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ブログ/2014-01-03

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2日続けて映画を見ました

1日目は「かぐや姫の物語」です

 昨年は、忙しくて、映画を見る余裕も、旅行をする余裕もありませんでした。今年は、少しは映画を見たり、旅行も楽しみたいと思っていますが、果たしてどうなることやら。
 昨日は、朝から箱根駅伝。見始めたらやめられないですね~。私は、慶應大学と東洋大学の両校の卒業生ですから、当然、東洋大学の応援です。慶應大学にも是非出て欲しいんですが、なかなか壁が厚いですね。早稲田のように、スポーツ科学部のような入試特別枠を作ってくれればいいんですが、その動きもないようです。まあ、今更、スポーツで名を売る必要もありませんから、それはそれで構いませんがね。
 ところで、正月2日、3日と、2日続けて映画を見ました。昨年は、NPO法人の活動と行政書士の仕事で忙しかったので、映画を見る余裕がなかったんです。たまの日曜日は、娘の家に呼ばれて孫の面倒を見させられたり、那須へ畑の手入れに行ったりで、結構忙しかったんです。

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 昨日見たのは、「かぐや姫の物語」。スタジオジブリの作品です。スタジオジブリというのは、宮崎駿監督が国際的な作品を生み出したところですよね。アニメ映画は、基本的に見ないんですが、宮崎作品は別です。
 一番最初に宮崎作品と出合ったのは、「風の谷のナウシカ」だったでしょうか。この作品は、テレビで見ましたが、印象深かったですね。この一作だけで、宮崎ファンになってしまいました。その後、「天空の城ラピュータ」や「紅の豚」、「崖の上のポニョ」などを見た記憶があります。
 それらの作品を見ていく中で、宮崎監督の作品=秀作・すべてOKで、同時に宮崎監督の所属していたスタジオジブリもOK、という観念が出来上がっていたのでしょう。監督が引退を宣言したにもかかわらず、スタジオジブリの作品なら間違いがないだろうと思い、鑑賞することにしました。
 本来なら、「今更、かぐや姫はないだろう」と思うところですが、どこかで「スタジオジブリ作品なら期待に違うことないだろう」という思いもありました。

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 実際、観終わって、「いい映画を見た。こういう映像表現もあるんだな~」、という満足感を味わうことができました。月からやってきたかぐや姫にとって、年老いた翁とお婆さんと過ごした田舎が、自分の身の丈に合っていたんです。それなのに、無理やりしきたりや形式主義のはびこる京の都送り込まれ、息のつまるような生活だったんでしょうね。そんながんじがらめの都の生活を逃げ出すラストシーンで、最初に、育てられた草深い田舎、人の温もりのある田舎に戻って、野山を駆け巡る。人間とは、本来、地位や名誉、財産よりも、人と人との触れ合い、慈しみ、山野を友として生きる、そういう生活にこそ原点があるのだ、という感慨に耽ることができる一作でした。
 これまでの宮崎作品のように、完成された色遣いやきめの細かさはなく、むしろ、荒々しい筆タッチで描きあげたこの映像表現の意外性。きっと、見る者を魅了します。顔の表情の面白さも、洗練されすぎていない素朴さが伝わり、面白味を倍加させてくれます。声優として、今は亡き地井武男さんも出演されていたんですね。このことからも、作品完成までに14年の歳月要した、ということが実感されます。
 この作品、原案から脚本、監督に至るまですべて高畑薫(右上:写真)という人の手によるものです。宮崎監督なき後に、このような素晴らしい人材が登場したことに、拍手を送りたいと思います。

2日目は「武士の献立」です

 1月3日、今日も朝から箱根駅伝にかじりつきです。東洋大学の総合優勝を確認し、さて、今日はどうするか。時間が中途半端になってしまったので、また映画に行こうかということになりました。1年間、映画と遠ざかっていたので、映画渇望症になっていたのかもしれません。
 「武士の献立」というタイトルからして、何となく眠たくなるような雰囲気も感じられました。しかし、2年ほど前、山田洋次監督の「武士の一分」という作品を見たのを思い出しました。木村拓哉が主演でしたが、檀れい、笹野高史など、脇役が素晴らしい演技をしていました。「もしかして、これも結構面白いかも」と思い、出かけることにしました。最近は、若者向けの軽い作品を除き、邦画で裏切られることはほとんどないからです。

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 案の定、この作品、結構重厚な作品でした。主人公の春役はかわいい上戸彩です。浅草の料理屋に生まれた春は、幼くして火事ですべてを失い、加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室お貞の方の女中として仕えていました。
 親譲りの料理の腕は誰もが認めるところ。台所方の舟木伝内から、息子の嫁にと懇請される。この舟木伝内役は西田敏行です。西田敏行は、どういう役をやっても、本当にハマリ役になってしまうのですごいですね。一昨日、テレビで徳川家康の影武者役を演じていましたが、思わず、全部見てしまいました。
 春は、勝ち気な性格が災いして、商家を離縁された身。一度は断るものの、たっての頼みに再び嫁入りする覚悟を決める。ところが、夫の安信は跡取りのくせに料理はからっきし。しかも4つも年下だった。
 私は、この映画を見ながら、江戸時代の生活様式に見とれていました。裏方である時代考証人の技量が素晴らしかったのでしょうか。女衆の着物や戸の開け閉めの所作。刀の受け取り方など、「武士の魂である刀に直接触れてはならない」という風習など、きめ細かいところまで、時代考証がなされていました。当時の台所の風景、召女の立ち居振る舞いなど、見ているだけで往時が偲ばれ、江戸時代の文化レベルが極めて高かったということが推察されます。
 同時に、日本の原風景の素晴らしさにも、改めて魅入ってしまいました。是非1人でも多くの人に見て欲しい作品です。
 



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