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ブログ/2015-02-02

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春日部支部の新年会に行ってきました。

 2月だというのに新年会?なんて野暮なことは言わないでください。とにかく酒が飲めればいつでもいいんです。場所は一ノ割駅まえの「きみ香」というお店です。私は、嘗て、東武日光線沿線で毎日通勤していましたが、一度も下車したことがありません。
 

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 下車したことがない理由。その1、下車する用事が何も生じなかったから。その2、電車の中から見て、途中下車してみたいという誘惑にかられなかったから。その3、駅前が田舎くさくて、立ち寄りたいお店があるように見えなかったから。
 要するに、わざわざ途中下車してまで寄ってみよう、という雰囲気がどこからも匂ってこなかったということです。言ってみれば、わが幸手市の駅前と比べても甲乙つけがたい、それほど田舎の雰囲気が漂っていたのです。男というもの、何かしらアバンチュールが期待できるような駅でないと、わざわざ途中下車するような気にはなれないものなのです。

改札は東口でしょうか西口でしょうか

 行く前に、一応案内状で場所の確認をしようと思ってグーグル地図で検索しました。電話番号だけでは検索できず。北口とか東口とかの記載もない。はて困った。やむなく幹事さんに電話をし、「下車するのは東口でしょうか、西口でしょうか。それとも北口でしょうか、南口でしょうか」と聞いてみたんです。そしたら、「改札は1か所しかないので迷うことはありません。改札を出たらそのまままっすぐに進んだらそこが会場です。」と言うではありませんか。

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 しばし絶句。「え?改札が1ケ所しかないんですか・・・」。思わず「それじゃ、幸手と同じじゃないですか」と口走りそうになりました。東武沿線広し、いや長しといえども、改札口が1か所しかないなんて駅は、一ノ割と幸手駅位のものではないでしょうか。もっとも、わたしも十分な調査ができていないので、正確には分かりません。

案の定、田舎の駅でした

 改札口がひとつしかないのか~、じゃあ迷うことはないな、なんて思いながら改札を出ました。改札を出たら、文字通り、田舎の駅でした。なんせ駅前広場なんてないんです。改札を出たら、我が家の庭くらい、と言っては言い過ぎですが、猫の額くらいの広さしかないんです。その狭い空間に、タクシーが2台、窮屈そうに待機していました。いやあ~、東武線沿線にまだこんな古色蒼然たる駅が残っていたんだ、と驚愕しました。

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 しかも駅舎も小さい。小さいだけでなく野暮ったい。これでは我が幸手の駅前の方がまだましです。幸手駅も改札口はひとつしかありませんが、駅前広場はあります。タクシーも2台ではなく、常時10台程度は待機しているでしょう。もっとも、貧乏人が多い(多分)から、タクシーはいつも客待ち状態ですけどね。
 このような駅前広場の惨状に驚愕し、さて、目当ての「きみ香」殿はいずこ、と目をキョロキョロさせようとしたら、その必要もありませんでした。目の前に見えているではありませんか。学生時代にお世話になった下宿屋の風情で、手書きの「きみ香」の文字がうぶな私を誘惑しているようでした。
 おお、昔懐かしい。「あれから40年!」のめくるめく世界が広がっているのか、と思い、いそいそと入店しました。そしたらまあ、狭いこと狭いこと。筋肉質で痩せている私だからこそ何とか通れますが、関取でも来たら、通路さえ確保できないのではないか、というくらいのお店です。
 でも、本当は、こういうこじんまりした店がいいんですよね。家庭的で、なんでも気軽に相談できるような気がしますもんね。アットホームです。気の弱い私でも、こんなに狭い店なら、思い切って女性に声をかけられそうな気がします。
 私の持論ですが、繁盛するお店の特徴は、店が大きすぎず小さすぎず、こじんまりしている店だと思います。特に、こういった居酒屋、スナック系はそうです。広々していると、どうしていいか分からなくなってしまうんですね。広すぎてあちらにひと組、こちらにひと組、なんていう店は、二度と行く気になれません。

宴会の始まりです

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 それはともかくとして、盛大に新年会が始まりました。といっても、上の写真のように調理場を向いたカウンター席と小上がり席が背中合わせになっていますから、私のようにカウンター席に座った者には、ママさんの顔しか見えません。みんなの顔を見るためには180度首を回さなければいけないんです。私は、昔から長い間、金欠という重い病を罹っていたため、その後遺症で、今も首が思うように回らないんです。
 でもママさんはご覧のように、この沿線では1、2を争う美人ママです。幸手辺りでは、めったにお目にかかれるような人ではありません。心なしか、うるんだ瞳で、私の方をちらちらと盗み見しているような気がしました。

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 宴会部長が早速歌ってくれました。この宴会部長、みんなが歌いやすいように、平均水準を低~く落としてくれるんです。歌詞はすべて暗記しているようなんです。カラオケの画面を見ることは殆んどありません。飲み始めたばかりだというのに、すでに没我の境地です。没我のついでに、唄と歌詞が微妙にずれ、ところどころでは大幅にずれるんです。あわや脱線転覆かと心配すると、すぐに元に戻るんです。80歳の高齢者が、高速道路を逆走しているような感じです。素人にはとてもまねのできない芸です。ところが、あら不思議、最後はなぜかぴたりと納まるんですね。大拍手喝采は当然です。これほど大幅にずれると、むしろ、あとの人がやりにくくなってしまうのではないか、というレベルの芸域です。
 会場が広い時には、チョンマゲのかつらをかぶり、太刀捌きまで披露してくれます。他の追随を許さない、貴重な宴会部長なんです。幸手の星、いや誇りです。

美女2人で宴会が艶やかに

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 男は女に弱い。女は男には弱くない。ただし、イケメンには弱い。でも、今日はほとんどオジさんばかりで、イケメンらしき人は(約1人を除き)見当たりません。綾小路きみまろ風に、「あれから40年!」巻き戻してくれるなら、それなりにイケメンだった人もいるようですが、遠き昔のこととて、今はその面影も、いや見る影もありません。女性にとっては、面白くもおかしくもない宴会だったかもしれません。でも、オジさんにとっては、美女ふたりが参加してくれたので、宴席も大いに艶っぽくなりました。
 ご覧のように、オジサマたち、もう満面の笑みでとっても嬉しそうです。飲むほどに酔うほどに、女性陣もカラオケに興じてくれるようになりました。こうして一ノ割の夜は深々と更けていったのであります。

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