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民進党・山尾志桜里政調会長は辞任すべきです

民進党・山尾志桜里政調会長は辞任すべきです

地球5周分のガソリン代

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 民進党の山尾志桜里政調会長の元秘書が、他人のガソリン代の領収書を使い、地球5周分に相当する経費を不正に請求したとして問題になっています。その額は、2011年に247万2,352円、2012年に429万2,818円に上るとのことです。
 ガソリン代として、これほどの金額が支出できるという額の大きさに、一般の国民はまずビックリポンでしょう。429万円と言えば、民間企業社員の平均年収409万円(44.7歳、勤続11.6年)をも上回る額です。
 これほどの金額がガソリン代に使われていた、しかも、その事実を週刊誌(週刊新潮)にすっぱ抜かれるまで気がつかなかったと言うんですから、そのこと自体、我々庶民感覚との間に大きなズレを感じます。山尾議員はその間の事情を、記者会見で次のように述べています。

このたび、月30万を超えているガソリン代が請求されている23年8月から24年5月までのレシートを調べました。そして、カードの番号と入金情報を照合した。この結果、同じ日に多数のレシートが提出されていたり、追加のチャージの履歴がないので私のスタッフが保有しているカードと無関係と思われるレシートが多数あったりすることが判明しました

 ガソリン代を請求する際のレシートについては、不正に入手されたものだとして、さらに次のようにも述べています。

そしてさらに調べましたところ、セルフスタンドのこのプリペイドカードの発券機というのがございます。そしてこの発券機には不要のレシート入れが備え付けられておりまして、ほかの人が使用した不要のレシートを自由に持ち帰ることができる状態にありました。また、この秘書は事務所の会計実務を当時担当しておりましたので、レシートによってガソリン代を請求し、事務所の現金からこれを支出することも可能な状態でありました。

経理担当の秘書だったのでは?

 この秘書が券売機に残された不要のレシートを集めてきたことが事実だとして、同日付のレシートを何枚も提出すれば、それを受け取る秘書と、更にレシートを糊付けする秘書がいたはずです。レシートを受け取った秘書は現金を支給するわけですから、当然その不自然さに気づいたはずです。また、レシートを糊付けする秘書も、日付ごとに張り付けるわけですから、その不自然さにすぐに気づくはずです。

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 これら複数の秘書は、不正行為について気づかないはずはありません。それが不自然なく行われたということは、現金を交付する秘書と糊付けをする秘書は同一人物、つまり、不正を行った秘書が直接の会計担当だったということになります。そのことは、山尾議員の発言でも裏付けられています。
 一般的に、議員にとって、会計を担当させる秘書は、最も信頼の厚い秘書でなければなりません。なぜならば、議員にとって、公職選挙法など、政治資金の管理はすぐに刑事事件になりうる重要な内容が満載されている分野だからです。田中角栄以来、いや、角栄以前からも、「政治と金」は、政治家の死命を制する重要テーマなのです。
 この間の事情を、山尾議員は、次のように釈明しています。

そこでもう少し詳細ということで、月別に調べていただいたところ、月に30万円を超えたのは、平成23年の8月から、平成24年の5月、この期間だけでありました。この期間は、私の事務所に在籍をしておりました、ある秘書の在職期間とほぼ合致をしているということも分かりました。

 山尾議員はこの会見の中で「秘書の在籍した期間は平成23年3月から24年の7月までだった、とはっきり述べています。つまり採用してから5ヶ月後に、この秘書は、このような不正を重ねていたということになります。採用後5ヶ月以内に、会計責任者に任命し、その秘書が不正を働いていた。
 これが事実だとすれば、山尾議員は国会議員になる資格はないかもしれません。人間を観察する能力が全くない、ということになるからです。採用してすぐに会計を担当させてみた。そしたらその秘書が悪事を働いていたことが後になって分かった、なんてふざけるなという世界です。
 しかも、その秘書とは辞めてから一度も連絡を取っていない、と言うんです。仮にもこの秘書は、全額を国費で賄われていた「公設秘書」だったんです。身分は国家公務員特別職です。その公設秘書が僅か1年4ヶ月で辞め、その後、一切連絡を取っていない。どこにいるかも分からない、所在不明だというんです。いきなりホームレスになったわけでもないんでしょうから、その気になれば、いくらでも探せるはずです。それとも所在がわかったら、真実を暴露されることが怖いのでしょうか。

秘書の犯罪は議員の犯罪!と追及したのは誰か

 山尾議員は、例の甘利大臣を追及する際に舌鋒鋭く、辞任を迫った張本人です。「秘書がやった行為について本人が責任を免れるわけではない!」まさにその通りです。さすが元検事だけのことはあります。

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 国会議員なんですから、自分が言ったことには責任を持ちましょう。自分が追及するときは、舌鋒鋭く、居丈高になり、正義感溢れる態度で追及した以上、「秘書のやった行為でも内容が違う」だなんて、そんな言い訳が通用すると本気で思っているのでしょうか。
 野党議員に共通するのは、「追及するときは居丈高になるが、同じことを追及されると必ず言い訳をして居座る」これが野党、特に旧民主党の変わらぬ体質です。
 言い訳は役人の得意技で、いくらでもできるんです。甘利議員の場合は、秘書が議員に隠れ、虎の威を借りて口利きをしていたとういうことです。こういう口利きというのは、いわば議員秘書の日常業務のような部分があります。交通事故のもみ消しやら公営住宅入居への優先入居のあっせんなど、秘書が議員の虎の威を借りて口利きをするのは、いわばルーチン業務といっても過言ではありません。そんなことをいちいち議員が自分でやっていたのでは、いくら時間があっても足りません。しかし、放置すれば票にはなりません。要するに、票につながるダークな部分、グレーゾーンを秘書が代行しているんです。小沢ガールズと言われた山尾議員なら、小沢大先生から、どぶ板選挙のやり方と政治資金の管理のことは「いの一番」に教えられたはずです。
 今回のガソリン代の不正支出問題は、お金の管理をきちんとしていれば、忙しい議員と言えども見抜けたはずです。それとも、ガソリン代年間429万円なんて、吹けば飛ぶようなチョロイ金額だったとでも言うのでしょうか。最大野党の政調会長になるくらいの大物議員ですから、その程度の金額は、眼中にない程度の小金だったのかもしれません。
 山尾議員は、「ガソリン代に政党交付金は使っていません」なんて弁明もしていますが、それもおかしいですよ。政党交付金をもらうときに、赤か黄の色を塗って、もらっているんですか。お金に色がついていたら使えないんです。政党交付金は議員活動全体に交付しているんですから、「この部分については政党交付金を使っていません」なんて、言えるはずがありません。見苦しい子供だましのセリフは止めましょう。

後援組織「さくら塾」について

 山尾議員の後援会組織「さくら塾」について、山尾議員は、次のように釈明しています。

「さくら塾」の活動ということで、ご指摘を受けたのですが、さくら塾について週刊誌報道では私、山尾が運営している団体であるというようなご指摘がございましたが、そのようなことはありません。さくら塾は私を支持してくださる方が自主的に組織をしている団体で、さくら塾の運営は独自の運営委員会が行っていて、会計は全て会員から会費でまかなっていると承知しています。さくら塾の会費、そして支出を経理する帳簿や通帳も独自に管理されていると承知しています。またご指摘のありましたバス旅行もさくら塾が独自に企画、運営されたものと承知しています。私自身も旅行代金、5,000円を払って参加をしております。民主党愛知県第7区総支部や「桜友会」が政治団体の活動として行ったものではありませんので、政治団体の収支に記載すべきものとは考えていません。

 国会議員は、逃げが上手ですから、山尾議員がこの団体を、直接、運営しているということはないでしょう。後援者が勝手に後援組織を作り、勝手に活動している。表面上は、そのような体裁を取り繕っているはずです。
 問題は、その実態、本質です。大事なのは、会の運営費はどのように賄われているのか、諸行事を行う際に秘書がどのような役回りを演じているのか、ということです。
 この点について、山尾議員は、次のように述べています。

平成24年に桜友会に1,000万円の限度額を超える金額を寄付したというご指摘について、本来は1,000万円を超える224万円を貸し付けとして処理すべきところ、手違いで寄付と記載しておりましたので、224万につきましては私からの貸し付けとして、これも訂正をいたしました。今後このような手違いを起こさないように事務体制をしっかりと整えてまいりたいと思っています。

 山尾志桜里議員の「桜」を冠した後援会組織に寄付限度額を超える1,224万円を寄付したこと自体、すでにこの組織の実態が、実質的に「山尾議員が運営している団体」と言っても過言ではないでしょう。支援者が勝手に作った組織に、年間1千万円以上の寄付をするなどということがあるのでしょうか。一方で、年間400万円以上にも上るガソリン代を支払い、他方で自分の支援組織に寄付限度額を超える1,224万も支払う資金力。さすが民進党の政調会長、小沢ガールズの面目躍如です。その金回りの良さに感服します。

きちんと責任を取ってこそ将来がある

 いずれにしろ、山尾議員は、この際きちんと責任をとるべきです。議員辞職まではしなくとも、少なくとも政調会長など党の役職をすべて辞任し、無役に戻るべきです。それが甘利大臣を追求し、辞任に追い込んだ議員としての節度というものです。
 他人の行為に対してのみ舌鋒鋭く、自分のことになると汗タラタラというのでは、国民の信頼は得られません。山尾議員の記者会見で、首筋から流れる汗は、自分がいかに苦しい弁明をしているかの証左でもありました。

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 そもそも旧民主党や民進党が国民の信頼を得られないのは、「言行不一致」だからなのです。それまで言っていたことが、政権を取ったらすべて反故にされたという国民の恨みは深いんです。
 私も、その当時、民主党に期待を込め、一票を投じ政権奪取にささやかな貢献をしました。しかし、やることなすこと、期待はすべて裏切られました。その内容は、ここで縷々述べるつもりはありませんが、3年3か月に及ぶ政権の座にある間、この党の体質が、パフォーマンスの党、傲慢不遜の党、四分五裂のまとまりのない党、国民の生命財産を本気で守る気概のない党、であることが分かってしまったのです。
 そして、今度また野党に戻ったら、再び、居丈高になり、ひたすら与党を非難、攻撃するばかり。けたぐり、足払い、発言の片言隻句をとらえた個人攻撃のオンパレード。国民の生命・財産をどのようにして守るのか、国防に対する現実的対策が見られません。そして山尾議員にみられるように、身に降りかかる火の粉は、払うばかりで、決して責任を取ろうとしない。
 今回の山尾議員の秘書の不正。この程度のことは他の議員だって、突つけば皆大同小異、なんてことは百も承知です。でも、自分が声を張り上げて一国の大臣、しかもTPP担当という要職にある閣僚を、交渉の大事な時期に辞任にまで追い込んだ張本人です。「秘書がやった行為について本人が責任を免れるわけではない」、この自分自身が発した言葉を、きちんと履行していただきたい。そうでなければ、今後、いくら偉そうに自民党を追求しても、「自分も責任をとれ」というヤジに苦しむことになるでしょう。その程度のことは、東大法学部卒、元検事なら、百も承知でしょう。そうでなければ、この輝かしい経歴に傷がつきますぞ。
私の言っていること、おかしいですか?

小沢の見立てた青いキジ、キジも泣かずば撃たれまい、カア~(よまよいころう)

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