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ベトナムにおける韓国兵慰安婦問題

ベトナムにおける韓国兵慰安婦問題

ライダイハン問題とは何か

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 ライダイハン問題というのをご存知でしょうか。以前この欄で紹介したことがあるので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。ライダイハンとは、ベトナム戦争時、ベトナムに出兵した韓国軍兵士たちがベトナム人女性を強姦し、産ませた混血児のことです。「ライ」とは、ベトナム語で「混血」、「ダイハン」は、「韓国」を意味します。
 韓国はベトナム戦争時に、米国を支援して延べ34万人の兵士をベトナムに送り込みました。これらの兵士たちが、ベトナムで13歳から14歳の少女を含む数千人のベトナム人女性を強姦し、民間人虐殺を繰り返したという問題です。その数は、推計で数千人から3万人に上ると言われています。

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 韓国政府は、いまだに韓国軍による強姦や虐殺の事実を認めていません。地元韓国の週刊誌「ハンギョレ21」がその実態を暴き、1966年の大虐殺では、老人や女性、子供がむごたらしい方法で殺害されたということをすっぱ抜きました。この時は、この報道に激怒した退役軍人団体「枯葉剤戦友会」がハンギョレ本社を襲撃し、印刷設備やパソコンなどを破壊するという事件まで起こしているのです。韓国人特有の、自分に不利なことは暴力をもってでも蓋をする、ということです。日本人にあまり知られていないのはそのためです。

英国人が告発団体を設立

 このライダイハン問題については、事実関係の概要を知っていましたが、今回、英国人がこれを告発する団体を立ち上げたことまでは知りませんでした。これを知ったのは、月刊Hanada12月号の記事です。この中で筆者の産経新聞ロンドン支局長岡部伸氏が、詳細な記事を掲載したのです。

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 同記事によれば、このライダイハン問題について、英国人の市民運動家、ピーター・キャロル氏が声を上げたというのです。曰く、「人間として恥ずべき行為がベトナムで行われた。しかし、大部分の女性は泣き寝入りして被害の実態が明らかにされていない。韓国政府は、韓国兵士が行った行為を認めず、実態調査すらしていない。」というわけです。
 ピーター氏は、民間団体「ライダイハンのための正義」を立ち上げ、昨年9月12日、ロンドンの中枢、ウエストミンスターにあるホテルで設立総会を開いたのです。彼は、「欧州から遠く離れた極東のベトナムで、40数年前に女性たちが、韓国軍兵士からの強制的な性暴行で、過酷な人生を送っていることを多くの人達に知って欲しい」と訴えたのです。
 彼は、「混血の子供たちは、ライダイハンとして知られ、深刻な差別を受けて今日でも日陰の生活を送っている。我々は、このようなすべてのベトナム人女性のため、ライダイハンの子供たちのために、そして彼らが当然、受けるべき存在の認知と尊重のために戦う」と宣言したのです。

英国政界重鎮も協力

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 ピーター氏の呼びかけに応じ、イギリス政界からも趣旨に賛同した政治家たちも多数駆けつけました。ブレア政権で外務大臣を務めた労働党の重鎮、ジャック・ストロー氏もその一人です。弁護士でもある彼は、「暴行は多大な人権問題だ。まず、独立した高邁な有識者による徹底した被害実態の調査が必要だ」と述べ、早急に実態調査を行うよう求めたのです。
 更にストロー氏は、「ベトナム戦争で韓国軍は、ベトナム人女性をいわゆる従軍慰安婦として性的に搾取した。何人かの女性は同意して兵士と関係したようだが、ほとんど大部分は強制的に売春婦にされて慰安所で働かされたり、単純にレイプされたりした。現在、こうした女性に対する性暴力が多くの問題を生み出している。」と述べ、韓国政府による国際社会への謝罪を求めたのです。

民間人も大量に虐殺

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 ベトナムに出兵した韓国軍は、ライダンハンを産んだ強姦事件だけでなく、共産ゲリラを警戒して、現地住民を多数殺害したとされています。その数は、韓国メディアなどによると、1万人から3万人に及ぶとされています。前記地元韓国の週刊誌「ハンギョレ21」でさえ、1966年の虐殺では老人や女性、子供たちが惨たらしい方法で殺害されたと報じているのです。
 韓国政府は、このような実態について一切触れようとはしていません。その理由は、韓国政府は一貫して元派遣兵士を「国家の英雄」として奉ってきたからにほかなりません。国家の英雄が、「蛮行の犯罪者」であってはならないのです。
 このため、韓国メディアは、これら韓国軍による民間人虐殺や強姦をタブーとして扱い、ライダンハン問題もほとんど報じてこなかったのです。

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 今回、韓国国内では、英国人が「ライダイハンのための正義」を立ち上げたことについて一切報道していません。韓国政府側も、一切のコメントを発表していません。
 日本に対しては、「従軍慰安婦」という実態を証明する資料は一切なく、しかも、最初にそれを報じた朝日新聞(植村隆記者)が誤報であったことを正式に認め、謝罪したにもかかわらず、しつこく日本の責任を追及してくる韓国。その韓国が、自国兵の犯したこのような虐殺や強姦、レイプの事実については、一切ほっかむりを決め込んでいるのです。これをダブルスタンダード、ご都合主義と言わずして何と言えばよいのでしょうか。

▶▶べトナム人大量虐殺を認めていない韓国政府に壮絶なブーメラン

反日プロパガンダのつけ

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 今回、英国人がライダイハン問題を告発するための団体を立ち上げたことは、日本人にとって、本当に溜飲の下がる快挙というべきです。従軍慰安婦という「事実がない」にもかかわらず、執拗にいつまでも謝罪と賠償を求めてくる韓国。国家間で約束した合意すら守ろうとしない破廉恥国家韓国。こういう非常識極まりない国に対して、英国という地球の反対側の国から、韓国非難の狼煙を上げてくれたんですから、日本人にとって、これ以上に嬉しいことはありません。文字通り、韓国の非常識な反日プロパガンダに鉄槌をくらわせる快挙と言うべき出来事です。

ライダイハン母子像を韓国大使館前に設置予定

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 この運動には、英国人女性彫刻家のレベッカ・ホーキンスさんが加勢に加わってくれたそうです。彼女は、被害女性とライダイハンの子供たちのために制作した約40センチの「ライダンハン母子像」を披露したのです。「ライダイハンのための正義」では、今後、等身大の「ライダイハン母子像」を制作すべく準備を進めているそうです。
 同団体では、韓国人による「ソウル日本大使館前の慰安婦像」が一向に除去されないことを踏まえて、「ベトナムなどの韓国大使館前に、新たに制作するライダイハン母子像を設置して、国際世論に訴えたい」と述べています。
 日本人として、これ以上に溜飲の下がることはありません。ライダイハン母子像の製作費くらいは、日本人の浄財を集めてでも、是非応援してあげたいものです。
 いずれにしろ、今後、日本人は、韓国が慰安婦問題を持ち出すときは、条件反射的に、「ライダイハン問題」を取り上げるのが一番効果的かもしれません。何しろ、従軍慰安婦という存在はなかったのに対して、ライダンハンと称する人々は現存し、苦しみの只中にいるのですから。それに反し、従軍慰安婦と称する老婆たちは、当時、自分が単なる商業営利の慰安婦であって、軍から強制された従軍慰安婦でなかったことを誰よりもよく知っているのです。(H30・2・3記)

▶▶▶『ベトナム の蛮行・韓国軍』杉田水脈氏、井上和彦氏ら現地調査
▶▶▶ライダイハン問題、韓国の言い分
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▶▶▶ライダイハンに関するネットの反応

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