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老々介護のまねごととコロナワクチンへの疑念

老々介護のまねごととコロナワクチンへの疑念

警察署から電話

 早朝、夜もまだ明けきらぬ5時過ぎ、突然、警察から電話がありました。私の弟と車を預かっているので受け取りに来てほしいというのです。弟と言っても、私の弟は74歳、私も今年80歳になります。
 その高齢者に弟を迎えに来てほしいというのです。しかも、その場所は、私の住む埼玉県ではなく、隣県の、ある警察署です。事情を聴くと、弟の車の駐車している状況が不審のため職務質問をしたようです。そうしたら「自分の車に黒人が乗り込んできた」とかいうので、これは認知症の気配があるのではと訝ったようです。一応、その場は解放し、車の後から尾行したそうです。そうしたらセンターラインをはみ出すわ、信号無視をするわで、とても座視できない。直ちに車を停車させ、本人と車を確保し警察署まで搬送したというわけです。そういう事情なら引き取りにいかねばなるまいというので、娘婿の協力を得、妻と3人で受け取りに向かったというわけです。免許停止にならなかっただけでも、幸運というべきでしょう。いや、免許取り消しにしてもらった方が、良かったかもしれません。

栃木から九州まで車の交換に

 弟に事情を聴いてみると、自分の所有する中古の外車を持っていき、別の外車(もちろんこれも中古)と交換するためだったというんです。74歳にもなってどうして外車なんかが必要なのか、私にはまったく理解困難です。本人は若いころから車の修理などが好きで、遊び心で中古の外車を買っては修理して使う、というのが趣味のような人間なんです。
 それにしても、74歳という高齢で、栃木県から九州までの運転は無謀です。その疲れが一気に出て、途中で寝込んで車の中で休息していた時に職務質問を受けたのでしょう。しかも、この弟、糖尿病という厄介な病気持ちです。既に左足の親指、右足の人差し指を切断しています。つまり、糖尿病患者で病状が相当進行している状況と言ってもよいでしょう。そういう人間が、栃木から九州まで車で往復するというんですから明らかに無謀です。まあ、それはともかく大変のなのはそこからでした。私たち夫婦が老々介護の現実に直面させられたのです。

糞尿たれ流し状態

 自宅に戻り、布団に寝かせました。昼の1時頃から夜7時ころまで寝ていました。夕食時になっても、立ち上がれない。一人でトイレにも行けない。やむなく妻と二人で立ち上がらせ、トイレまで誘導。何とか便器に座らせ、しばらくしてから再度、立ち上がらせ布団に誘導。これを繰り返されたのではこちらが参ってしまいます。そこで急遽、嘗て父が使っていた尿瓶(しびん)があったのでこれを使ってもらうことにしました。しかし、自分の体が自由にならないため、こぼれた尿であちこち濡らしてしまう。思うように使えないんです。もちろんおしっこの臭いぷんぷんです。
 しかも、本人は、足指の切断面から出血しており、包帯をしていても血が滲んでくる。布団や周辺の畳などに血痕が付着してしまうんです。これは大変だというので、急遽、紙おむつをつけてもらうことにしました。私も妻も、紙おむつなんてつけたこともさせたこともない介護の素人です。妻は男の人の紙おむつなんて、と嫌がるので私が紙おむつをつけさせました。
 その後、5日ほど、我が家でこの紙おむつの履き替えをすることになるんですが、その交換作業は私の役目になりました。紙おむつを脱がすときは、両側を二か所ほどハサミで切っていたんです。しかし、後日知ったんですが、脱がすときは、両側の縫い目の部分を両手で引きちぎれば簡単に脱がすことができる、ということが分かりました。幸い、糞の処理は最初だけで済みましたが、これが毎回となるとその労力は大変なものになります。

自宅のある栃木に搬送

 この弟の来宅は突然の出来事で、降ってわいたような事件でした。しかし、彼は一人暮らしの身であり、面倒を見る家族はいません。偶々、この弟が自宅の近くにある大病院に診察の予約を入れていたので、その病院まで連れていくことにしました。その前日に車で送っていきました。何とか車に押し込み、途中、一度も休憩することなく、栃木まで直行しました。途中のSAでトイレを使うと、大変だからです。
 その夜、本人が風呂に入りたいというので、希望を叶えるべく、風呂に入れてあげました。途中、何度か顔をのぞかせ、「大丈夫か」と声掛けをしました。その都度、機嫌よく「大丈夫だ」というので、安心していました。しかし、30分以上経っても出ようとしない。40分を経過する頃にはさすがに「ヤバい」と思い、強制的に出させることにしました。本人はすでに茹でタコのように、真っ赤になっていました。しかも、一人では立ち上がることもできない。
 やむなく私が引き揚げようとしたんですが、どうやっても70キロの体重は持ち上がらない。急ぎ、大声で妻を呼び、足を持ってもらい引き揚げようとするも、容易に持ち上がらない。何度か掛け声を合わせ、一気に持ち上げようとしたものの、容易に持ち上がらない。焦りました。必死の形相で力を合わせ、何とか引きずり出すことに成功しました。火事場のバカ力というやつですね。タイルに横たえさせ、何枚かのバスタオルで水分をふき取り、脱出させることができたものの、こちらも息絶え絶えでした。
 風呂を出て、冷水を飲ませると、何とか生気を取り戻しました。あと10分遅かったら、完全に気を失っていたかもしれません。

翌日は車椅子で受診

 翌日、予約通り、地元の大病院に連れて行きました。もちろん、車椅子使用です。入り口で「熱はありませんか」とか問う声は聞こえましたが、無視しました。こんなところ引っかったら入れません。「はい、大丈夫です!」とか答えて、無事入り込みました。後で本人の体温を計ったら40度あり、かなり厳しくお叱りを受けました。しかし、受診の予約をしてあるんですから、熱があるから帰れと言われても困ります。
 ともかく予約していた形成外科、循環器内科、糖尿病内分泌内科の三科でそれぞれ診察やら治療やらを受け、何とか入院まで漕ぎつけることができました。この日に入院できなかったら、一人で自宅に置いていくわけにはいかない。私たちも埼玉に帰ることもできない。埼玉に連れて行ったら、また悪夢の介護が続く。担当医を必死に掻き口説き、その日のうちに入院にまで漕ぎつけることができました。帰途についたのは、とうに夜の9時を回っていました。

あとは実子たちにお任せ

 入院した後の扱いについては、実子に任せることにしました。実子は福岡に住んでいるため、容易に来ることもできないんですが、仕方がありません。私は偶々近くにいるからというので、警察からの呼び出しに応じ、面倒を見ることになっただけであり、いわば貧乏くじを引いたにすぎません。実の弟ですから、その程度の助力は惜しみませんが、すべてを任されても困ります。そこで入院後はすべて実子二人に任せることにして、私たちは手を引かせてもらうことにしました。
 ともかく、降って湧いたような事情で、介護のまねごとをすることになりましたが、僅か一週間でも、素人が介護をするというのは、本当に大変な重労働だということが分かりました。

ワクチン接種への強い疑念

 今回の介護で気づいたことですが、この弟の体の弱り方は、異常だと思います。それまでは両足の指を一本ずつ切断しているため、普通の人と同じように動くことは無理ですが、歩くこと自体に不自由はありませんでした。外出も普通にしていたのです。
 しかし、3回のワクチン接種後に、足や腕に大きな痣のようなシミができ、そして今回の歩行困難へとつながっていきました。時間的な近接性からみて、ワクチンとの関係性を疑わざるを得ないのです。Youtubeなどで調べてみると、足に力が入らないという特徴からギラン・バレー症候群というものと症状が似ているように思います。
 弟の場合、この歩行困難という症状の前に、心臓周辺の大動脈3本のうち2本に血栓ができ、そのためカテーテル挿入などの手術を二回受けていました。つまりワクチン接種3回の後に、心臓の大動脈に血栓障害が生じ、その後このような足に力が入らない、という障害が顕在化したということです。
 同様の事例は私の飲み仲間にもいます。彼は私と同年齢で、ボランティアとしてヨガ教室の運営に携わっていました。彼は、毎年、定期健康診断や人間ドッグを、欠かさずきちんと受けていました。奥さんが医者の奥さんと仲良しであったことから、優先的に人間ドッグやワクチン接種の予約などの手配をしてくれていたようです。そのせいか、その彼は、80歳にして虫歯も一本もない、というほどの超高齢健康優良児(爺?)だったんです。その彼が、ワクチン接種3回(多分それ以上)後、突然体調を崩し、精密検査を受けたところ、心臓のがんと言われたというんです。心臓のがん?耳を疑いました。心臓は24時間休みなく動いている器官で、がんには一番縁遠い組織であると聞いたことがあります。超健康高齢者が、よりにもよって心臓にがん、全く信じられませんでした。
 体調が悪いというので、自宅で療養することになったため、妻と二人で自宅に見舞いに行ったんです。その時は、塞ぎ込んではいたものの、まだ元気そうでした。その彼が、私たちが見舞いに行った僅か2日後に突然亡くなってしまったんです。安倍総理が狙撃されたその翌日です。あまりに突然のことで、私たちも呆然としましたが、個人的には、コロナワクチンの影響を無視することはできないのです。
 私の弟の話から変な方向に話が脱線しましたが、私は、このコロナ騒動を契機とするワクチン接種には、大いに疑問があると思っています。
 因みに、私も妻も一度もワクチンなど打たず、高齢者同士で楽しく酒を飲み、カラオケを歌いに行く不良老人ですが、一度もコロナに感染したこともなく(多分)、元気に毎日を楽しく過ごしています。(R5・2・8記)

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