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クルーズ船乗客は即時全員解放すべきではないか

クルーズ船乗客は即時全員解放すべきではないか

カンボジア政府の対応に驚愕

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 豪華客船ダイアモンドプリンセス号の乗員・乗客3,700人ほどが下船できず、横浜港で足止めを食っています。
 他方、カンボジアでは、新型コロナウイルスに感染した疑いのある乗客がいるとして、日本などが入港を認めなかったクルーズ船「ウエステルダム」は、入港が認められ、2月14日、全員が下船を認められました。乗客たちは、カンボジア南部の港に着岸後、フン・セン首相の出迎えを受け、それぞれ国内に、あるいは母国へと帰って行ったというのです。しかも、出迎えたフン・セン首相、「どうぞ自由に国内を観光するなり、お国に帰るなり自由になさってください」というような挨拶をし、乗客たちと握手までしたというのです。
 日本とは対応の仕方が真逆で、頭が混乱してしまいました。多くの日本人もそう思ったはずです。私は、最初、このニュースを聞いた時、カンボジアは、親中国であり、中国への配慮、忖度からこのような対応をしたのではないか、と疑いました。

カンボジア政府の対応が正解なのでは

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 こうした真逆の対応が生じ、頭が混乱しているさなか、YOUTUBEで「松田政策研究所」の対談を見ました。Youtubeの情報は玉石混交ですが、取捨選択することができます。真実にたどり着くことができる情報もたくさんあるのです。地上波テレビのように、金太郎あめのような同質内容でなく、さまざまな情報の宝庫になっています。
 この松田政策研究所の対談も、得るところの多い番組です。本日2月14日、視聴した時のゲストは元東大医科学研究所特任教授で現在、医療ガバナンス研究所の理事長で医師でもある上昌広(右上の図では上昌弘となっていますが誤りのようです)という方でした。
 同氏の説明を聞いているうちに、この問題の本質が次第に理解できるようになり、この感染症に対する恐怖心などが薄らいでいくのが分かりました。極めて説得力のある説明だったのです。
 同氏の説明の概要は、次のようなものでした。

上昌広医師の発言要旨

・日本では毎年インフルエンザで1万人から2万人が亡くなっている。
・このコロナウイルスは感染力は強いが、致死率はそれほど高くはない。つまり、ほぼ通常のインフルエンザレベルと同等の致死率である。
・よって、感染した場合には、インフルエンザと同様、自宅で安静にして療養に努めるべきである。
・検査キッドはスイスの製薬大手ロッシュが、僅か数日で開発しており、お金を出せば、いくらでもそれを入手可能である。検査は検体を送付して、翌日には結果が判明する。しかし、これを購入してもマンパワーが足りないので、検査体制を整備しないと追いつかないかもしれない。
・すでに国内に感染者が蔓延しているとみられるので、ダイヤモンドプリンセス号の乗員乗客を船内に隔離することに意味はない。即時解放すべきである。

 このような説明を聞いているうちに、なるほど世界の常識からすれば全員解放が正解なのだ、ということに納得感があります。特に、本日、2月14日現在、国内で既に200人に迫る感染者が確認されているのに、死者は一人だけです。つまり、致死率は、0.5%です。

▶▶▶松田政策研究所の対談(ゲスト:上昌広氏)

インフルエンザの致死率

 ならば通常のインフルエンザの死亡率はどれくらいになるのでしょうか。年齢層別に違いはありますが、国立感染症研究所が調べた全年齢の死亡率(調査期間2009年7月26日~2010年3月16日)は0.16という数字が示されています。
 もっとも、1918年(大正7年)の11月に全国的な流行となったインフルエンザでは、1921年7月までの3年間で、人口の約半数(2,380万人)が罹患し、38万8,727人が死亡したと報告されていますから、致死率は1.59だったということになります。新型のウイルスの場合は、抗体もありませんし、ワクチンもありません。そのため致死率は高くなりますが、2年目以降は抗体もでき、ワクチンの開発も進みますから死亡者も少なくなります。
 阪大病院ICTの報告書をみると、季節性インフルエンザで推定されている平均0.1%なんていう数字も示されています。
 いずれにしろ、現段階では、患者の母数が少ないので、どれくらいの致死率になるのか分かりませんが、上記の上昌広医師の言うように、すでに国内に患者が蔓延してしまっている現状においては、クルーズ船の乗員乗客を上陸させず、洋上に留めおく意味はほとんどないといってもよいでしょう。

▶▶▶私は立ち上がって声を上げる! 武漢市民の叫び(この動画の拡散を希望します)

武漢は特殊例

 中国武漢市における惨状は、極めて特殊事例とみてよいのではないでしょうか。普通の国ではありえない事態です。新型ウイルスの急速な蔓延と大都市の封鎖は、民主主義国では考えられません。このような事態に立ち至ったのは、言論の自由がなく、すべてを隠蔽しようとする強権国家ならではの出来事と言ってよいのではないでしょうか。

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 昨年12月30日に「SARSのような疾患がある」と告発していた医師の李文亮氏が2月7日未明、新型コロナウイルスのため武漢中央病院で亡くなりました。発表によると、同病院の眼科医だった同氏は、コロナウイルス流行への対応に当たる中で自身も感染したのです。
 告発時、武漢当局は、「噂をまき散らした」として同氏を含め、8人の医師を捜査対象にし、1月3日には訓戒処分を受けています。つまり、隠蔽のため、口封じをしたのです。
 日本でも、この新型コロナのニュースがNHKで報じられた時、中国政府は、これを遮断しました。NHKニュースは中国でも受信可能なようで、このニュースになったとたんに遮断され、突如画面が真っ黒になったのです。このような隠ぺい体質が、今の武漢の不幸をもたらしたと言ってよいでしょう。
 隠蔽するから、事情の分からない市民が平常通り活動し、次第に感染者が増え病院に患者が集中し、かえって感染を拡大させてしまったのです。パニック状態になった病院は、有効な手立てがなく、対症療法にならざるを得なかったのでしょう。文字通り「医療崩壊」です。中国共産党は、隠蔽しようとして逆に世界中に拡散させてしまった。中国という国家の強権・隠ぺい体質が招いた自業自得の結果ということができます。
 亡くなった李文亮氏は、当局の圧力にかかわらず、次のような言葉を残していました。
 

亡くなった李文亮氏のことば

私は健全な社会は、たった一つの声にすべきではないと思う

 「たった一つの声」とは、言うまでもなく、「共産党の声だけ」しか聞こえない社会ということです。自由な言論空間のない、共産党独裁による強権抑圧国家に対する怨嗟の叫び、と言うべきでしょう。近い将来、彼と同じ思いを抱く多くの人々によって、彼の思いが実現できる日が来るような気がしてなりません。
 中国政府は、李文亮氏の死去に関する記事をすべて削除したほか、「まだ存命で治療中である」との報道を流しています。この春その国のトップを、日本は「国賓」としてご招待し、天皇と握手をさせるするのです。狂気の日本、と言わずして何と表現すればよいのでしょうか。(R2・2・15記)

▶▶▶ジャーナリスト陳秋実氏の武漢からの動画(和訳付き)
▶▶▶陳秋実さんの武漢から真実を伝える現地報告【和訳付き】
▶▶▶中国当局から隔離という名のもとに行方不明になってしまう。なぜ中国は真実を隠すんだ!
▶▶▶武漢・広州市内の様子。日本では考えられない衝撃映像をどうぞ

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