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ブログ/2015-12-26

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クリスマスにお呼ばれしてきました

すること何もなし

 高齢者ゆえ、クリスマスイブといっても何もすることなどありません。恋人同士のような甘い話もないし、クリスマスケーキを買ってきて食べるなんてこともありません。そういえば、昔、といっても私の現役のころですが、駅前には洋菓子店がケーキを山のように積み上げ、「らっしゃい、らっしゃい」なんて言って、販売していたものでした。
 でも、今は全くそんな気配はありません。森村誠一じゃありませんが、「お母さん、あのケーキは一体どこに行ってしまったんでしょう」と聞きたい心境です。

画像の説明

 我が家では、モミの木の飾り付けもありませんし、無宗教ですから、お祈りすることもありません。もっとも、本当はお祈りしていることはいくつかあるんです。今、朝のテレビ番組で「あなたの実は・・・を教えてください」なんていうコーナーがあります。私にも人には言えない「実は…」が5つほどあるんですね。全部を教えるわけにはいきませんが、一つだけこっそり教えます。実は、毎日「老後お金で苦労しないようにお願いします」って、祈っているんです。ついでに「1ケ月のお小遣いとして20万円(2万円ではありません)使えますように」って祈っているんです(秘密です)。
 そのほかの願い事は秘密です。巣鴨のとげぬき地蔵に集まる爺さんばあさんは「おむつなどすることのないよう、ピンピンころりとあの世に送ってください」と祈っている人が多いようですが、私は、まだその気になれません。あと20年くらいは、お迎えの方にお待ちいただきたいと思っているからです。

飾り付けがなくなった住宅街

 そういえば、自宅周辺の住宅街、全くと言っても過言じゃないほどに、クリスマスの電飾の飾り付けが見られません。私の住む住宅街でも、10年前までだったら、あちらこちらの家の庭にクリスマスの電飾の飾り付けが見られたものです。ところが今は全くないんです。
 考えてみれば当然ですね。この住宅街、発足当時は、800戸ほどあり、住民はみんなみんな若いお父さんお母さんの世代でした。当然子供も小さい。LEDはありませんでしたが、クリスマスの飾り付けにも熱が入ったものです。
 でも、今は、どこの家も老人夫婦の2人暮らし。その2人さえもいなくなり、高齢者の一人暮らしがあちこちにみられる、という時代になりました。
 子供はいても、サラリーマンかプー太郎。親のすねをかじって生活しているような子供のためにクリスマスの飾り付けもありません。老人の2人暮らしにクリスマスの飾り付けは似合わないんです。

電飾の飾り付けに感激

 そんなことを気の毒に思ったのでしょうか。娘の家からお呼びがかかりました。クリスマス会をするから一緒に食事をしようというんです。

画像の説明

 楽しみのない老人夫婦ですから、いそいそと出かけました。庭にクリスマスの電飾が輝いていました。懐かしいな~と思いながら家に入ると、孫が遊び相手が来たとばかりに風船を膨らませろだの、絵本の塗り絵を一緒にやろうだの、忙しいことこの上なしです。幸い2人のうち一人はすでに小学4年生のため、ゲームソフトにはまりっきりだったため、遊び相手はさせられませんでした。
 食事の前に、恒例により、御覧のように、写真撮影です。私は、サンタさんの役割で、白髭ととんがり帽子、白いまつ毛は自分で白い紙を千切って眉毛にしました。
 そのあとは例によってアルコール漬けの宴となりました。孫2人とともに、老人のクリスマスの夜は深く更けていったのであります。

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