時事寸評 書評コーナー

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いつまでコロナで大騒ぎしているのか

いつまでコロナで大騒ぎしているのか

またもオミクロン株で大騒ぎ

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 岸田総理は、12月21日記者会見を行い、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者に対して、宿泊施設での14日間待機を徹底する考えを示しました。同時に、外国人の新規入国の原則停止などの水際対策も、当面の間、延長する考えも重ねて示しました。成田に到着した日本人ですら、収容施設がないという理由で、福岡空港や関空に回されたなんていう人もいました。
 これが、すでに2年を経過した現時点における日本政府の対応です。岸田総理の会見では、オミクロン株というものに対する科学的、疫学的、あるいは統計学的な分析結果は何一つ示されていません。つまり、実証的なデータ、解析結果がないままに、「コロナ=怖い」という感覚的な認識に基づき対応しているということです。
 マスコミも医療業界も、行政も「大変だ~、怖いよ~」という風潮がまん延し、それに反する意見は聴こうともしません。雲隠れ(?)していた尾身会長や小池都知事まで再登場し、またまた年末年始における外出自粛などを求めていました。危機感を煽るときには、必ずこれらの人たちが登場するのです。

岸田総理の記者会見

本当に怖いのか

 このオミクロン株、本当に恐ろしい感染症なのでしょうか。海外から伝えられる情報や、国内におけるオミクロン株感染の実態に照らせば、決して、恐ろしいものだとは思われません。
 最初にオミクロン株が発見された南アフリカにおける研究の結果によれば、オミクロン変異株はデルタ株と比べて入院や重症化のリスクが低い、と報じられていました。同国の国立伝染病研究所や主要な大学の専門家グループが行った調査結果でも、オミクロン株の感染者はデルタ株の感染者と比べて入院リスクが約80%、重症化リスクは約30%低かったという結果も報告されています。
 イギリスでは、オミクロン感染者が5,000人に達した時点で初の死者が出ています。その後、変異オミクロン株の感染が確認された人は、1日で1万3,000人あまり増え、累計でおよそ7万4,000人となりました。ロンドンでは、すでにオミクロン株が感染者全体のおよそ9割を占めていますが、死者や重症者は大きくは増えていません。
 アメリカでも、CDC(疾病対策センター)が12月20日、最新の分析結果を発表しました。それによると、既に15万人がオミクロン株に感染したとのことです。12月18日までの1週間に、新型コロナウイルスに感染した人のうち、オミクロン株が占める割合は73.2%と推定され、前の週の12.6%からおよそ6倍に増えたとも報じています。その後、12月21日にテキサス州保健当局が、アメリカで初の死者が出たと発表しました。
 では日本におけるオミクロン株による感染状況はどうなっているのでしょう。厚労省のホームページによれば、12月17日時点で13人の感染者が出たと報じられています。この13人のうち、9人が無症状でそれ以外の人も咳や発熱がある程度で、重篤な状態の人は皆無です。

コロナ前の生活に戻すべき

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 これらのことから分かるのは何か。海外ではかなり感染力が強いことが分かるが、重症者は少なく、死亡者も極めて少ない。日本でも今のところ感染者は少なく、重篤者も死亡者もいない。今後、日本においても感染者数は増加するでしょうし、それに比例して重篤者も死亡者も増えることは必然です。
 問題は、だからと言って、飲食店や観光業、その他芸能スポーツなど多くの産業が打撃を受ける自粛生活を求めるほど恐れる必要があるのか、ということです。
 私たちは、コロナコロナで余りにも過敏になっています。視点は異なりますが、一例として、新型コロナと入浴中の死亡者数を比較してみましょう。新型コロナによる死亡者数は、2021年12月23日現在で18,397人です。これは2年間の統計ですから、1年で約9,200人です。対して入浴時の死亡者は、厚労省の統計で年間19,000人とされています。つまり、入浴時の死亡者は、新型コロナによる死亡者数の2倍に達しているのです。
 ならば、政府や厚労省は、緊急事態宣言を発して、家庭での入浴禁止令を出したか。あるいは銭湯や極楽湯など公衆浴場業者に対して営業自粛やら、営業停止命令など出したことがあるでしょうか。ありません。つまり、私たちは、その程度の危険とは、程よく折り合いをつけ共存してきたからです。
 私たちは、2年近くに渡り、多くのことを学んできました。ウイルス学の専門家によれば、「コロナは変異を繰り返すものであり、変異するたびに感染力は増すが同時に弱毒化していく」ということです。これがコロナウイルスの特性だというわけです。彼らは独自に生きることができず、宿主に取りつくことによってのみ、生き延びることができるからです。宿主が死んでしまえば、自らも死ぬ。ですから毒性を増して行ったなら、絶対に生き延びることができない。だからこそ、変異の過程で「感染力こそ高まるが毒性は弱くなる」。このことはこれまでの実績からも明確に裏付けられています。
 つまり、オミクロン株は、新型コロナの変異が最終段階に近づき、従来の風邪と同レベルの「普通のコロナに変わりつつある」、とみるのが正しい理解なのではないでしょうか。これまで公表された内外のデータを見れば、正しくこのコロナの一般的な特性通りに推移している、ということが言えると思います。

日本人に少ないのはファクターXのため

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 私は、昨年来、マスコミの恐怖を煽る過激な報道よりも、実証的なデータと良心的なウイルス専門家の知見に目を凝らしてきました。実証的なデータはウソをつかないし、良心的な専門家もウソをつかないからです。良心的な専門家であるかどうかの識別は、個々人の眼力で見分けるしかありません。
 一般的な言い方をすれば、これまでの経験に照らし、尾身会長をはじめとする医療業界の専門家やマスコミ、それに知事など行政のトップ、彼らの発言は総じて信用できません。少なくとも余りに浅薄であり、付和雷同的です。いや、浅薄というより、医療業界の関係者の発言は医療業界の利益第一、マスコミは視聴率第一、行政のトップは己の選挙区第一、というタコ壺の中からこの問題を見ているようにしか見えないのです。
 この視点から見ると、ノーベル賞受賞者である山中伸弥氏は、適切な発言をしていました。彼は、「外国人に比べ、日本人には極めて感染者が少ない。その理由には何か原因があるはずだ。私は、それをファクターXと呼んでいる。」と述べたのです。
 そうです。日本人は、外国人に比べれば、一桁あるいは二桁も感染者、死亡者が少ない。これは、数字という実績が見事に証明しています。そこには必ず何か理由があるはずだ、というわけです。この点に回答を与えたのが理化学研究所(理研)です。
 理研は12月8日、ファクターXについて、「日本人に多い特定の免疫タイプが要因の一部と解明した」と発表したのです。この発表によれば、「新型コロナに感染した細胞を免疫細胞の一つであるキラーT細胞が破壊する仕組みが判明した」というのです。この仕組みを応用すれば、新たな脅威となっている変異株「オミクロン株」にも有効なワクチンの開発ができそうだ、というわけです。
 キラーT細胞は免疫細胞であり、すでに多くの日本人がこれを持っている。そのため海外の人に比べ格段に感染者、死亡者が少ない、というわけです。このことが疫学的にも立証されたというんですから、嬉しいではありませんか。

良心的な疫学専門家の知見を尊重せよ

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 前述したように、私は、良心的なウイルス専門家の意見の知見に耳を傾けてきました。良心的な専門家としては、大阪市立大学名誉教授井上正康氏や京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授、博士である宮沢孝幸氏、元厚生労働省 医系技官であり医師・医学者である木村盛世氏などです。
 彼らは一貫して、日本におけるコロナ対応は、余りに過剰であり、手洗い、うがい、マスクなどを徹底していれば、特段日常の生活を犠牲にする必要はない、と主張していました。mRNAなど、ファイザーをはじめとするワクチンについても、慎重な対応が必要であることも主張してこられました。
 なぜなら、前述したとおり、日本においては、新型コロナ感染者の数は少なく、また死亡者も少ない。それなのに、外国を上回るレベルの自粛を求めるなど、対応が余りにも過剰だ、というわけです。従来、彼らの主張は、YoutubeなどSNS上で視聴することができました。
 しかし、彼らの見解は、SNS上から遮断されてしまいました。どうしても見たいなら、ニコニコ生放送で有料会員として視聴せよ、というわけです。遮断の理由は明確ではありませんが、WHOや日本政府、医療業界の見解に反しているから、ということのようです。つまり大本営発表以外の情報は「けしからぬデマ情報」だ、というわけです。

▶▶松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体7

失われた言論の自由

 このように、新聞・テレビをはじめとする現在のマスコミ界は、大本営発表以外の情報を遮断しています。このことは極めて大きな問題です。確かにYoutubeの情報は玉石混交であり、ニセ情報も多々含まれていることは事実です。しかし、ニセであるか否かは、視聴者が判断すべきことであり、媒体の運営者が判断すべきことではありません。もちろんポルノ情報や残虐シーンなど、一定の規制の必要は認めますが、それとコロナに関する情報を同一視するのは余りにも行き過ぎです。
 両方の意見があるなら、それこそ「言論テレビ」として、番組上で双方の見解を述べあい、視聴者に判断させるべきなのではありませんか。日本国憲法では言論の自由を高らかに謳っています。しかし、昨今の新聞、テレビ、SNS上で、このような討論番組を見たことがありません。逆に、大本営発表のように、一方的な意見、すなわち「コロナは怖い、自粛せよ、ワクチンは急いでどんどん打て」という意見ばかりが横溢し、良心的なウイルス専門家の発言が封じられているのです。余りにも理不尽です。しかも、憲法を守れと主張する朝日や毎日新聞、野党勢力など、左翼リベラル勢力は、一切、このことについて非難しないのです。

ワクチンの弊害はないのか

 こんな情報ばかりが垂れ流されているためか、日本ではワクチンというものに対して、感覚がマヒしているように思われます。
 そもそもワクチンというものは、本来、人間の持っている自己免疫力だけでは対応できないため、ワクチンの力を借りて退治するというのが基本です。自己免疫力が強ければ、ワクチンの力を借りる必要がないのです。ならば、どうしたら自己免疫力を強化できるのか、といった視点からの意見を聴いたことがありません。いや、正確に言えば、前述した井上正康氏など良心的なウイルス専門家は、松田学氏の番組に出演し、そのことの重要性を語っていました。しかし、ある時点から、彼らの意見は封じられてしまいました。大本営発表の見解と異なるということのようです。つまり、あまねく世界中の人々に、ワクチンを打ち終わるまでは邪魔な存在、ということでしょう。
 しかも、このワクチン、本当にワクチンと呼んでいいものなのでしょうか。従来のワクチンのというのは、ワクチン・アジュバント研究センターの説明によれば、次の通りです。

ワクチンとは

 ヒトのからだには、一度入ってきた病原体が再び体の中に入ってきても病気にならないようにするしくみがあります。このしくみを“免疫”といい、入ってきた病原体を覚えて、からだの中で病原体と戦う準備をおこないます。そうすることで、再度、病原体が体の中に入っても病気にかからない、もしくは病気にかかっても重症化しないようにできているのです。
このしくみを利用したのがワクチンです。
ワクチンを接種することで、わたしたちのからだは病原体に対する免疫を作り出します。ただし、通常の感染(自然感染)のように実際にその病気を発症させるわけではなく、病原体の毒性を弱めたり、無毒化にしたりして、コントロールされた安全な状態で免疫を作るのです。ワクチンはいわば自然感染の模擬試験のようなものです。

 他方、ファイザー社やモデルナ社の新型コロナワクチンは、遺伝子を用いたmRNA(メッセンジャー RNA)ワクチンと呼ばれるものです。タンパク質のもとになるRNAの状態で接種し、体内でタンパク質を生成するものとされています。
 遺伝子を用いたワクチンですから、従来型のワクチンとは異なります。遺伝子レベルに作用する新しいワクチンですから、本来なら、長期の経過観察などを経て用いるべきものです。しかし、新型コロナという脅威の前に、悠長な経過観察など省略するしかない、ということで採用されたのがmRNAということです。
 敢えて極端な意見であることを承知で言いますが、このようなワクチンはある種、人体実験であるということもできます。しかも、その本質的な問題について、かすかな疑問すら持つこを許さず、ひたすら接種率の向上のみを言い募る。しかも2回打ったら、次は3回目だ。第6波がきたら、今度は4回目の接種と言い出すことでしょう。遺伝子を用いた非従来型のワクチンを「繰り返し打つ」ことに、医療業界、マスコミ、行政というのは、本当に何も疑問を持たないのでしょうか。

▶▶▶新型コロナウイルス真相徹底解明スペシャル  タブー無しで語ります  出演:医学者 井上正康 × 科学者 武田邦彦 × MPI代表 松田学

自然免疫力こそ最強の武器

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 私は、昨年来、この新型コロナを恐ろしいと思ったことは一度もありません。なぜなら、日本は、諸外国に比べ圧倒的に重症者、死亡者の数が少なく、木村盛世氏や高橋洋一氏の言うように、文字通り「さざ波」程度の影響しかないということが、データからはっきり読み取れたからです。
 ですから、私も妻も、ともに後期高齢者ですが、一度もワクチンを打ったことがありません。それでも二人とも一度も風邪をひかず、もちろん、新型コロナに感染したことがありません。いや、正確に言うならは、「多分、感染したことがないと思う。感染したことがあるのかもしれないが、一度もそのような症状が出たことはない」というのが正しい答えです。
 私は、「自然免疫力こそ最強のワクチンである」と信じています。この自然免疫力を高めるため、私は、日々、次のようなことを実践しています。
①毎日、6,000歩の散歩を欠かさない。
②毎朝、塩水でうがい、鼻洗いをする。塩水での鼻洗いは、一日鼻すっきりで気分爽快です。
③毎朝、みそ汁、納豆、糠漬など発酵食品を食べる。糠漬は、ナス、キューリ、カブ、大根、人参など、毎日、寝る前に自分で漬けこみます。
④毎日、食後に日本茶を飲む。
⑤体温を高めるため、毎日、43度の風呂に入り、その後、ビールと日本酒でゆっくり食事をする。至福の時です。
⑥毎月2回、定期的に後期高齢者同士、居酒屋で飲み会を行う。コロナ前までは、この後、カラオケ店に行くのが定番でしたが、近所のカラオケ店がすべて休業のため、現在は、カラオケのみ休止中です。

第5分類に下げよ

 このようなことからも、政府が行うべきは、先ず、オミクロン株を含む新型コロナの感染症法に基づく分類を、第2分類からインフルエンザ並みの第5分類に下げることです。私は昨年から繰り返し主張してきました。
 第2分類のまま放置しておくことは、現状に照らし、余りにも無責任です。第2分類に属していることにより、発熱患者は、原則的には、直接診療所に行くことができず、保健所が窓口になります。保健所は、医療機関ではありませんから、診察や投薬治療ができません。その間、発熱患者は診察も投薬もないままに放置されるのです。現在は大幅に改善されているとは言うものの、マスコミ報道などで知る通り、この間に死亡してしまったという例は、枚挙にいとまがありません。

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 発熱など、病気の症状が出たなら、即、診察し対応するのが医師の本来業務ではありませんか。感染するのが怖いからという理由で診察を拒否できるというなら、消防士は火が怖いから遠くで見ていればいい、警察官は犯人が怖いから現場に行かない、ということが許されるということになります。亡くなった私の父は獣医師でしたが、農家の方が牛のお産だなどと呼びに来ると、どんな深夜でも往診に出かけていきました。今の医者は、人間を家畜以下の扱いにしている、としか思えません。大変だ大変だと言いながら、発熱患者は受け入れず、盆や正月はきちんと休暇を取り、ワクチン注射一本打つのに9000円とかの高額の報酬を得る。今回のコロナ騒動で、如何に医師というものが国民に背を向けた存在であるか、ということが明らかになりました。
 もちろん、徳洲会病院のように、最初からすべての患者を受け入れていた奇特な病院もありました。創業者徳田虎雄氏の「生命だけは平等だ」という信念の下、「24時間年中無休で救急患者を受け入れる、患者からの贈り物は受け取らない」精神で運営されている病院です。月刊Hanada1月号で、ジャーナリストの笹井恵理子氏の「日本医師会は徳洲会病院を見習え」という記事によれば、この病院では、「ベッドがいっぱいだから、これ以上、患者を受け入れられない、という言葉を口にしたことはない」とのことです。
 このような本当に素晴らしい病院もあることを、最後に付記しておきたいと思います。(R3・12・25記)

<その他有益な参考動画>
オミクロン株は本当に危険!?【正義のミカタチャンネル】木村もりよ先生×宮沢孝幸先生
辛坊治郎×宮沢孝幸 放送でしゃべりきれなかった新型コロナウイルス・オミクロン解説~22/1/11放送
オミクロン株への過度な感染対策は、逆に危険です(堀江貴文)

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