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小室哲哉氏を放擲するマスコミの傲慢

小室哲哉氏を放擲するマスコミの傲慢

マスコミに潰された小室氏

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 音楽プロューサーの小室哲哉氏(59歳)が引退するとの報道がありました。後期高齢者になる私の年齢からすれば、彼の音楽との縁はほとんどありません。なぜなら私は、「ど演歌派」ですから、彼の作る音楽にはトンと縁がないからです。ですから、彼が引退しようがしまいが、私には関係がありません。でも、彼が作曲家として安室奈美恵さんの曲を作っていた超有名人であるとか、その程度の知識はあります。作曲家としてのシングル総売り上げは、7,184万枚で筒美京平氏に次いで歴代2位とのことです。
 その彼に、引退を決意させた理由は何か。週刊文春で報じられた「浮気」だそうです。またか・・というのが私の第一印象です。私は、決して浮気を肯定するものではありません。が、マスコミは、どうしてこうも浮気報道に熱を上げるのでしょうか。確かに夫婦間においては、浮気は、大事な家庭問題です。でも、第三者にとって、人様の家の浮気問題なんて、所詮、「他人事」でしかありません。それなのに、週刊誌やテレビは、有名人に関しては、他人事である浮気問題を、大々的に取り上げ騒ぎ立てます。
 確かに週刊誌というのは、芸能人のゴシップ記事を面白おかしく誇張して取り上げるのが仕事ですから、仕方がない、という一面はあります。芸能人にも、そういう週刊誌をうまく利用して有名になる、という人もいるようですから、ある意味で持ちつ持たれつの関係にあるとも言えます。ですから、週刊誌に対しては、「他人の家に踏み込むな」なんて言うつもりはありません。
 でも、テレビはちょっと違うと思います。テレビは、電波という公器を使っています。電波は、使用できる周波数が限られた国民の共有財産です。しかも、週刊誌の影響力とテレビの影響力では圧倒的に違います。そのテレビが、朝から晩まで、週刊誌の後追いをして、こういう高名な作曲家を追い詰めるという構図は、私には耐えがたく映ります。なぜそこまでする必要があるのか、と思うからです。

浮気心は人間の本能

 人間である以上、男も女も、若い時分には、浮気心の一度や二度あるのが普通なのではないでしょうか。そういう気持ちを抱いたことのない石部健吉のような堅物がいないわけではありませんが、少数派のはずです(多分)。特に、縄文の昔から、男は外に出て狩りをする動物。女は留守を守り子供を育てる動物。良いとか悪いとかの問題ではなく、私達たちの遺伝子には、太古の昔から、そのようなDNAが刻み込まれているのです。
 現在のような倫理観、価値観はせいぜい明治以降に醸成されたものではないでしょうか。江戸時代の大奥の歴史を現在の価値観で断罪することはできません。現在の価値観だって、僅か100年後には、どう変わっているのか分からないのです。人間の価値観、倫理観というのは、時代の流れに応じて変わっていくものだからです。

浮気の障害

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 普通の人は、実際に浮気にまで至るケースは、それほど多くはないでしょう。なぜか、その理由は、おおよそ次の3つの障害があるからです。①浮気にかけるお金がない、②時間的余裕がない、又は配偶者の監視の目が厳しい、③配偶者や職場にばれたら困る。
 最近では、このほかに、GPS機能付きのスマホを持たされ、常に妻に居場所を監視されている、なんて夫もいると聞きます。時代も随分変わったものです。
 いずれにしろ、お金に一切不自由せず、時間も十分にあり、妻に監視されていないという前提があるなら、浮気をしたりするのは、普通の人でも十分にありうることです。小室哲哉氏の場合、有り余るお金はあったはずです。しかし、②と③の条件が厳しかった。特に、マスコミの監視の目が一番厳しかったということかもしれません。

日本の社会はうるさ過ぎないか

 政治家には高い理性と倫理観が求められます。選良だからです。事務所費も秘書代も交通費も文書通信費でさえ国民が負担しています。ですから、ある程度、社会から「監視」されるのはやむを得ないと思います。
 しかし、小室氏は、作詞、作曲、プロデューサーを行う個人営業主です。いわば表舞台の芸能人を演出する陰の役回りの人間です。ヒット曲が多いなどの事情から、有名人ではありますが、本来、表舞台に立つ芸能人ではありません。このような立場の人間を、プライベートな問題で非難し、社会的に抹殺するというのはいかがなものでしょうか。
 このような例は枚挙にいとまがありません。最近違和感を感じたのは、「五体不自由」という著書で有名になった乙武洋匡氏の例です。彼は、生まれつき両手両足がなく、それでも学生時代の友人と恋仲になり結婚し、3人の子をもうけました。
 その彼が、浮気をしたというので、文字通り袋叩きにされ、結局、離婚にまで追い込まれてしまいました。中学校教師という地位も失ったかもしれません。当時のマスコミの報道によれば奥様は、確か「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端がある」というようなことを仰っていました。

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 五体不自由であろうと何だろうと、「浮気は怪しからん」という我々健常者の価値観で一刀両断、断罪してよいものでしょうか。私は、大いに疑問を感じていました。
 最近では、三遊亭圓楽師匠や桂文枝師匠など、落語や漫才をする芸能人にも、同じ価値観を強要するようになりました。落語家や漫才師は、浮気を含め、森羅万象、社会に起こるあらゆるよしなしごとを経験することによって、自分の芸を磨くものとされています。「芸の肥やし」です。今は、芸の肥やしにしようとしても、一般人と同じ基準で判断されてしまうので、さぞかしやりにくいのではないでしょうか。
 このように、すべての職業の人に対して、全く同じ価値観を強要する今のマスコミの報道姿勢に、強い違和感を覚えるのは私だけでしょうか。これでは、日本の伝統芸能さえも、衰退することは間違いありません。
小室哲哉さん、マスコミのことなど気にせず、再度、表舞台に戻ってきてください。ど演歌しか知らない私も陰ながら応援しています。(H30・1・21記)



<後日記>

 私は「辛坊治郎メールマガジン」を有料で購入しています。そのメールマガジン359号に、つぎのような記事が載っていました。参考までに、その一部をここで転載させていただきます。ほんの一部ですから、マガジン社にご迷惑をかけることはないでしょう。

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辛坊治郎メールマガジン(一部転載)

 私は前にどこかで書きましたが、ベッキーの件が象徴的ですが、政治家や高級官僚などの「税金で飯を食っている人」ではない「ただの有名人」が、犯罪で無い異性関係について報じられるいわれはないと思います。名誉棄損やプライバシー侵害にならないために、この種の報道には「公益性」が法的に必要ですが、ベッキーや小室哲哉の異性関係に「公益性」はそもそもありません。「小室さんの奥さんの気持ちを考えると」なんて文春報道の肩を持つアホがいますが、小室さんの奥さんの心を傷つけたのは小室さんじゃなくて、クソ文春ですからね。

 「オタクのダンナ、浮気してるわよ」と親切を装って他家の幸せを壊そうとする「おせっかいババア」が巷にいますが、クソ文春は正にこの「おせっかいババア」で、このババアと一緒なって騒ぐ「ざ~ますババア」が、「奥さんの気持ちを」なんていうテレビ出演者達です。 

 因みに、「クソ文春」とは、言うまでもなく、週刊文春のことです。辛坊氏は、北太平洋上でヨットの沈没事故を起こし、海上自衛隊のUS2部隊に救助された件についても、次のように、週間文春を厳しく断罪しています。

「ネット上では、「24時間テレビのイベントの一環の航海で、放送日に間に合うように不完全な準備で急いで出発したために事故が起きた」なんて憶測が氾濫していたんですが、24時間テレビとも、日本テレビとも一切関係の無いイベントだったこと、準備には十分時間をかけていたことなどを相当丁寧に説明したんです。ところが、週刊文春に掲載された記事は徹頭徹尾嘘ばかりでした。
ほとんどネット上のデマを活字にしたような記事で、これでは直接当事者(=私)に取材した意味がありません。これには心底呆れました。その時私は確信したんです。「文春の記事は信じられない」って。

皆さん、改めて警告します。文春の記事の信頼性は極めて低いです。この週刊誌に記事を書いているライターも読者も、この酷い報道の共犯だと是非認識しておいてください。

 私も、週刊誌は一切読みません。余りにも信頼性が低く低俗だからです。あ、週刊誌だけでなく、テレビも新聞も虚偽、捏造報道が多いですから、最近はすっかり斜に構えて見たり読むようになりました。
 その中でも、「月刊Hanada」、これは内容の濃い、いい雑誌ですね~。毎号書店に出向いて購入していますが、この本だけは信頼できます。日本人の多くがこういう雑誌を読むようになれば、日本も、もっともっと良い方向に進んで行くのではないでしょうか。(後日記のみH30・1・26記)

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