしょうけどね。あの徹底したサービス精神だけは、見習ってほしいですね。

ぬるい露天風呂

 昨晩はぬるい風呂に入ったので、温泉に入ったような気がしませんでした。そこで、今日は広い露天風呂の方に入ろうと、早朝に起き出して、露天風呂に向かいました。脱衣所はどこかと探したらどこにもありません。アラ不思議、と思い、露天風呂を覗くと、露天風呂の一角が脱衣所になっていたんです。つまり、誰かが先に入っていたら、その人が見上げるような位置で、オチンチン丸出しで服を脱ぐということです。

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 器の大きい人間なら、脱衣所のない風呂なんて今時珍しい、と大らかな気持ちになれるんでしょう。でも、私は、生まれつき小心者で恥ずかしがり屋ですから、そんな泰然たる気持ちになれなかったんですね。幸い、薄暗いような時間帯だったので、私の粗チンを鑑賞するような人はいませんでした。
 さあ、肝心の風呂です。昨日よりもずーっと熱い風呂を妄想していましたが、これまた大きく期待を外されました。ぬるいんです。エ~・・・こちらは熱い風呂と言ってたじゃないの~、と思いましたが、既に後の祭りです。泉源のほうに近づいて確認すると、それ程の熱さでもありません。
 やむなく、ぬるい風呂に暫く浸かり、微かに見えてきた山並みを見ている内に、体も少しばかり温まってきました。しかし、寒風の吹きすさぶような所での着替えですから、すぐに体が冷えてしまいます。手早く着替えを済ませ、早々に退散しました。やっぱり、着替えは、暖かい部屋でゆっくりさせてほしいものですね~。

朝食にも不満

 朝食は、朝7時半からとのことでした。できれば7時からにして欲しいと思いますが、宿の決まりだから、まあこれは仕方がありません。7時半丁度に食堂に行くと、何やらしきりに配膳中なんです。昨晩の番頭さんを含め数人がしきりに走り回って、各テーブルに焼き魚やら納豆などを配っています。
 こちらはお腹がぺこぺこなので、7時半きっかりにテーブルに座って待っていたんです。でも、ご飯も味噌汁も未だ配膳中。番頭さんは、「焼き魚を焼くのに時間がかかってしまいまして・・・」とか、しきりに詫びを言っていましたが、「このホテルいつ開業したんだろう」、とそちらの方が気になってしまいました。客の我が儘ですが、食事時間というのは、7時半という時間設定をした以上、きちんと守って欲しいですよね~。
 先にご飯が到着したので食べていたら、後から味噌汁も出てきました。お代わりできますかと聞いたところ、「できますよ」とのことだったので、早速、ご飯と味噌汁のお代わりしてもらいました。でも、ご飯の方は良かったんですが、2杯目の味噌汁には具が何も入ってなかったんです。一杯目のために具をすべて使い果たしてしまって、あとには汁しか残ってなかったんですね。
 もっとも、70歳にもなって、朝食のお代わりをするお前が悪いんだと言われれば、確かにその通りです。年寄りは腹8分でも多い。腹6分目位が一番いい、と偉い学者先生は言います。でも、私は、自分の気持に素直に従うのが健康に一番いい、と堅く信じているんです。

でも従業員は皆親切でした

 これまでいろいろときついことばかり書いてきましたが、従業員は、皆さん大変親切で良かったと思います。ただ、全体的に見て、こういうホテル業に慣れていないせいか、細かいところに目配り、気配りが出来ていないようです。加えて、段取りが悪いため、必要以上にマイナス評価になっているように思います。
 ホテルロビーのクリスマスツリーも、キャバレーに行ったみたいに安っぽく見えました。松の枝の先っぽが青白く点滅するあれです。等身大のあれがロビーに10本くらいセットされており、目がくらくらするばかりです。その陰からお姉さんが出てきて「あら~シーさん、お久しぶり~。今度放っておいたら許さないんだから~キュッ」とかなんとか言われそうな雰囲気さえします。
 ここのホテル、全体を眺めてきちんと指揮を執る、しっかりしたゼネラルマネージャーがいたら、随分変わるのではないかと思います。厳しいことばかり書いてごめんなさい。
 当日のお会計、お二人様、しめて3万円でした。僕の大好きな大鷹の湯なら2回行けたのに・・・。



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