時事寸評 書評コーナー

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コロナワクチンその不都合な真実

コロナワクチンその不都合な真実

禁断の話題の書

不都合な真実_

 今話題の書、アレクサンドラ・アンリオン=コード氏の著書「コロナワクチンその不都合な真実」を読みました。驚きました。そして、「やっぱりな~」というのが私の率直な感想です。「やっぱり」という感想は、私の想像していたことと、結論が余り違わなかったからです。
 もちろん、私はワクチンの研究者でもなく医学の知識もない、ただの田舎のボケ老人にすぎません。しかし、その私が、この新型コロナの騒動に際し、すい星のごとく登場した「新型コロナワクチン」に対し、当初から漠然とした違和感と警戒心を抱いていました。私のその予感、疑念は正しくこの著書の内容とぴったり一致したのです。
 私が、疑念を抱いたことは何か。それは次のような理由があったからです。
①従来のワクチンと全く違う
 これまでワクチンというのは、実際に罹患した患者から病原菌を採取し、その病原菌を卵の白味などで培養して増殖し、それを弱毒化(不活化)し、小分けにして健康な人々に接種し、抗体をつくる。
 このような一連の作業に基づき接種するのがワクチンである、と考えられていました。この考えからすれば、ファイザー社やモデルナ社などのワクチンは、全くそのような手順を踏まず、遺伝子操作によって人工的に作製した商品です。従来のような作製過程を経ていないワクチンは、本当にワクチンと呼んでよいのだろうか、信頼するに値するものだろうか。これが第一の疑問点でした。
②十分な治験、経過観察を経ていない
 このことも大きな疑念でした。新たなワクチンを作り世に出す場合には、「治験」といういわば人体実験、それが無理ならモルモットなど人体とよく似た動物による代替実験の経過を経る必要があります。
 この新型コロナワクチン、このような治験と十分な経過観察がなされた形跡がない。通常、治験を行うためには、候補物質の探索や有効性・安全性の確認などの基礎研究、動物を用いた非臨床試験、人間を対象とした臨床試験が必要とされています。この最終段階に人間を対象とした臨床試験が必要であり、それだけでも、通常、3~7年を要する、とされています。
 ところが、今回のファイザー社などのワクチンは新型コロナが発生した時から僅か1年程度で発売されました。超特急の速さで商品化されたのです。従来のワクチンと異なり遺伝子操作によって開発されたものだから当然、という言い方もあります。が、接種の対象は、生身の人間です。こんなに超スピードで開発されたものが、本当に人間に何らの障害も生じさせないのだろうか、という基本的な疑問です。
③なぜ日本の製薬メーカーではないのか
 日本には大小合わせ、多くの優秀な製薬メーカーがあります。しかし、一社たりとも製品化できていない。それなのになぜ米国製のワクチンメーカーはこれほど短期間に開発できたのか。これは誰でも考える素朴な疑問です。日本人なら、日本の製薬メーカーの開発したワクチンの方が安心感があります。
 それなのになぜ米国のファイザー、モデルナ、それに英国のアストラゼネカといった外国のメーカーばかりを珍重するのか。あまりにも不自然です。和ものは信用できないが、洋ものなら信用できるというのは、余りにも後進国の発想です。私はそのような素朴な疑念を払拭することができませんでした。
④日本の患者数は「さざ波」程度だった

画像の説明

 日本における新型コロナの患者数は、極めて少なかったことがデータで明らかになっていました。因みに、その当時、私がこの時事寸評で書いた記事を再掲してみます。

<令和2年7月11日における私の記事を再掲>
 その他の指標について、東京都が公表したデータに基づき見てみましょう。まず、重症患者数です。感染者のうち、一定数重症患者に移行する人がいます。これが重症者数というわけですが、これも7月時点で56人いましたが、7月6日時点では僅か6人と、これまた大幅に減少しています。約10分の1に減少しているのです。
 さらに、入院患者数は4月時点の2,679人から7月6日には441人と、これまた6分の1にまで減少しています。
 つまり、これまで見てきた数字は、東京都の公表した数字であり、かつ、マスコミでも取り上げられた数字です。
 さらに言えば、死者の数もこれまで一貫して減少しています。直近の東京で、一日最多の死者が出たのは5月24日の9人で、これ以降急速に死者の数は減り、6月24日に2人亡くなっただけで、以降は一人の死者も出ていません。
 これらのデータを見れば、中学生レベルでも、これなら大丈夫だと判断できるのではないでしょうか。どう考えても、「怖い、大変だ」という結論が出てくるはずはないのです。

 このように、その当時でさえ、私は、この新型コロナは恐れる必要のない、普通の風邪と同じだ、と主張してきました。
 当時、元厚労省技官で医師の木村盛世氏がテレビなどで、世界レベルから見れば日本の状況は「さざ波程度」にすぎない、という発言をしました。財務省OBの高橋洋一氏が、この木村発言をなぞって発言をしたところ、首相補佐官を辞任させられた、なんていう珍事もありました。要するに、当時の雰囲気は、新型コロナは重大な病気であり、それに異を唱えるなどもってのほか、という雰囲気が満ち満ちていたのです。
⑤過去に様々なワクチンをめぐる事件もあった
 日本は、これまでワクチンをめぐっては様々な事件を経験してきました。大きな話題になった有名な事件は、薬害エイズ事件です。血友病患者に対して、加熱処理をせずウイルスの不活化を行わなかった非加熱製剤を治療に使用したことにより、多くのHIV感染者やエイズ患者を生んだという事件です。このような重大な事件を生じたことが、日本の製薬メーカーのワクチン開発にブレーキをかけた、という話も聞きます。

ウイルスよりワクチンの方が危険?

 この著書の第1章は、「ウイルスよりワクチンの方が危険という現実」というタイトルです。思わずドキッとするタイトルから始まります。
 この新型コロナが中国武漢から発生した当初、マスコミは大騒ぎをしました。武漢の病院には患者が溢れ、息も絶え絶えの患者が廊下に寝転がり、足の踏み場もない状態。死体を処理する焼却場はフル稼働しても処理しきれずごみ焼却場で焼いている、なんて話もありました。街中で立っている人が、突然バタンと倒れるなんて映像が何度も流されました。こういった映像を見て世界中が恐怖におののいたのです。
 日本でも志村けんさん、岡江久美子さんらが亡くなったことで、恐怖感が増しました。
 ドイツのメルケル、フランスのマクロン、アメリカのバイデン、ロシアのプーチンなど、世界の首脳たちも、急遽開発されたこれらのワクチンの接種を声高に呼びかけたのです。
 日本でも、安倍総理の後を継いだ菅総理が、ファイザー社のワクチンを大量購入することで合意したとして、高い評価を受けました。もちろん、厚労大臣も医師会も自治体の首長も、諸手を挙げて賛意を表しました。マスコミも「ワクチンは救世主だ」と叫んでいたのです。
 ならばその結果、コロナパンデミックは収束したのか。著者は、次のように言います。
「パンデミックは収束したのか?NO!、感染は防げたのか?NO!、再感染は防げたのか?NO!、他人への感染は防げたのか?NO!、死亡は防げたのか?NO!。」
 いずれもNO!だというのです。これらNO!の事実は、2021年末に科学誌「サイエンス」に発表されているというのです。
 さらに著者によれば、イスラエル、ポルトガル、アイスランドでは、人口の60%~75%がワクチン接種を完了したにも拘らず、住民100万人当たりのコロナ感染者数が最も多いのは、これらの国だったとも述べています。
 このように、このコロナワクチンの効果は基本的になかった、ということが実数に基づき示されているのです。
 更に著者は、このことは南アで行われた最新のデータでも明らかだとも述べています。すなわち2022年9月号「ニューイングランド医学ジャーナル」に発表された記事によると、「オミクロン株に対してはワクチンを2回接種しても3回接種しても、効果がないということが分かっている。入院を防ぐことができない。つまり重症化するということだ」と述べているのです。

多くの副作用のリスク

 詳細は、本書を読んでいただくとして、本書には驚くような記述が溢れています。特に、副作用に関する記述は重要です。ここではいくつかの項目のみ列挙しておきます。
▲ワクチンを受けた女性にとっては今後、月経障害が重要な問題になりうる。
▲心筋炎や心膜炎などの心疾患の発症は、19~39歳の若年男性にとって、接種した回数と関連性がある。
▲12歳から15歳の子供では、ファイザー社製のワクチンを2回接種すると心筋炎のリスクが133倍になる。

何世代にもわたって遺伝する

 特に由々しいことは、このmRNAワクチンの場合、接種した人の何世代後の子孫にもわたって遺伝する、ということです。なぜ遺伝するのかというと、このmRNAワクチンの場合、mRNAを「脂質の膜」に包んだものを注射するからだ、というのです。このようにして体内に入った脂質の小胞は、私たちの細胞と融合するというのです。その時細胞は「一瞬にしてmRNAワクチンが命令してものを作らせるための工場に変わる」というんです。
 恐ろしい話です。ワクチンという名で体に取り込んだものが、何世代にもわたって私たちの体に残り、さまざまな影響を与え続ける。こんな話を聞いたら、誰一人こんな注射をしようという気にはならなかったでしょう。
 このようなことの影響について、著者は「はっきり言うと、このタイプのワクチン接種は、結果として私たちの身体を部分的な自己破壊にいたらせ、自己免疫疾患を引き起こす可能性を排除できない」と述べているのです。

日本を含め全世界が猛烈に推奨した

画像の説明

 前述したように、このワクチンは世界の首脳はもちろんのこと、各国政府、医学界、マスコミなど、あらゆる組織が接種を推奨しました。建前上は「自由意志」とされてはいたものの、多くの職場では半ば強制的に接種されていました。医療機関はもちろんのこと、高齢者施設などでは接種していない者は業務に従事できないなどの扱いさえなされました。接種していない者は、来県しないでくれという自治体さえありました。このようなワクチン狂騒劇ともいえる状況があったため、約80%の人々がワクチンを接種したのです。
 その結果、どうなったでしょうか。多くの身近な人たちが次々に亡くなっていきました。例えば、演歌歌手の例を挙げましょう。谷村新司74歳、もんたよしのり72歳、大橋純子73歳、八代亜紀73歳、冠二郎79歳、小金沢昇司65歳。みんな余りにも若すぎる年齢です。彼らはコロナワクチンが原因で亡くなったとはされていません。しかし、客商売の性質上、コロナワクチンは接種していたとみて差し支えないでしょう。
 私の身近な範囲でも、何人かの人がいとも簡単に亡くなっていきました。わずか2日前に話をしていた知人が心臓にがんができたため、突然亡くなったなんてこともありました。私の弟も、糖尿病の持病があるとはいえ、心臓の3本の動脈に血栓ができたというので、急遽カテーテル手術を行い、私も別室でモニター画面で見ていました。もちろん、確たる証拠はありません。私の回りでも、身近な人たちが次々と亡くなったり、障害が生じている、そのことは事実です。

私は一切打たなかった

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 私は、この新型コロナワクチンは一切打ちませんでした。だって、「さざ波」程度の影響しかないのに、打つ必要などないではありませんか。上述したように、この新型コロナとワクチンに関しては、冷静に判断をしようという雰囲気が全くありませんでした。マスコミはもちろんですが、本来、自由な意見交換が許されるはずのYoutubeやツイッター(現,X)でさえ、「陰謀論」や「デマ情報」だとして、コロナワクチンに関する真摯な議論がなされなかったのです。
 私は、この欄で何度も「データを尊重しよう」「恐れる必要のない病気だ」「免疫力こそ大事だ」と訴えてきましたが、ほとんど効果はありませんでした。私と妻は、一連のワクチン狂騒曲に批判的で、一度も接種せず、一度も感染せず、人間の持つ免疫力を信じ、今でも毎日楽しく酒を飲み、カラオケを歌い、元気に生活しているのです。
 著者は、本書の最後のページに、次のように記述しています。

 ファイザー社のワクチンの研究・開発部門の責任者だったキャサリン・ヤンセンは、職を辞したあとの2022年11月11日、科学誌「ネイチャー」で次のように告白した。
「私たちは、まだ製造途中の飛行機を操縦していた」

 私たち人類は、未だ完成もしていない飛行機に乗せられてしまったのです。もはや飛び降りることすらできないのです。(R6・2・6記)



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