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STAP細胞騒動の真犯人

STAP細胞騒動の真犯人

理研がSTAP細胞は存在しないこと、これ以上の研究継続はしないこと、つまり、終息宣言をしました。多くの人は、あれ?と思ったはずです。当初は、来年まで検討を継続する手はずになっていたからです。なぜ、急に終結宣言をしたのでしょうか。

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 私は、ここに何かキナ臭いものを感じます。この一連の騒動、本当はありもしないSTAP細胞が、あると信じるに足る状況がなぜ作られたのか。これは想像ということになりますが、小保方さんの個人的な資質にかなりの原因があるのではないかという気がします。その資質とは、他の研究者やスタッフから疎んじられる、何かがあったのではないかということです。

刑事事件として考えてみると

 あるはずのないSTAP細胞を「ある」と知りつつ嘘を言った。もちろんこの件は、研究発表ですから犯罪というわけではありませんが、民事上の取引なら、嘘と知りつつ相手を騙して、何らかの財物を取れば詐欺罪になります。
 仮に、小保方さんが完全に白、つまり嘘を言ってないとすれば、誰かが嘘をついた可能性が高くなります。誰かが意図的にES細胞?などを混入させたとすれば、小保方さんは被害者になります。その場合には、小保方さんは、「信用及び業務妨害」として、その犯人を刑事告発及び告訴することができます。また、この犯罪は、親告罪ではありませんから、本人が訴えを起こさなくても検察官は刑事訴追することができます。犯罪性が全くないという訳ではないのです。
 仮に、この騒動を刑事事案だと仮定しましょう。犯罪だとすれば、下手人を探し出す必要があります。あなたが有能な刑事だとすれば、どのような手順で犯人を追いつめますか?

 先ず、最初に、小保方さん本人を疑うのが犯罪捜査の常道です。「この人間は、嘘だと分かっているのに嘘をついているのではないか。なぜだ。動機はあるのか。功名心か。そうだとしても、世界的発見につながる科学の世界で、嘘がばれないと思っていたのか。そこまで徹底した本当の本物の大嘘つきなのか。」と、推測してみます。
 仮に、そう考えたとして、普通の感覚の人間ならば、あれほどにこやかに記者会見などできるものなのか。論文のあちこちに盗用やコピペした資料などが見つかった後でも、なおかつ「STAP細胞はあります。私は200回以上、実験に成功しています。」などと、あれほどあっけらかんと大見栄が切れるものなのか。
 この時点で、「何かがおかしい」と、普通の人なら思うはずです。私も不思議でなりませんでした。いくらなんでも、彼女の顔は「稀代の大嘘つき」には見えない。世界の科学者を相手にして、大嘘などつきとおせる筈はないからです。また、それが露見した時の衝撃は、文字通り天国から地獄、いや地獄以上の谷底に突き落されるのは、火を見るよりも明らかだからです。

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 嘗て、IPS細胞を使って世界初の心筋移植手術をした、と言って話題になった森口某という人物がいました。でも、今回の事件とは明らかに違います。彼の場合、どの角度から見てもペテン師の顔に見えるし、嘘がばれても笑っていたような人物です。ちょっと調べれば嘘と分かるレベルだったのです。取材記者が少し調べれば、分かったレベルの嘘だったのです。今回は、少なくとも本人は「堅く信じていた」と言ってもよい状況なのです。この点で、明らかに次元を異にしています。

自殺した笹井氏か

 次に、疑われるべきは、自殺した笹井氏です。彼は、途中から、小保方さんの指導役として関わりました。共同執筆者の1人でもあります。細胞学の分野では、ノーベル賞受賞者の山中教授と比肩される程の権威であり、次のノーベル賞候補とも嘱望される人物だったそうです。
 すでに名声は確立しています。その彼が、嘘と知りつつ、共同執筆者になど加わるものでしょうか。また、この種の発見は、すぐに世界の研究者が次々と追証試験を行い、その真実性はすぐに明らかになることも知っています。それなのに、敢えてこれほどの嘘をつくという動機があるでしょうか。嘘がばれたときの衝撃、それは、自らの評価が地に落ちるということであり、理研でのポストはおろか、二度と科学者として這い上がることも困難になるでしょう。そう考えると、彼には「動機がない」と言わざるを得ません。彼の自殺の原因は、このような重大事を科学者の目で、根本から検証しなかった自責の念にあった、と考えるのが合理的なのではないでしょうか。

若山教授は?

 3人目は、山梨大学の若山照彦教授です。確かに、彼は共同執筆者ではありますが、この研究の主役ではありません。細胞増殖の専門家にすぎません。その特定の分野における専門家として、チームに加わったのです。

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 そういう立ち位置からすれば、敢えて嘘をつく動機が乏しいことは明らかです。しかも、そんな低レベルの嘘ではすぐにバレることは百も承知していたはずです。それがバレれば、大学での職がなくなるのはもちろん、今後、科学者として生きていくことも難しいでしょう。
 それに、彼の顔を見て下さい。功名心に燃えたぎったようなギラついた顔をしていませんよね。刑事ならば、顔立ちも参考にして「こいつは白だ」と判断するはずです。要するに、彼にも動機がないのです。

残るは女性スタッフのみ

 笹井教授にも、若山教授にも、動機がない。小保方さんには功名心という動機はある。しかし、詐術、つまり騙しているという自覚が全くない。むしろ、騙されている被害者の可能性が高い。従って、犯人ではなさそう。
 はて?あとは誰か。もうお分かりですね。それ以外の人物ですよ。
 当初、マスコミでSTAP細胞の研究発表がなされた時の研究室(発生再生総合研究センター)の映像、覚えていますか。エプロン姿の小保方さんのほかに、3人ほどの女性が映っていましたよね。小保方さんだけエプロン姿でしたが、他の女性スタッフは、皆さん普通の白衣を着ていました。その女性たち、今どうしているのでしょう。

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 この女性たち、同じ小保方グループとして、共同作業をしていたんですよね。「刑事事件なら」、そこにいた全員、同じように取り調べをします。しかし、彼女たちが取り調べを受けたということは、一切漏れ伝わってきません。しかも、研究成果の誇らしい発表の場でも、彼女たち、小保方さんを祝福している姿はなく、淡々と業務をこなしている、というふうにしか見えませんでした。もちろん、小保方さんを含めた全員で談笑しているような場面も、一切見た記憶がありません。
 共同作業をしていたと言っても、小保方さんはひとり黙々と顕微鏡を覗きこみ、細胞の変化などを観察していたのでしょう。細胞を酸性の溶液に浸したり、試験管に入れ、振ったり温めたりこすったり、多忙を極めていたんだと思います。

光る細胞との出会い

 そういうときに、彼女は「光る細胞」に出会ったのではないでしょうか。細胞は死ぬ時に光を放つそうです。ろうそくの灯が消える時、最後に急に明るくなり、静かに消えていきます。あれと同じ現象が細胞レベルでも起こるそうです。
 その細胞を見つけ、これを増殖するために、同室のスタッフに頼んで若山教授に届けてもらった。その届ける過程で、「ES細胞」が「意図的に!」混入された。しかも、このES細胞、「小保方研究室に常時保管されていた」という事実に注目すべきです。多分、研究用として必要だったのでしょう。小保方さんは、同じ小保方グループのスタッフですから、自分が渡した後の試験体が、どのような取り扱いがなされるのか、ということまでは心配しなかったのでしょう。

同性研究者の嫉妬

 しかし、如何に同室のスタッフとは言え、彼女に対して好意を持っている人間ばかりとは限りません。まして彼女たち、自分がひきつれて理研に乗り込んだ仲間ではありません。もともと理研にいた研究者とチームが組まされたのです。

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 女性が3人集まれば必ずボスができる、という位女性の集団は厄介、いやご苦労が多いとされています。これは憶測にすぎませんが、同室のスタッフの中に、「自分はこれまで理研で一生懸命に研究しても報われない。それなのに、少しばかり若くて奇麗だからといって、小保方さんばかりがなぜチヤホヤされるのか」と、内心不満を持っていた同性がいたとしても、少しも不思議ではありません。それどころか、「女性の嫉妬」ほど怖いものはありません。いえ、私の個人的な経験ではありませんよ。私はそんな怖い体験はしていません。世間一般でそう言われているだけです。

マスコミ取材も一切なし

 また、マスコミが、これらの女性スタッフに対してインタビューをしている映像、私の知るかぎり一切見たことがありません。通常、この種の大騒動になれば、真っ先に同僚に対して、「小保方さんはどんなリーダですか」、くらいのことを取材するのは常識というものでしょう。
 殺人事件などがあれば、近所の人はもちろん、犯人の親、中学や高校の同級生にまで、執拗に聞き回るマスコミが、毎日一緒に行動を共にしていた同僚スタッフに、なぜ一言も聞こうとしないのでしょうか。しかも、日本の研究者の信用にもかかわる重大事です。並みの殺人事件よりも遥かに大きなニュース性、インパクトを持っているんです。
 多分、聴聞の過程で事実関係を知った理研幹部が、厳しい緘口令を敷いたんだと思います。「真相がばれたら理研に留まることはできない。退職金も出せない。刑事事件ではないから、黙ってさえいればいずれ事件は風化する」、これが殺し文句だったと思います。

理研幹部は犯人を知っている

 以上のことから、もう、結論は見えてきましたね。刑事事件ではない(大いに疑問ですが)から、警察は関与しない。他方、理研内部の問題ですから、理研の幹部は、内部的に真犯人は誰かをいくらでも追求できます。悪意があれば、ES細胞を混入させることは可能だったということを、理研は十分に分かっています。
 当然、その観点から徹底的に調べたはずです。若山教授にSTAP細胞を渡す役割を担ったのは誰か。その程度のことは、当時のスタッフ全員に厳しく問い質せば、自ずから明らかになる筈です。
 スタッフの一人が、若山教授に渡す前にES細胞を混入させたことを白状したんです。だからこそ、理研は予定よりも早く終結宣言をしたんです。
 理研としては、犯人の名前を出したくはない。できれば曖昧なまま、早急に幕引きをしたい。ですから、「STAP細胞が存在するかどうかについては、断定できない」なんて、一応勿体をつけた結論にしたんですね。
 ある意味で小保方さんは最大の被害者である可能性がありますから、彼女自身が、「威力業務妨害」などで告発すれば、真相に近づくことは十分に可能だと思います。
 なお、当然ですが、本件の記事は、あくまでも筆者の個人的な見解を述べたものにすぎません。(H24・12・27記)


◎後日、科学者の武田邦彦氏から「小保方さんは正しかったのではないか」との発言をされていますので、紹介します。
▶▶▶武田邦彦【小保方さんは正しかった】その裏には、、、?

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