時事寸評 書評コーナー

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高齢者に無縁のNHK紅白

高齢者に無縁のNHK紅白

チラ見すらしなかった紅白

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 あけましておめでとうございます
 年末、大晦日恒例の「紅白歌合戦」はチラとも見ませんでした。そう、「チラとも」見なかったのです。なぜなら、事前に出場歌手一覧を見て、とても我々高齢者のみる番組ではない、と分かっていたからです。第一、登場人物の顔触れは、ほんどがカタカナ文字書かれたような歌手ばかりで、一度も聞いたことがない。歌手名も知らないくらいですから、曲名はもっと知らない。そんな知らない歌手オンパレードの番組をどうして見なければならないのでしょうか。私にはとても耐えられません。
 それでも、昨年までは紅白も見ていたんです。いや、見ていたというよりも、テレビ画面に映っていたことは事実なのです。なぜか。一昨年末までは我が家に娘と息子の家族が集まり、定例の年越しの宴会を開いていたからです。焼き肉など、宴会となれば、若者中心となります。私も、みんなが集まってくれたことだけで嬉しいですから、一緒に酒を酌み交わすことになります。
 その間、テレビに紅白歌合戦が「勝手に映っていた」ということです。でも、登場人物はほとんど知りませんから、何の興味も湧きませんでした。それが一昨年末までの大晦日の風景でした。

コロナで老夫婦だけの大晦日

 ところが昨年末の大晦日は、政府や自治体、マスコミから、「三蜜を避けよ」、「帰省も控えよ」など、厳しい移動制限、自粛要請が出ました。私は何度かこのブログでも書いていますが、新型コロナは、決してマスコミや自治体、医学界が大騒ぎするような重大な病ではなく、「普通の風邪」と同じレベルのものだと主張してきました。私は感染症の人数ではなく、重症患者と死亡者の数だけを見ていたからです。
 ですから私個人は、今でも自粛など一切せず、毎週一回は居酒屋で不良老人と集まり、カラオケなどを楽しんでいます。
 でも、昨年末の大晦日は、子や孫は誰も来ませんでした。マスコミなどが大騒ぎするので、私の方から「来い」とは言えなくなってしまったし、先方も遠慮して来ようとしなかったのです。結果、年末は、老夫婦二人だけの寂しい大晦日になったという次第です。
 さて、老夫婦二人だけということになれば、訳の分からないジャリタレの歌う横文字交じりの紅白など、全く見る気になりません。
 演歌、それもドエンカ番組はないか、とチャンネルを回してみると、ありました。テレ東で、6時間ほどぶち抜きで、昔懐かしの演歌のオンパレードをやっていたのです。おお、これこれ!と老夫婦二人だけですが、久しぶりのドエンカで過ごす、ちょっぴり嬉しくも寂しい大晦日となったのであります。
 ところで、報道によれば、NHK紅白の視聴率は40.3%あったそうですね。あんなカタカナ文字だらけの歌手や横文字交じりの歌番組で40.3%もの視聴率を稼げたというのは正直驚きです。しかも、無観客の劇場からの中継っていうんですから、更に驚きです。

完全に使命終えた紅白

 私は、若かりし頃、紅白が大好きでした。紅白歌合戦華やかりし頃、つまり昭和20年代から30年代頃です。紅白はラジオで聞くものでした。司会の宮田輝が解説する情景に耳をそばだてたものです。出場歌手の衣装も言葉で表現していました。実際に見られたらいいだろうな~と想像したものです。その後、テレビが普及し始め、白黒テレビで視聴しました。赤城まり子の「ガード下の靴磨き」だの島倉千代子の「東京だよおっかさん」なんて、本当に目を皿のようにしてみていたものです。紅組が勝つか白軍が勝つかなんてことにも、大いに興味がありました。
 なぜこのように興味が持てたのか。それは、その当時、流れる曲はいわゆる「歌謡曲」であり、全世代、歌謡曲は国民共有の娯楽だったからです。当時、リンゴを満載した軽トラックが村々を回りました。スピーカーから流れる歌は、三橋美智也の「リンゴ村から」か島倉千代子の「この世の花」が定番でした。そういう曲で家族みんなが楽しめたのです。
 しかし、時代は変わりました。「個」が尊重されるようになり、親世代の歌と子世代の歌は、大幅に変わってしまったのです。高齢者にとって、今の若者の歌は、全く別世界、異星人のような歌ばかりです。演歌というようなものは、ほとんど、いや全くありません。これでは、一緒に番組を見るなんてことはできません。
 紅白の出場歌手を見ると、若者、親世代、高齢者すべてを取り込んだ番組構成になっているようです。NHK側の意図は、老いも若きもみんなが一緒に楽しめるように、という配慮なんでしょう。しかし、そんなことは土台無理です。全く趣味の合わない者同士が、趣味の話をしているようなもので、全くかみ合わないのです。その意味で、紅白は完全に役割を終えたのだと思います。

テレビ離れは深刻

 若者世代はもちろんですが、我々高齢者も、今のテレビからは完全に離れつつあります。なぜなら、余りにも内容が薄く、面白くないからです。テレビをつけると、若いタレントたちが集まって、面白くもない話題で馬鹿笑いをしていたり、ローカル線バスの旅のような気の抜けた旅番組や食べ物番組のようなものばかりです。ならばと報道番組を見ると、これまたモリカケ桜のような、天下国家に関係のない政権の上げ足を取るようなスキャンダル番組ばかりです。コロナで騒いでいたと思ったら、日本学術会議の話題ばかり。沙汰やみになったかと思ったら、再度コロナ問題ばかり。それもほとんどが、コロナの恐怖心をあおり、自粛を求めるような番組ばかりです。

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 その結果どうなったか。若者世代は、YoutubeなどSNSに走りました。私も今では、テレビをつけるとYoutubeに直行です。テレビには見るべきものが何もないからです。
 Youtubeは玉石混交です。特に禁止用語の氾濫は深刻です。トランプを寅さんと言い、バイデンを梅さんと言い換えるなど、表現者は並々ならぬ苦労をしています。この点は早急な対策が必要ですが、それ以外は、自由な発言の場所と言ってよいでしょう。
 どの番組が真実を報道しようとしているかといったことは、何度か見ていれば理解できるようになります。米大統領選など、米国の言論の自由と人権、民主主義が危機に瀕していることが読み取れ、本日1月3日に至るも、米大統領選は決着がついていません。大統領選の結果は、日本にも大きな影響を及ぼします。しかし、日本のマスコミは一切そのことを報じません。11月3日の投票でバイデン勝利、決着がついていることを前提に報道しています。
 これは明らかに事実と異なります。あれほど大規模で大量の不正行為の数々が証拠を伴って出ており、1月6日の開票時まで予断を許さないという大問題なのです。しかしNHKをはじめ大手マスコミは、不正問題には一切触れようともしません。トランプ大統領の発言さえ、「不適切」として遮断され、アメリカの大手マスコミは、トランプ側に有利になる報道は一切無視。司法も、州レベルの裁判所も、連邦最高裁も不正の内容には一切関与せず、入り口で却下してしまう始末です。これを言論の危機、民主主義の危機と言わずして、何と表現すべきなのでしょうか。そういう実態を報じるのが、公共機関たるNHKの役割なのではありませんか。

NHKの根本的なあり方を見直せ

 本論に戻ります。NHKは、紅白の抜本的な見直しをすべきだと思います。若者から高齢者まで幅広く、一つの番組で満足を与えようとする、その意図にそもそも無理があるのです。「個」が重視される時代に、老人から子供まで、同じ番組で楽しめるはずなどないではありませんか。
 NHKは原点に立ち返り、災害報道や選挙報道などニュースや報道、科学技術、古典芸能、語学講座など、民放が手を出しにくい番組に絞って放送すべきです。視聴率はかなり下がるでしょうが、国民が直接費用を負担しているんですから、視聴率など関係ないのです。国民は「事実」「真実」を知りたいのです。
 真実と言えば、NHKは国民の無知に付け込んで、朝日や毎日新聞並みの虚偽、捏造報道もしているということを知りました。
 例えばいわゆる軍艦島に関する報道です。月刊Hanadaで「NHK軍艦島ドキュメント偏向の手口」を読んで知ったのです。
この番組は、昭和30年頃、NHKがドキュメンタリー番組「緑なき島」と題して放映したものです。その捏造の事実は、実際の映像から見ていただくほうが早いでしょう。

▶▶▶こちら→NHK「緑なき島」の映像

 この番組がきっかけになり、韓国は「韓国人が軍艦島でひどい扱いをされた」とし、損害賠償を要求し、日本政府を非難するなど、長く国家間の紛争の種になっているのです。つまり、NHKは捏造番組を作ることによって、日本の国益を大きく損ねているのです。
 地球温暖化問題についても、NHKは故意に温暖化問題を煽る報道をしてきました。北極で白熊が氷にしがみついた映像を流したり、南極で氷河が崩れ海中に没する迫力ある映像を流すなどにより、地球温暖化の深刻さを誇大に報じてきました。また、赤道直下のツバルが海面に沈みつつある、というような映像も繰り返し流していました。その映像は、多くの人の記憶にあるはずです。
 しかし北極の氷は大陸の上に乗っているわけではありません。気温が上昇し、すべて溶けても海水面上昇には全く関係がありません。アルキメデスの原理から明らかなように、氷がすべて溶けても海面上昇など起こるはずがないのです。

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 また、南極の氷は、北極と違い、地盤のある大陸の上に氷が乗っています。ですから、氷が溶ければ海面上昇の原因になります。しかし、南極の平均気温は、マイナス30度の厳寒の世界です。仮に地球の気温が2度や3度上昇したからといって、どうして南極の氷が溶け出すのでしょうか。少し考えれば、小学生でも分かる理屈なのに、地球温暖化と言って大騒ぎするマスコミって何を考えているのでしょうか。グレタとかいう僅か16歳の女子高校生が地球温暖化に警鐘を鳴らし、大人たちを叱り飛ばし、英雄になるような社会現象は、どう見てもまともではありません。ツバルだってサンゴ礁でできた島です。毎年、出水期には島中洪水のようになるのが「常態」なのです。その島にNHKはわざわざ出水期に行って、温暖化の危機を煽ったのです。
 でも、天下のNHKが、そういう映像をドキュメンタリータッチで流し危機感を煽れば、多くの人が信用してしまいます。このように、NHKは国民の無知に付け込み報道してきたのであり、その責任は極めて重いのです。
 今現に起きている米大統領選についても、SNS上では悪質かつ大量の不正選挙の実態が暴露されています。そして年が改まった令和3年に至っても、大統領選の結果など出ていないというのに、NHKをはじめとする大手マスコミは、不正の実態については一切触れません。「報道しない自由」を謳歌しているのです。そのようなNHKに存在意義などあるのでしょうか。
 NHKは、バライティからお笑い、ニュース解説まですべて取り込む必要などないのです。思い切ってスリム化し、空いたチャンネルを虎ノ門ニュースやニュース女子など、日陰での放送を余儀なくされている弱小報道機関に席を譲ってあげることこそ、NHKの役割だと思います。電波オークションが絶対に必要な所以です。
 この記事を書いているうちに、次第に腹が立ってきて、批判の矛先があらぬ方向に行ってしまったことをお詫び致します。(R3・1・3記)

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