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唖然茫然、二階幹事長がインド太平洋議連会長とは!!

唖然茫然、二階幹事長がインド太平洋議連会長とは!!

悪い冗談では済まない

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 無法国家中国を封じ込めるための「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想を推進する議員連盟」の会長に二階幹事長、最高顧問に安倍晋三前総理が就任する,という。悪い冗談かと思いましたが、どうも本当のようです。二階幹事長と言えば、親中派バリバリ、いやコテコテの親中派議員です。その議員を中国封じ込めの議連の会長に据える。冗談も休み休み言え、と言うしかありません。
 猫にカツオ節の番をさせ、泥棒に警棒とピストルを持たせて警備させるような、ありえない違和感があります。一体、その意図は何なのでしょうか。

反中勢力の抑え込みか

 常識的に考えれば、最もありえない陣立てです。こんな非常識な陣立てを考えたのは誰か。おそらく二階本人と言うよりは、取り巻きの中に悪知恵の働く者がいて、この議連の会長に二階幹事長を据えることを画策したものと思われます。この悪だくみとは、次のようなものです。
① 二階幹事長が睨みを利かせれば、反中派議員が中国封じ込めのための行動をしにくくなる
② 反中派議員たちは、この議連に参加を呼びかけられれば、建前上断りにくい
③ 議連が立ち上がった後は、さまざまな理由をつけて、実質的にこの議連の活動を低下させることができる

 要するに、こういうことです。孫子の兵法、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の譬えを地でいったものです。この悪だくみを構想したのは、多分、二階幹事長がマスコミに晒されるとき、いつも背後霊のように付きまとっている、側近の林幹雄幹事長代理か野田聖子議員あたりではないでしょうか。

甘利税調会長も疑問を呈する

 我々国民の目線で見れば、二階幹事長は、お金の匂いのするところには必ず顔を出す守銭奴の印象しかありません。こんな親中かつ守銭奴のような人物に「中国封じ込め」の議連会長など勤まるわけがありません。
 当然、党内からも反発の声が出ています。報道によれば、甘利税調会長が二階幹事長がこの議連の会長に就くことに「二階さんが座って大丈夫か」と疑問を呈したとのことです。猫にカツオ節の番など勤まるわけがない、というわけです。当然です。

度を超す非常識さ

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 私は、二階幹事長の定見、すなわち国家観というものを聞いたことがありません。国家観とは、国民の生命・財産をどのように守るのか、国民を豊かにするための経済対策をどのように講じるのか、という国の基本方針です。
 マスコミの前で話すときは、高齢のためかくたびれたような話しぶりで、よくまあこれで幹事長が務まるものと呆れて見ています。
 特に最近の発言で驚き呆れたのは、解散発言です。彼は、記者から野党から内閣不信任動議が出されたときはどうするか、と聞かれ、「その時は即解散する」と答えていました。解散権は総理の専権事項であることは百も承知のはずです。それなのに敢えてこのような発言をする。非常識であるだけでなく、政治家としての資質を問われる発言です。
 彼の意識は、「菅政権は自分がフィクサーとして擁立した。よって、解散時期も、幹事長の意のままになる。」という気持ちがあるからでしょう。つまり、「総理より、俺の方が偉いんだ」という意識があるからこのような発言が出るのです。
 しかし、実態がそうであったとしても、政治家には言ってはいけない言動というものがあります。二階幹事長にはそれが全くない。本来なら取り巻きの、林幹雄幹事長代理か野田聖子議員あたりが、「殿、それだけは絶対に言ってはいけません」と引き留めるべき筋合いのものです。二階幹事長は、私の知る限り、二回同じ発言をしています。「耄碌ジジイここに極まれり」、と言うしかありません。

自民党惨敗の可能性も

 自民党は、こんな噴飯ものの議連を立ち上げ、足元を掬われるようであれば、次の衆議院選挙では強烈なしっぺ返しが来るでしょう。

森ゆうこ

 私は、基本的に自民党を支持しています。自民党に代わりうる野党が、維新の党以外に存在しないからです。立民など野党は、週刊誌片手に上げ足取りの質問ばかりで、全く存在感・責任感がありません。枝野幸男、福山哲郎、森ゆうこ、蓮舫、辻元清美、安住淳、菅直人、福島瑞穂、みんな吐き気を催すような議員ばかりです。先日も森ゆうこ議員が、参議院予算委で、なぜ北朝鮮にワクチンを送ってあげないのか、なんて息巻いていました。どうして野党には、こういうロクでもない無責任且つ無能な反日幹部ばかり揃っているのでしょうか。
 他方、自民党に対しても、多くの国民が不満を抱いています。余りにも弱小野党に気を使いすぎているからです。公明党のような親中勢力と連立を組んでいることも、大いに不満です。
 具体的に、不満の事例を少し上げてみましょう。
① 尖閣諸島に対して、公務員を常駐させるとした公約を実現していない。中国には毅然として対応すべきです。日本が、中国に忖度ばかりして弱腰でいるから、相手は強気に出てくるのです。
② 30年近くもデフレ状態が続いているにもかかわらず、またまた、この度の「骨太の方針」で基礎的財政収支(プライマリーバランス)を明記し、財務省の独走を阻止できなかった。財務省の石頭を叩き割らなければ、日本の安全保障も経済成長も実現できません。
③ 公約である憲法改正を実現できていない。野党がさまざまな理屈をつけて憲法審査会を停滞させてきました。立民など支持率は僅か5%程度しかない吹けば飛ぶような弱小政党です。そのような政党に振り回されている国会の体たらくに、国民は怒っています。民主主義の基本は多数決です。少数意見を尊重せよ、などという犬の遠吠えのような意見があるのは承知してますが、決めるべき時は、断固として多数決で決めるべきです。国民は、野党の体たらくを見ています。野党の意見に従っていたからこそ、これまで何も決められなかったのです。
④ 親中組織である公明党との連立を解消できていない。こんな宗教団体といつまでもくっついていては、やるべきことが実行できません。下駄の雪と同じで、踏みつぶされ蹴り倒しても、彼らはすがり付いてきます。

 要するに、国民はいらいらしているのです。そこへもってきて、中国封じ込めのための議連会長に二階を担ぐ。全く信じられません。このような老害かつ政商と言うべき議員がのさばっていることが、自民党の体質を弱くしています。若手の成長の芽を摘み取っているともいえるのです。
 直ちに、二階幹事長をこの議連の代表から降ろしていただきたい。いや、叩き出していただきたい。国民の切なる願い、当然の要求です。(R3・6・14記)

▶▶▶森ゆうこ議員の動画は→こちらから

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