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「桜を見る会」またまた朝日やテレビが切り取り報道

「桜を見る会」またまた朝日やテレビが切り取り報道

追及本部に格上げし8班で編成

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 国会や地上波テレビで、「桜を見る会」に関する報道が、飽くことなく取り上げられています。特に野党は、追及チームを「追及本部」に格上げし、その本部には70人を超える国会議員が参加したというんです。しかもその追及本部、「山口・下関ルート」「ホテルルート」「『桜を見る会』調査(招待者・予算・セキュリティー)」「昭恵夫人ルート」「名簿調査(名簿作成・廃棄過程)」「ネット調査」「リアルメディア調査」「法務」の8班に分かれ、各班が現地調査など詳細な調査をするんだそうです。まるで国家の重大事が発生したかのような大騒ぎです。
 私の認識では、国家の重大事というのは、外国勢力によって国土を侵犯された、あるいは日本向けのミサイルが発射された、というレベルのことをいうものです。毎年、恒例行事として行われているお花見会、しかもその予算額が総額で5,500万円、招待客一人当たりにすれば約3,000円です。5,500万円という金額は、国家予算100兆円の0.00005%に相当します。そもそもこのレベルのことが、連日、国会で大問題にすべきことなのでしょうか。問題にするならば、せっかく8班も編成したというんですから、民主党政権時、つまりバカ殿、いや、鳩山由紀夫政権の時との比較も是非行ってほしいと思います。民主党政権時には、いかに清廉潔白に実施していたか、との対比です。そうすれば、国民も納得するでしょう。

またまた野党・マスコミ得意の切り取りも

 当初、野党は、ホテルニューオータニでそんなに安い金額で出来るはずがない、などと息巻いていました。しかし、安住淳国対委員長も同ホテルでもっと低額で政治資金パーティを開いていたことなどがバレ、今度は、反社会的勢力を招待したことが怪しからん、などと騒いでいます。具体的には、マルチ商法で問題になったジャパンライフの山口隆祥社長に招待状を出していた、ということを問題視しているのです。
 テレビなどを見ていると、この招待状の写真が大きくクローズアップされています。つまり、このような社長に招待状を出したのは怪しからん、というわけです。招待状の番号が「60」だったから、安倍総理の招待したものだ、というわけです。しかし、60の番号は、「総理、長官等」の推薦枠とされているんですから、総理に限定されるわけではないはずです。総理以外の「長官等」が招待した可能性の方が高い、と考えるのが常識的な判断なのではないでしょうか。そうではなく総理が直接招待したというなら、きちんとその証拠を示すのが筋ではないでしょうか。
 私は、このような報道がなされると、常に「本当か!?」と疑う癖があります。今の野党や地上波テレビというものを、全く信用していないからです。
 今回も、この追及には裏がありそうだと思って調べてみました。疑問に思った理由の一つは、フェイクニュースとして有名なニューステーションで、コメンテーターの後藤健次氏が、この招待状の件に関しては、まったくと言ってよいほど発言をしなかったからです。コメントを野村修也中央大学法科大学院教授に任せていたからです。
 そこで調べてみました。報道に登場する招待状の写真は、一体どこから入手したのか、ということです。すると、その出所は、ジャパンライフの広告パンフ(チラシ)の中から引用したものだったのです。その実物とみられるものは、次の通りです。

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 このチラシを見ればわかるように、野党やマスコミが掲げているのは、このチラシの上半分を切り取ったものです。では、下半分には、何が載っていたのか。写真で分かるように、自民党の二階幹事長やTBS『ひるおび!』などテレビでおなじみの田崎史郎・時事通信社解説委員(肩書きはすべて当時)や、島田敏男・NHK解説副委員長、また芹川洋一・日本経済新聞社論説主幹などの名前があげられています。
 このあたりのメンバーは何となく理解できますが、このチラシには、安倍首相の“メシ友”だけではなく、何と、元読売新聞社東京本社編集局長の浅海保氏、元朝日新聞政治部長の橘優氏、毎日新聞社の岸井成格・特別編集委員と倉重篤郎・専門編集委員、更に『報道ステーション』コメンテーターでもある後藤謙次・元共同通信社編集局長までも名前を連ねているのです。後藤健次氏の辛口コメントが鳴りを潜めていた理由がこれで分かりました。
 つまり、野党と一緒になって、政権批判をしているものの、後藤氏は、裏では、こういった反社会的勢力とつながりを持っていたということです。

チラシの真実性は不明

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 私は、このチラシに掲載された人たちが、本当にここに記載されたように、朝日や毎日、日経、NHKの重鎮たちが毎月、帝国ホテルで情報交換会を開いていたと決めつけるつもりはありません。マルチ商法をするような人物は品性下劣ですから、宣伝のためなら、こんなチラシを作成することくらい朝飯前でしょう。野党やメディアもそのように反論するでしょう。ならば、なぜ、このチラシに掲載された安倍総理に関する部分だけが信ぴょう性がある、と断言できるのでしょうか。
 新聞社やNHKがそんな情報交換会など開いていないというなら、同じく安倍総理の側にも、このチラシのような事実はありません、という権利があるはずです。
 嘗て、森友学園騒動の時、同学園が発行したパンフレットの中に、天皇皇后両陛下が同学園を視察された、なんていう画像が掲載されていました。宮内庁は言下にこれを否定しました。野党やマスコミも、詐欺師というものは、こういうものだということを知っているはずです。なのに、その当時、野党は安倍下ろしのため、この詐欺師が収監された刑務所まで面会に行って、有利な情報を引き出そうとさえしました。

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 今回のジャパンライフの山口社長もマルチ商法で逮捕された位ですから、典型的な詐欺師といってもよいでしょう。しかし、人間は誰しも詐欺師には弱いものです。善良な人間であればあるほど、騙されやすいといってもよいでしょう。詐欺師に騙された時、騙した方が悪いのか、騙された方が悪いのか。言うまでもありません。騙した方がはるかに悪いのです。
 このチラシに書かれていることが出鱈目だというなら、これを基にした攻撃は控えるべきです。このチラシが事実だというなら、反社会的な勢力と毎月付き合ったとされる朝日新聞や毎日新聞、日経新聞、それにNHKの該当者はきちんと事情を説明する責任があります。だってこのチラシには、「山口会長主催で毎月このメンバーで毎月帝国ホテルで情報交換会を行っています」と書いてあるんです。反社の人を招待したと大げさに騒ぐなら、その反社の人と毎月高級ホテルで情報交換をしていたマスコミ人の方が、より多く非難されるべきでしょう。
 亡くなった岸井成格氏は別におくとして、存命中のマスコミ人は、百万人単位の視聴者を前に、たいそう立派に解説をなさっているんですから、その責任は重いというべきです。特に、後藤健次氏などは、きちんと説明する必要があります。

マスコミは襟を正せ

 毎度のことですが、どうして野党やマスコミは、今回のように、一部だけを切り取って報道をするのでしょうか。これまで何度も同じ手法を使い、その都度、YOUTUBEなどで事実を暴露され、恥をかいてきました。今回もまたまた宣伝パンフの一部(上半分)を取り上げ、それ以外の不都合な部分(下半分)は、知らぬ顔の半兵衛を決め込みました。
 私たちは、すでにこうしたマスコミの欺瞞性を見抜いています。今、地上波と言われるテレビの視聴率はガタ落ち、新聞の購読者数も年々減少しています。その原因はなぜか。この業界に携わる人たちは、真剣に考えたことがあるのでしょうか。
 テレビを見れば、くだらないあるいはどうでもいい旅番組、食べ物番組、芸能人のバカ笑い番組、それにスキャンダル番組のオンパレード。数少ない報道番組を見れば、ニュースステーションやTBSサンデーモーニングなど、野党と結託したかのような偏向かつ皮相的番組ばかり。新聞となると、朝日、毎日、東京など、中国や韓国の新聞かと見まがうような偏向記事ばかり。読者が離れるのは当然です。金を払って嘘を教えられてはたまらない、からです。
 私たち視聴者、読者は、事実をきちんと伝えてもらえばいいのです。チラシの一部を切り取ったような、捏造記事など読みたくも見たくもないのです。報道というなら、なぜ堂々と、「野党の追及している問題意識は、重箱の隅をツツいている軽薄なもの、国家の大局に関わるものではない。100兆円の国家予算の審議にふさわしい議論をせよ。」と叱り飛ばさないのでしょうか。

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 こんな愚劣な国会論争をしている間に、中国と韓国は密かに軍事協定を結んでしまいました。もはや韓国は我々の仲間ではありません(元々反日教育をしているんですから仲間ではありませんでしたが)。38度線が対馬海峡まで下りてくることが明白になったのです。そんな報道、テレビも新聞も報じていないではありませんか。香港やチベット、ウイグルの住民の苦しみになぜ寄り添おうとしないのでしょうか。こうしている間に、北朝鮮は核開発を進め、攻撃用ミサイルの開発に邁進しています。中国も、尖閣や沖縄、それにアイヌを出汁にして、北海道にも狙いを定めています。南シナ海も、米軍がフィリッピンのスービック基地を撤退したのを機に、猛烈に軍事基地化を進め、日本の油送ルートであるシーレーンは危機的状況にあります。日本のエネルギー政策について、なぜ国会で本格的な議論をしないのでしょうか。
 言いたいことは山ほどあります。しかし、今の野党に言っても何の役にも立たないので止めます。桜を見る会の問題、本当にいい加減にしてほしいものです。私たちは、野党に対して、「税金返せ!」と叫ばなければなりません。野党第一党の立憲民主党の党首、枝野幸男のような愚劣な議員を送り出してしまった埼玉県民として、心からお詫びを申し上げます。

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