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読売新聞の選挙報道はあまりに不公正だ

読売新聞の選挙報道はあまりに不公正だ

東京15区補選の選挙報道

 私は、数十年の間、読売新聞を購読してきました。若い頃は朝日新聞を購読していた時期もありましたが、あまりに思想的に左傾化し、偏向していると感じるようになり、比較的穏健かつ公平と思われる読売新聞に変えたのです。

僅か4文字

 しかし、今回の東京15区補選における選挙報道は、極めて不公正であり、報道機関としての役割を果たしていない、と感じます。
 なぜなら、「日本保守党」に関する報道が極端に冷淡なのです。右の写真をご覧ください。東京15区における報道ですが、「混戦 繁華街で訴え」と題して報じています。この記事の中で、同紙は、立民の酒井菜摘、日本維新の金沢結衣、無所属の乙武洋匡各候補の運動をかなり詳しく解説しています。
 それ以外の候補者については、その他大勢、という扱いでした。特に、飯山陽候補については、一番最後の行に「飯山陽氏(48)」と僅か4文字だけで表示しているのです。完全に泡沫候補の更に泡沫の扱いです。

飯山あかり候補は泡沫候補なのか

 この読売新聞は4月22日発行の新聞です。この22日という日付は、すでに公示日から1週間後、中盤戦に入っているということです。しかし、実際には、各陣営とも公示前から実質的な選挙戦に入っています。公示後、中盤戦に入ったということは、実質的には既に終盤戦なのです。世論調査で、各候補のうち、だれが有力かが判明できる状況にあるのです。
例えば、TBSの調査です。TBSは、嘗て飯山氏から間違い報道を指摘されるなどしてメンツを潰されたとして、彼女に嫌がらせをしていました。そのため、15区での立候補者名の顔写真でも、飯山陽氏の写真だけ外して報道するという嫌がらせをしていたのです。そのTBSでさえ、次のような情勢分析を掲載せざるを得なかったのです。
 「JNNでは、きのうからきょうにかけて電話による調査を行い、取材を加味して中盤の情勢を分析しました。それによりますと、立憲民主党の酒井菜摘氏が優勢で、日本維新の会の金澤結衣氏、諸派の飯山陽氏が続いています。」
 ほかの報道機関でもほぼ同様の結果が示されています。当初、泡沫候補扱いされた飯山陽氏の順位は急激に上昇しているのです。
 それなのに、読売新聞は、上記3人の候補者について、解説を加え、有力候補扱いをし、飯山陽氏を完全に泡沫候補の末端に位置付けたのです。私はそこに底意地の悪い、意図を感じざるを得ませんでした。

保守党メンバー

日本保守党の急進には熱い世論の裏付け

 最近における日本保守党の躍進には、目覚ましいものがあります。実は私も妻も同党の支持者です。年会費を払い党員登録もしました。党員登録なんて、生まれて初めての出来事です。私は元来、安倍自民党の支持者でした。が、安倍氏亡き後の自民党は、LGBT法の強行採決にみられるように、完全に左旋回し、到底、日本国の安全を託せるような政党ではなくなりました。
 そこに登場したのが日本保守党です。「永遠のゼロ」「海賊たちと呼ばれた男たち」などを著した作家の百田尚樹氏が立ち上げた政党です。有本香氏が事務総長です。この日本保守党は、発足後、あっという間に3万、4万人と党員を増やし、有本氏は、今日現在、既に6万3千人を超えたと発表しています。

大阪街宣2

 日本保守党は、既存の組織や団体、企業から献金を受けているわけではなく、すべて個人が身銭を切って党員になっている政党です。その意味では、既存の政党と明らかに異なっています。既存の政党の中に、企業や宗教団体、その他の団体から献金をもらわず、個人のみが身銭を切って党員になっている党はありますか。ありません。それほどに組織を持たない個人からの期待が高いんです。
 だからこそ、日本保守党がこれまで秋葉原駅前や新橋駅前、名古屋、大阪で開いた集会には立錐の余地もないほど、多くの聴衆が集まったのです。
 今回の東京15区の立会演説会においても、多くの聴衆が集まっています。他の政党のように、企業や労働組合、宗教団体に声をかけて集めた似非集団ではないんです。それだけ多くの大衆の心をつかんでいるのです。

▶▶▶新橋駅前SL広場での東京初街宣の風景(Youtube画像)

候補者もズブの素人

 候補者の飯山陽氏は、イスラム思想研究者であり、普通の家庭の主婦にすぎません。エジプトやタイにも滞在するなど海外経験も豊富であり、子育てをしながらアラビア語通訳などの実績もある異色の候補者と言ってよいでしょう。
 他方、彼女は、選挙の経験はなく、政治の世界に身を置いた経験もありません。ですから政治の世界ではズブの素人と言ってよいでしょう。彼女は、百田尚樹氏や有本香らとYoutubeに出演し、「変顔」の演出などで、かなり顔を知られていました。
 その彼女が衆議院選挙に出馬するということで、多くの支持者が集まったのです。
 そして、公示日前からの運動を通じ、地元にもかなり浸透するようになり、下馬評で3位に着けるところまで支持を伸ばしてきたんです。
 ところが、前述したように、4月22日に至るも、読売新聞は泡沫候補のそのまた下の泡沫候補であるかの如き扱いをしているのです。同紙の記者は、本当は3位に着けていることは先刻承知のはずです。しかし、その事実は書きたくない。なぜか。これは推測ですが、読売新聞のドンに忖度している可能性があります。読売新聞のドンはナベツネ、つまり渡辺恒雄です。この記事を書いた記者は、このナベツネの思惑を忖度している可能性があるのではないかと推察しています。ナベツネは、岸田首相の出身校である開成高校の先輩であり、岸田首相の応援団長でもあります。一介のサラリーマン記者ならば、このドンの意向は無視できない、と考えるのは自然でしょう。

高齢者もテレビよりYouTubeを見ている

せんべ~2

 高齢者はテレビばかり見ている、とよく言われます。本当にそうでしょうか。株式会社ACILというところが、高齢男女100人を対象に実施した調査によれば、「総じてYouTubeの方が圧倒的に多くの高齢者に利用されている」と結論づけられています。
 私も、既に80歳ですが、テレビはNHKニュースくらいで、それ以外はほとんどがYouTubeを見ています。テレビの画像でYouTubeを見ているんです。自分の気に入った動画を自由に選んでみることができるからです。
 私たち高齢者の多くは、総じて今の日本の現状、特に日本政治の現状を憂いていると思います。世襲の政治家がはびこり、2世、3世の政治家が跋扈し、日本の政治、経済の現状を立て直そうとする気迫がない。国の安全保障を真剣に考えようとしない。常に、次の選挙に当選することばかり考え、頻繁に政治資金パーティを開催し、更に裏金作りに勤しむ。
 それなのに産経新聞社とFNNが20、21両日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が一番ふさわしいかを尋ねたところ、首位は自民党の石破茂元幹事長(17・7%)だった。これに小泉進次郎元環境相(14・1%)、上川陽子外相(7・9%)、河野太郎デジタル相(7・7%)が続いた、なんてニュースを聞くと、もう物を言う気力さえなくなります。一体、日本はどうなっているんだ、と言いたくなります。
 本来、これらを追及すべき、まともな野党もマスコミも存在しない。いや、政治ばかりか司法も子育てすべき教育界にすら左翼思想が蔓延し、カオス状態になっている。
 東京15区で行われている、つばさの党の根本良輔なる候補者一団の乱暴狼藉。目に余るものがありながら、警察ですら取り締まれない。警察権力は、たかが一片の高裁判断に縛られ、断固として正義を実現することすらできないのだ。
 このような鬱屈した日本の現状を何とかしてほしい、という心の叫びが、日本保守党への期待につながっているのです。私のような高齢者でも、ほとんどYouTubeを見ています。読売新聞のような嘘の報道はすぐにばれてしまうんです。
 私は、日本保守党を不当に無視した読売新聞は、今月一杯で解約しようと思っています。劣化した嘘の報道をする新聞に、お金を払うほど暇も余裕もないのです。(R6・4・23記)


<後日記>

 トップを走っている立憲共産党の酒井菜摘という候補者。私は、全く知りませんでした。立民や共産党が推す人物なら、左系の人物であろうくらいの感覚でした。

酒井菜摘

 しかし、山口敬之氏の番組を見て驚きました。彼女、福島原発についてツイッター(X)で相当激しくディスっていたんですネ。現在は、選挙にマイナスというので、これら過去の不都合な記述は削除したようですが、山口氏がこれらをの発言を保存していたんです。どんなことが書いてあったのか。山口氏が酒井候補の過去のツイッター(X)のいくつかを紹介しています。
 曰く、「3日前からお腹が痛い。ちょっと下痢気味だけど、これは放射能被爆の初期症状なのか。ちょとだけど鼻血がでた。これは放射能被爆の初期症状なのか。怖いよ~」。
 このツイートは立民の公認候補として正式に決定した後にアップしたものだそうです。その後も、「さんまのかば焼きです。マスクは放射能対策です」だのと、福島を揶揄するようなツイートを繰り返ししていたことが分かります。これではまるで中国が「核汚染水」と言って、不当に非難しているの同じではありませんか。
 私は、福島原発の被災後、放射能線量が十分に低下し、数値的に安全とされた後は、積極的に福島産の果物や海産物を買うようにしてきました。特に、福島産の桃は、風評被害の影響もあり、安くて!美味しく秀逸でした。何度も何度も食べました。
 同じ日本の国民として、お互いに助け合うのは当然のことです。中国と同じように、懸命に働いている福島の人たちを揶揄し非難するようなツイートを繰り返しているような人物を、私は軽蔑します。こんな人物を、絶対に国会に送ってはいけません。(R6・4・24記)

▶▶▶山口インテリジェンアイ(山口氏出演の動画)


飯山陽

<関連動画>

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