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ブログ/2015-03-18

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那須の乃木温泉ホテルに泊まってきました

3ヶ月ぶりの帰郷

 昨年12月末に帰郷して以来、約3ヶ月振りの帰郷ということになります。私のふるさとは、栃木県西那須野町です。今は、平成の大合併により、那須塩原市となっており、残念ながら西那須野町の町名は消えてしまいました。
 市町村の合併は、国が主導して実施したものですが、私は、基本的にこのような市町村合併には反対です。合併したら強くなれる自治体もあるでしょうが、多くは、行政事務の窓口が遠くなったりで、高齢化を迎えた現在、より不便になることが多いはずです。

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 もちろん、隣の町には鉱物資源が多いとか、大企業が立地しており、自治体の財政状況が格段に違うといった特別の事情がある場合には、合併のメリットもあるでしょう。でも、そういった事情がない限り、合併は特段のメリットをもたらしません。言葉は悪いですが、ボンクラ+ボンクラはボンクラ、いや月並み+月並み=月並みでしかない、というのが私の基本的な考えです。突然変異は滅多に起こらないのです。
 自治体が大きくなれば人口も増え、予算規模も増える。だから合併はいいことだ、と考えるのならば、余りにも短絡的です。人口が増え、予算規模が大きくなれば、その分支出も大きくなるのは物の道理です。
 豊かな財政と観光で潤うシンガポールは、小豆島と同じ程度の面積しかありません。もっと小さなモナコ共和国。面積は僅か2.02平方キロメートルにすぎません。ローマのバチカンに次ぐ小国です。今建築中のTour Odeonというビルのペントハウスは3300平方メートル(1000坪)あり、売値が4億ドル(400億円)とのことです。それでも予約で一杯だというのです。
 要するに、自治体にとって必要なのは、面積ではありません。必要なのは、知恵です。面積が小さい方が、意思統一もしやすいし、小回りも利く。ですから自治体発展のキーワードは「小さな自治体」とも言えるのです。

農作業のための帰郷です

 なんて、ことを言うのが目的ではありません。今回の帰郷は、父から相続した田舎の家の管理と農地を耕すのが目的です。3ヶ月も放置した第一の理由は、寒すぎて農作業ができないということです。冬の

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那須地方は、冬場、奥羽山脈(那須連峰)から吹き降ろす「空っ風」で、猛烈に寒いんです。お隣群馬県の「上州の空っ風」と同じです。
 どこの地方でもそうですが、冬場の風は身に堪えます。とても農作業なんて出来やしません。それに厳冬期に播くような野菜もありません。強いて言えば、麦は栽培可能ですが、毎日早朝に根気よく麦踏みをしなければ、たちまち枯れてしまいます。霜柱によって、麦の根が浮き上がってしまうからです。
 子供の頃、毎朝早く起こされ、麦踏みをさせられた記憶からすれば、とても麦なんて作る気にはなれません。よって、帰郷しても、家の中で身を縮込ませているだけなら、帰る必要もない、ということになるわけです。

新開拓の乃木温泉ホテルに投宿

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 今回は、2泊で行きました。1泊目は自宅で泊まり、2泊目は温泉ホテルに泊まりました。これまで帰郷時の定宿であった「大鷹の湯」は、昨年来、改装工事を行い、再オープン後は大幅に宿泊料金がアップしてしまったため、貧乏人の我々は別の温泉を探したというわけです。
 今回、初めて予約した「乃木温泉ホテル」は、合併前の西那須野町に所在しています。乃木という名称は、言うまでもなく乃木希典の乃木です。乃木将軍は、日本の武士、軍人、教育者ですが、日露戦争における旅順攻囲戦の指揮や明治天皇没後の殉死で国際的にも著名な方です。日露戦争前に当地に農地を求め、夫婦で農業をされていた土地なんですね。没後、地元の人達が故人を偲んで乃木神社を建立したというわけです。

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 このホテルの前の道は、私が高校時代、毎日自転車で通学していた通学路に面しているんです。高校は大田原高校。旧制高校から連綿と続いている伝統校です。でも、男子校ですから、女っ気がなかったのが一番寂しかったですね。
 まあ、そういう親近感もあり、初めて泊まってみようということになったのです。
 投宿予定時刻は、午後5時と通知してありました。ほぼ予定時刻どおりに到着しました。

熱湯の温泉にビックリ仰天

 多くの方がそうだと思いますが、夕食前に、先ずはひと風呂浴びようという気になるものです。御多分に漏れず、私たち老夫婦も6時からの夕食に備え、ひと風呂浴びることになりました。
 予め、インターネットで温泉のことは調べてありました。エレベータで1階に下り、「大浴場」の看板に導かれ、それぞれ男湯と女湯に分かれて入りました。脱衣場でスッポンポンになり、扉を開けました。

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 先客はいません。1番乗りです。「おお、すばらしい。こんなに大きな浴場、最近見たことないぞ」という気分でした。浴槽からは、暖かそうな湯気が立ち上っていました。一応蛇口で体を洗い、さて、入浴です。思い切り足を突っ込みました。「アチチチ!!?何じゃこりゃ?」カチカチ山の狸じゃあるまいに、飛び上がらんばかりに驚きました。猛烈に熱いんです。
 それでも「そんなはずはない。温泉なんだから、何か自分が間違っているのかもしれない」、なんて思いつつ、何度か足を突っ込もうとするものの、熱すぎてどうにもならない。大きな浴場の周りを回って、「どこかぬるいところはないか」と探すものの、どこもかしこも熱すぎてどうにもならない。沼でもあるまいし、ぬるいところがあるはずはありません。

ホテルマンが「今すぐ水を入れます!」

 その時、温泉の管理担当者と覚しき人が入ってきて、「すみません!熱いので水を入れます!露天風呂の方が少し温度が低いかもしれません!」とか叫んですぐに引っ込んで行きました。

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 すぐに水がどばっと出てくるものと期待して、しばらく待っていましたが、なかなか熱水は水になりません。出てくるは熱水ばかりなんです。試みに、何度か足先だけ浸してみるものの、熱くなるのは足先だけ。体全体は、既に水をかぶっているので寒くて仕方がない。
 このまま一度も温泉に入らずに出るのは忍びない。念のため、露天風呂に出てみました。しかし、こちらも同様に熱すぎて、とても入れる代物ではありません。
 再び大浴場に戻り、しばし、思案しました。そして、心臓麻痺の心配をしつつも、何とか体全体を浸してから出ようと意を決し、ソロソロと湯船に全身を浸しました。瞬間、全身がピリピリと痛いほどに熱く、とても我慢ができません。僅か2秒だったと思います。すぐさま飛び出してしまいました。

じわじわと怒りが

 体全体が、熱いやら寒いやら、ピリピリ痛いやらで、中枢神経が混乱しているのが分かります。とにかくこれは一旦退却するしか方法がありません。到着時にフロントで、夕食は6時と決めていましたから、いつまでもここにいるわけにはいかないのです。
 「夕食前に風呂」というのが私の習慣です。しかも今回は、温泉に入れると期待していたのに、それも叶わず、「何のために温泉宿を予約したのか」と思うと、次第に頭に血が上ってきました。

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 2階にあるフロントに行ってみると、女性のフロント係が一人だけ。この人に文句を言うのは気の毒です。「責任者の方を呼んでください」と告げると、「お風呂のことですか?」と聞くではありませんか。そうです、と答えると、電話で呼び出してくれました。後で分かったことですが、女風呂も熱くて全然入れなかったため、妻が風呂から電話で「何とかして」と頼んでいたそうです。
 責任者が出てきたので、顔を見ると、先ほど「今から水をいれます!」と叫んでいた人だったのです。温泉の担当者ではなかったんですね。いや、責任者兼温泉担当者だったんですね。
 頭に血が上っていた私は、思わず「5時に到着することは事前に通知しておいたはず。客が到着するまでに湯温を調整しておくのは、ホテルマンのイロハのイだろう。何をしてるんだ!」と、怒鳴りつけてしまいました。

平身低頭の責任者

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 件の担当者は、平身低頭。「申し訳ありません。本来は湯温は自動調節にしておくんですが、今日は、清掃の際に、うっかりして手動に切り替え、清掃後に自動調節に切り換えることを忘れてしまった」というんですね。つまり、天然の湯温は熱すぎるため、「自動調節」にすることにより、適温になるように調整をするんだそうです。それを「手動式」にしたまま放置していたので、天然の湯温のまま給水されてしまったというわけです。
 普通の温泉は、ぬるいため、加温するところが多いようですが、ここでは適温になるまで湯温を下げる必要があるということですね。逆に言えば、それだけ湯温が高いわけですから、温泉としては、恵まれているということになるのでしょう。

女性風呂も熱湯でした

 私がフロントに苦情を言いに行った帰り、待ち合わせにしていた場所に戻ると、妻が、待っていました。彼女が言うには、女風呂も熱くて入れなかったというんです。
 先客が1人いたとのことです。その人に「風呂に入れましたか?」と聞いたそうです。彼女も「入れませんでした」と言ったので、「自分が間違っているわけではないのだ」と確信し、フロントに電話で苦情を言ったそうです。
 それにしても、その先客、風呂に入れなかったのに、悠然として苦情も言わない。妻は「あの人はホテルの関係者ではないか」なんて言ってました。
 

夕食は10階で

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 夕食は10階とのことで、エレベータで会場に向いました。広い会場に夕食客は我々2人と、ビジネスマンらしき1人客、それに3人連れの客、この3組だけでした。このほかに10人程の座席が用意されており、我々が帰ることになって到着し、やっと活気を取り戻しました。田舎町とはいえ、10階から眺める夜景はなかなかのものがありますね~。東北新幹線も遠景として映えていました。
 翌朝、バイキングの朝食時には、30人くらいの人がいましたから、多分、夕食抜きで宿泊する客が多いんでしょう。或いは、近くに飲食できる店もあるので、そういうところで安直に済ませてしまおうということでしょうか。

温泉は抜群でした

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 私は夕食後に風呂に入るということはめったにありません。消化にも悪いからです。でも、今日は特別です。10時過ぎ、もう湯温の調整も完了しただろうと思い、大浴場に向かいました。
 先客はおらず、またしても貸し切り状態でした。恐る恐る足を踏み入れると、何と、そこは天国、本来の温泉に戻っていました。湯温は全く正常。透明ではありますが、ぬるぬる感があり、泉質の良さを感じさせてくれます。
 試しに露天風呂にも入ってみました。これまた最高、「おお、これぞ温泉!」という雰囲気満載でした。

宿泊代が半額に

 翌朝、フロントで女性に「昨夜は大きな声を出してすみませんでした」とお詫びをしました。すると、昨夜の責任者と称する男性が顔を出し、「宿泊代を半額にさせていただきます」とのこと。

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 大人げなく怒り、その上、半額にしてもらったのでは本当に申し訳なく、恐縮してしまいました。お礼の意味も込めて、売店で、4千円近くの買い物をさせてもらいました。
 責任者のお名前は、田原さんと仰いました。支配人ですね。随分ひどいことを言ってしまいました。申し訳ありません。泉質は最高ですし、浴場も抜群に広いし、露天風呂も立派です。決して5つ星の大鷹の湯に引けをとらないと思います。
 また、フロントの担当者の対応や夕食、朝食の担当の方の接客も申し分ありませんでした。特に、朝食の担当の方の接客は抜群でした。
 まあ、こういう椿事(珍事)はありましたが、すべてに誠意ある対応をして頂いたので、これからは、私どもの定宿にしたいと思っています。田原支配人、そしてフロントの女性の方、これからもよろしくお願いしますね。
 

 
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