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つまらなすぎる紅白歌合戦

つまらなすぎる紅白歌合戦

今年の正月は、老人2人だけで過ごしました。毎年、息子や娘の家族が来て、賑やかに過ごすのが習わしでしたが、今年はやめました。その理由は、この楽しさを毎年、我が家だけで独占するのは宜しくない、と感じたからです。

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 どちらか一方だけが来るのも中途半端です。ですから、来るなら来るで両方とも来て、賑やかにやった方がいいし、来ないなら両方とも来ず、老人2人だけの方が割り切りができます。誰も来なければ、お節料理などの心配もいりません。ちょっぴり寂しい気もしますが、これ以上楽な正月はありません。
 てなわけで、年末の晦日、大晦日は2人だけでしっぽり(?)と愚痴を言いあいながら過ごしました。
 そこで、今年は、それこそ15年ぶりか20年ぶりに、紅白歌合戦をじっくり見てみよう、ということになったんです。

知らない曲のオンパレード

 紅白は酒を飲みながら、スタート時から視聴することになりました。郷ひろみがトップバッターでした。彼のデビュー当時は、あまりにも幼くて、こんな子供が出てどうするんだという感じでした。ですから彼の出場は結構なんです。ところが、その次の大原櫻子とか、SEXY ZONEなんて全く見たことも聞いたこともありません。その後の三山ひろしはいいとして、乃木坂46だのSEKAI NO OWARIだのE-girlsなんて、全くちんぷんかんぷんでさっぱりわかりません。人物を知らないんですから、当然、歌も聞いたことがありません。それでもしばらくは我慢して聞いてました。この歌のどこが若い人の共感を得るのか興味があったからです。でも、我慢して聞いていても、ちっとも共感しないし、楽しくありません。

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 一杯飲みながら聞いていますから、さすがに我慢の限界を超えてしまいました。もう、この頃になると、次第に眠気の方が勝ってしまいます。
 どれくらい寝たのでしょうか。目が覚めたら既に後半戦に入っていました。
 確か、福山雅治が歌っていたと思います。そのあとに続く「いきものがたり」とか、TOKIOなんてものも、名前はどこかで聞いたことはありますが、歌は全く分かりません。
 これまた我慢できず、ほかのチャンネルに回してしまいました。暫く他チャンネルを逍遥していたら、魔裟斗のボクシング中継がライブで行われようとしていました。3ラウンドまでじっくり見ましたが、とても紅白に戻りたいとは思いませんでした。でも、妻が「大晦日くらい紅白を見ようよ」というので、再び、NHK様に戻りました。そして私は、再び、黄泉の世界に迷い込んでしまったのであります。

共通の歌がない

 それにしてもこの紅白歌合戦、抜本的な改革が必要だと思います。私の若かった頃、つまり昭和25年から45年頃までのことです。歌は、基本的に日本全国、歌謡曲、つまり演歌と相場は決まっていました。
 ですから、老いも若きも同じ歌が好きだったんです。宮城まり子の「ガード下の靴磨き」(歌は→こちらから)や三橋美智也の「リンゴ村から」(歌は→こちらから)なんて、哀愁とノスタルジーがあって、本当に老いも若きも泣ける歌だったんです。小学生のころ、演歌でせつない恋の歌や失恋の歌など歌っていた同級生が、先生から「そんな歌を歌うんもんじゃない!」なんて叱られたなんて記憶もあります。

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 その頃の私は、初心(うぶと読みます)でまじめで正直者と三拍子揃っていましたから、先生がなぜ怒っているのか、さっぱり理解できませんでした。その後、片思いや失恋なんぞを重ね、歌の意味もかなり理解できるようになりましたが、その当時は全く理解不能だったんです。我々世代には、それしかなかったんですから、自然に口をついて出るのは当たり前のことだったんですね。
 でも、今は共通の歌がなくなりましたね~。私のような高齢者が若い人の集まるカラオケスナックなどに行こうものなら、全く居場所がありません。若い人の歌は、抑揚に乏しく(少なくともそう聞こえます)、詩にも共感できません。しかもダラダラと歌っているようで、どこで拍手をしたらいいのか、さっぱりタイミングすらつかめません。
 このように歌には、既に世代間に著しいギャップができてしまったんです。それなのに、紅白では同じ番組の中で両者が聴けるようにしようってんですから、土台無理な話なんです。

年齢階層ごとに別番組にせよ

 ということですから、改善策は、どこか年齢で区切るしかありません。ティーンエイジャー向けの番組、20歳から40歳程度までの番組、40歳から60歳までの番組、60歳以上の番組というように、年齢階層で区切るしかないのではないでしょうか。
 若い人はスマホなどの操作に精通しているので、BSの多チャンネルを有効活用していただく。BSはチャンネル数が多いですから、民放とNHKで協議を行い、無益な競争をせず、ティーンエイジャーはTBS、20歳から40歳まではテレビ朝日、40歳から60歳は東京放送というように分担していただく。不公平にならないように、毎年、交代制にするのもいいかもしれません。

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 そちらの番組でSEXY ZONEでもE-girlsでも、乃木坂48でも、幸手坂18(埼玉にある坂です。幸手のキレイどころを全部集めれば18人くらいはいるはずです。)でも、好きな番組を見ていただく。そして、私らのような高齢者はメカに弱いので、従来通り「NHK総合」様で見られるようにする。もちろん、歌番組は、徹底してド演歌のオンパレードです。もちろん、懐メロばかりではいけませんよ。最近の歌手だって演歌なら結構知ってます。三山ひろしに松原健之、三門忠司に半田浩二、ヒット曲なら大体分かります。
 懐メロばかりでは、いくら高齢者だって、飽きが来ます。新しい演歌にも、いろいろいい歌があるんです。福田こうへいの南部蝉しぐれなんて、今の高齢者でも十分に共感できるはずです。

年末年始の特別な事情

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 な~んて、能書きをタラタラ言ってますが、子供の家族が押し寄せたような場合は、年齢階層がごちゃ混ぜになります。テレビは1台ですから、誰に焦点を合わせて歌番組をつくるかとなると、現実には難しい。結果、若い人を中心にせざるを得ない、という事情があるんでしょう。そうか、だから今のNHK紅白は、老若ごちゃ混ぜの番組編成になっているのか~、と合点がいきます。
 でも、私らのように、夫婦2人だけの高齢者、中年者あるいは独り者も、それなりに沢山いるのではないでしょうか。
 そろそろ、こういった「テレビを独占できる寂しい階層」を対象にした歌番組があってもいいのではないでしょうか。私のような高齢者でも笠木しず子だのディックミネなんていう、超古の歌を聴くのはかなり疲れるんです。そろそろ細かく階層を区切った歌番組を、制作することを検討すべきかもしれません。

NHKの抜本改革が必要

 いずれにしろ、今のような紅白歌合戦では、とてもまともに見る気にはなりません。抜本的な改革が必要だと思います。そのためには、次のような方法はいかがでしょうか。
①歌は国民の投票で選ぶべし。「みなさんのNHK」なんですから、当たり前のことです。投票は、リモコンで簡単にできます。
②演歌と非演歌で分けるべし。誰でも自分の青春時代の歌が一番懐かしいのです。
③前半は非演歌、後半は演歌とすべし。歌の区分はいろいろあるでしょうが、演歌と非演歌くらいなら十分に区分けができるでしょう。
 若い人たちの多くは演歌が苦手でしょうから、後半は民放なり、BSなりに逃げるでしょう。それでいいではありませんか。今のように、NHKの内部で、NHKに逆らわない素直な歌手ばかりを選定する方法では、益々視聴率は下がり続けます。
 そもそもNHKは強制的に受信料を徴取しています。つまり、国民からすれば、税金と同じなのです。電気と同じように、受信料を払わない人には、ブロックするするシステムがあるんです。それにもかかわらず、敢えてそれをせず、強制的に徴取しておきながら、国民の投票でなく、自分たちの気に入った歌手だけを選定しているというのは、極めて傲慢だと思います。

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 こういう傲慢なやり方というのは、何かと似ていると思いませんか。そうです、中国です。かの国では、自分たちの気に入らない発言は認めない。もちろん、気に食わない人間の入国も認めない、という国です。最近では、ミスワールドカナダ代表の入国を認めない、というので話題になりましたね。あの中国と同じやり方で、歌手の選定をしているというのは納得できません。だったら金をとらずに勝手にやれよ、ということです。
 しかも、ジャーナリストの小田桐誠氏の著書『NHKはなぜ金持ちなのか?』(双葉社)によれば、NHKで働く職員たちは世間が思っている以上に高給取りで、平均給与1185万円(2012年度)だそうです。これだけでもびっくりですが、さらに住宅や転勤、保険など民間では考えられないほどの手厚い手当が付き、それらを含めると平均年収は実に1780万円まで跳ね上がるというんです。
 そのうえで、偉そうに自分たちの気に入った歌手だけを選定する。こういう傲慢な体質を変えることから、先ず始めるべきなのではないでしょうか。
 因みに、私も一応、きちんと受信料は払っています。いや、徴収されています。最近の一連の偏向報道を腹立たしく思っているので、機会があれば不払い組に転向しようと思っているのです。

 
 
 
 
 

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