愛子天皇なら皇統は断絶します
愛子天皇なら皇統は断絶します
マスコミの「愛子天皇」礼賛がひどい

最近、週刊誌などで愛子天皇を礼賛する報道が盛んに流されています。週刊誌の場合、記事のトップページで大きく顔写真付きで報道されることが多い。その一方で秋篠宮家については、誹謗中傷するかのような報道が多々流布されています。つまり、次の天皇の地位は愛子様にせよ、と主張しているのです。
週刊誌というものは、所詮、こんなものだと思いながらも、本当に苦々しい思いでみています。なぜなら、愛子天皇を誕生させるということは、すなわち既に皇室典範で決まっている悠仁様を廃嫡にし、愛子天皇を誕生させろということを意味しているからです。
しかも、これは現在の男系男子により繋いできた長い皇室の系譜を断絶させ、女系天皇制に変えよということでもあるのです。つまり、「皇統を断絶させろ」ということを意味するのです。
現在の皇統(天皇家の男系による皇位継承)は、一般には「初代・神武天皇以来、126代続いている」とされています。現在の天皇陛下は第126代の 徳仁陛下です。このため、日本の皇統は「世界最長の連続した王朝」と言われているのです。
このように現在の天皇は、その父方の系譜をたどれば、必ず初代の神武天皇までたどり着くことができるのです。
その区別のできない国民に、「愛子様は可愛いらしい」「愛子様は教養がある」というレベルでアンケートをとれば、愛子様でいいじゃないか、という結論になってしまいます。
女性天皇と女系天皇の違いは何か

多くの日本人は、女性天皇と女系天皇の違いについて明確に認識していないと思います。私自身、十分には理解していませんでした。
一言でいえば、女性天皇は「女性の天皇」であり、女系天皇は「母親側の血筋でつながる天皇」のことです。
ですから愛子様が天皇になり、未婚のままであれば、それは「女性天皇」ですが、将来結婚され、一般の男性(例えば佐藤氏や山本氏)と結婚し子供が生まれ、その子が天皇になれば、父方の血筋になりますから、父方の系譜を辿っても歴代天皇につながりません。つまり佐藤家や山本家の系譜になってしまうのです。
このことを前提に考えるなら、愛子天皇を礼賛する一部の左翼系の人達は、皇統を断絶させようと目論んでいるとしか思えないのです。
既に天皇家の系譜として存在している悠仁殿下を廃嫡にしてまで「愛子天皇」を礼賛するのは、皇統断絶を目論む左翼集団と言って間違いありません。
日本共産党などは、従来から皇室の存在を認めてきませんでした。最近、愛子天皇なら認めると方針転換を打ち出しました。その心は何か。これは将来、愛子天皇が結婚し、子を授かれば、その子が男であれ女であれ、父の血筋を辿れば、「佐藤家」や「山本家」の血筋になり、皇統の系譜は途絶えます。これが共産党が急遽、愛子天皇を支持することになった理由です。つまり共産党や中国などは、皇統を潰したいため、ことさらに愛子天皇に肩入れをしようとしているのです。
歴代の権力者も天皇にはなれなかった
日本の長い歴史には多くの権力者、支配者が登場しています。蘇我入鹿、足利義満、平清盛、藤原道長、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などです。彼らの権勢は天皇よりも大きく、その地位を力で奪おうとすれば容易だったとも言えます。事実、そのような人物もいました。しかし、実際には実現できませんでした。天皇の地位は武力によって奪うものではなかったからです。
そのことは天皇の住まいである御所を見れば一目瞭然です。権力者の住まいは堅固な城に囲まれ、常に敵の来襲に備えていましたが御所はそうではありません。平地に不用心なまま鎮座しています。修学旅行で京都を訪れた生徒たちは、その無防備さに皆一様に驚きます。私もその一人です。それこそが権威の象徴であった証なのです。
つまり、日本には「権威」と「権力」を截然と区別するという認識・文化があったのです。武士は権力の象徴、天皇は権威の象徴だったのです。ごく稀に天皇の地位を簒奪しようという不届き者もいましたが、最終的には失敗に終わっています。
その長い歴史の最果てに私たち日本人はいるのです。愛子さんは可愛い、と言ったレベルで日本の伝統ある皇統を断絶させることなど絶対にあってはなりません。
仮に、左翼勢力によって、愛子天皇が誕生するようなことがあれば、私は「佐藤さん」や「山本さん」の血筋の人物が天皇になっても、絶対に天皇とは認めません。なぜならそれは本物の天皇ではないからです。多くの日本人もそのように考えるはずです。そのような精神性・神秘性を、日本人は長く大切に護ってきたのです。
愛子天皇が誕生した時を想像してみます

ここで愛子天皇が誕生した時のことを想像してみましょう。年齢からみて近く結婚することになるでしょう。相手の男性は民間人です。仮に佐藤さんとしましょう。その佐藤さんは、愛子さんと結婚しても皇族にはなれません。男性が皇族と結婚しても、即皇族とはならないのです。皇族ではありませんから、戸籍は民間人のまま残ります。つまり皇族には宮内庁が管理する皇統譜というものがありますが、天皇の夫は民間人のままですから皇統譜には記載されないのです。その戸籍だって明治5年にできた制度ですから、江戸時代まで遡ることすらできません。江戸時代の庶民は主に庄屋などが管理し、「○○村のタロべえ」程度の控え帳で管理するといったレベルだったのです。あなたはどこの馬の骨かもしれない「○○村のタロべえ」の子孫を天皇陛下として敬愛できますか?
また、民間人ですから選挙で投票もできます。立民や参政党、共産党に投票することも可能です。そのような人物が新年参賀で「お手振り」をするんですか、それとも除外するんですか。このような民間人に、天皇の夫というだけで、内廷費や皇族費、宮廷費などを支給するんですか。
要するにさまざまな問題が噴出するということです。これらは、古来、長く続いてきた日本の伝統を崩したことによる不可避の問題なのです。
愛子さんは民間人としても十分に活躍できる

愛子天皇を声高に叫ぶ勢力は、基本的に左翼勢力であり、中国の意を体した親中媚中勢力であると断定してもよいでしょう。なぜなら今の中国政府は、日本の弱体化を望んでおり、その観点から中国の意のままにならない高市政権の打倒と日本人の精神文化の支柱である天皇制打破を目論んでいます。愛子天皇が誕生すれば、皇統の断絶につながり日本は弱体化する。このため愛子様を褒めたたえ、それによって長期的に皇統を断絶させようと狙っているのです。日本共産党も基本的には全く同じ立場です。
私は言いたい。愛子様をそれほど支持するなら、現行の制度下においてもいくらでも活躍の場はあります。平成天皇の長女としてお生まれになった黒田清子さんは、皇族時代の正式なお名前は紀宮(のりのみや)清子内親王でしたが、民間人と結婚されたことにより、皇室を離れました。しかし、その後も伊勢神宮(正式には「神宮」)の祭主を務めるなど公的なお仕事もされているようです。
人気のある愛子さんなら、民間人になられても、いくらでも活躍の場はあるはずです。それでよいではありませんか。
旧宮家の男系男子を養子として迎える以外道はない
高市総理は、政権発足時に日本維新の会と政策協定を結びました。その際の協定の文言は次のようなものでした。
「皇室典範改正については、安定的な皇位継承を確保するため、皇統に属する男系男子を皇族とすることを第一優先として検討する」
これらの文言の中には「女系天皇を容認する」というような表現はどこにもありません。
結論を言えば、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える以外に選択肢はないのです。この場合、旧宮家に年頃の男子がいなくても構いません。将来、男子が生まれれば、男系男子として皇位継承は可能になります。
そもそも旧宮家が皇室を離れたのは、終戦直後、占領軍(GHQ)の指令によって、宮家を離れたにすぎません。この「占領軍の指令」がそんなに大事ですか?当時、アメリカ(GHQ)は、占領下で7764冊の日本書籍を焚書として廃棄処分にし、すべての文書(個人の手紙など)を検閲し、学校の教科書にさえ墨塗りをさせた存在ですよ。しかもその国は日本の一般住宅の上に2発もの原子爆弾を投下し、数十万人の非戦闘員を一気に地獄に叩き込んだ国ですよ。
その国は自国の責任は一切取らず、「平和への罪」と称してすべて日本にだけ責任を負わせた国です。その国が旧宮家を追放したのです。なぜ追放したのか。近い将来、男系男子の系譜が続かなくなると見込んだからです。結果、皇統は断絶する、そう見込んだのです。
ならばその段階で皇統を断絶させればよかったではないか、と思われるかもしれません。しかし、当時の日本の国内事情からみて、一気に天皇制を廃絶すればアメリカへの反発が大きく、占領政策がうまくいかなくなる。むしろ昭和天皇の威光を利用すべきとの大局判断から、昭和天皇は残す一方、旧宮家をすべて追放したのです。
このような事情を考えるなら、旧宮家を呼び戻し、皇統の存続に貢献して頂くことに何の負い目があるというのでしょうか。126代続いた天皇制です。継続させる工夫と意志さえあれば、この格式ある伝統を継続することは可能です。日本人よ目を覚ませ、と言いたい。(R8・5・14記)

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