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橋本発言は間違っていない

橋本発言は間違っていない

わざわざ火をつけて回るマスコミ

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 橋本徹大阪市長の発言が、大きな話題になっています。言えば言うほど、非難の度合が増し、擁護する意見はほとんど聞かれません。
 そもそも私は、従軍慰安婦問題なんて、放っておけばいいことで、わざわざ問題にすること自体、ナンセンスであると思っています。なぜこんな70年近く前のことを問題にする必要があるのか不思議でなりません。靖国神社問題にしても、歴史教科書書き換え問題にしても、従軍慰安婦問題にしても、過去の亡霊のようなことをわざわざ持ち出して問題にするのは、一部に、わざわざそれを持ち出して問題にする方が得をする人間がいるからです。

 ある大手の新聞は、常に日本=悪い国と決めつけ、政府を徹底的に批判することを社是とするかのような新聞社もあります。ある大手新聞というのは、言わなくても分かりますね。そう、朝日と毎日のことです。この両紙は、中国の新聞か韓国の新聞かと思う位、常に、中国寄り、韓国寄りの報道姿勢を取ります。今回の橋本発言の報道でも、基本的には全く同じスタンスです。

橋本発言とは

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 今回の橋本発言、そもそもどこが間違っているのでしょうか。橋本発言で問題とされているところは、次のような部分です。

・「日本軍は当時、銃弾が行き来する状況で命をかけた。精神的に神経が高ぶっていた彼らに慰安婦制度が必要だったことは誰でもわかること」
・当時の歴史を調べてみれば、日本軍だけでなく、いろいろな国の軍隊で(慰安婦を)活用してきた」「なぜ日本の慰安婦だけが世界的に議論されているのか」
・「日本が国家的なレベルで慰安婦を強制的に動員したと世界が非難しているけれども、2006年(第1次安倍内閣当時)の閣議決定で慰安婦強制動員の証拠がないとしている」
・「日本が不当に侮辱されているという点をしっかり主張しなければならない」
・「自分の意志に反して慰安婦になった方もいるだろう。これは戦争の悲劇の結果だ。この人達には優しい気持ち、優しい言葉で接しなければならない」

 これが、批判の的にされている橋本発言の主要部分です。これらの文章を普通の日本人が読んで、違和感を覚えるものでしょうか。それほどバッシングを受けなければならない発言なのでしょうか。

価値観は時代により変る

 私の個人的感覚からすれば、この発言自体、マスコミが連日大騒ぎするような発言ではありません。これが非難に値するというならば、日本人は余りにも平和ボケをしています。

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 だってそうでしょう。その当時、日本の国は売春を「職業として公認」していたんです。これが公娼制度といわれるものです。それが禁止されたのは、戦後13年経った昭和33年のことです。今だって、先進国と言われるヨーロッパには公娼制度が厳然としてあります。オランダの「飾り窓」(写真参照)なんて、有名ではありませんか。それなのに、日本の今の基準で違法だから、当時もケシカランことだった、なんて言ってどういう意味があるんでしょうか。
 ローマ時代のコロシアムでは、貴族が人間とライオンをコロシアムの中に入れ、人間が食われるのを見て楽しむという娯楽があったそうです。それを今の法基準に照らして、ケシカランと言ってるのと同じ感覚です。

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 現代史家の秦郁彦氏の発言が、6月19日の読売新聞に掲載されていました。秦氏は、そこで次のように述べています。
 「戦前の朝鮮半島で発行されたいくつかの大新聞に「月収は300円以上」とある慰安婦募集の広告が出ています。兵士の月給が10円以下の時代ですから、30倍にもなります。強制連行を主張する「運動体」の人たちは慰安婦を「性奴隷」と呼びますが、こんなに収入のある奴隷なんてありえないでしょう。そもそも奴隷と呼ぶこと自体、失礼であり侮辱です。」
 歴史家が、史実に照らして、従軍慰安婦なんてなかったと言っているんです。私も書物でそのような広告を見た記憶があります。
 

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 平成の今でも、夜、上野広小路、新宿、渋谷、六本木の繁華街に行けば、韓国人や中国人、はてはフィリッピン人と思われる若い女性達がたむろして、怪しげな勧誘をしている姿は日常茶飯事の出来事です。
 戦後は公娼制度が廃止されたため、売春は裏の世界に潜りました。トルコ風呂はソープランドと名称を変えたりしながら、それでも決して売春のシステムがなくなることはありません。モグラ叩きではありませんが、性の問題はいくら禁止しても、人間が存在する限り、姿かたちを替えて登場してくるからです。風邪のウイルスはいくら叩いても、姿かたちを変えて出てきますが、あれと同じです。

櫻井よし子氏が詳細な現地取材

 当時、実際に慰安婦になった女性たちは、心ならずも、お金のためになった人も多かったことでしょう。でも、それは「強制連行」とは違います。多くの慰安婦の中には、商人との仲介をした人に、無理やり連れてこられたという人も含まれているかもしれません。しかし、それは軍の組織的関与とは全く別の問題です。

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 世の中に、「心ならず」「不本意ながら」仕事をしているような人はごまんといます。ですから、不本意ながらその仕事をしたということを、この慰安婦問題の基本に据えてはいけません。日本という国を悪い国だと決めつけたい勢力からすれば、不本意=強制連行と言いたいのでしょうが、不本意と強制連行とは月とスッポン、宝石と砂利ほども違います。
 桜井よし子さんは、この問題を調査するため、韓国にわたり、直接、さまざまな取材を行い、その結果、従軍慰安婦の問題はなかったと結論づけています。調査の概要などについては、次の映像をご覧ください。

櫻井よし子氏が実際に韓国にも行き、詳細な取材を行ったときの内容はこちら】

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 もっとも、軍という組織の立場からすれば、組織防衛のため、「性病(梅毒)の蔓延は何としても防止しなければならない」と考えるのは当然のことでしょう。性病が蔓延すれば、「戦闘能力」そのものが大きなダメージを受けてしまうからです。つまり、当時でも性病は伝染性であるということは周知されていましたから、当然の対応だと思います。軍は、防疫という観点から、きめ細かく性病検査を実施していたと思います。しかし、このことをもって、軍が組織的に関与したということにはなりません。

マスコミの姿勢こそ問題

 大手新聞の本社ビルは巨大です。そのビルから眺める下界の光景は、美しく輝いていることでしょう。この美しい世界に、不浄な存在などあってはならない、と考えるのかもしれません。そのような大新聞の記者が書く文章は、正義感溢れる、誰も文句のつけようのない立派な記事になるのでしょう。だからこそ私は、いつもきれい事を言うマスコミ人に、「従軍もしてない人間に何が分かるのか。一度、自衛隊に体験入隊でもしてみろ」、と憎まれ口を叩きたくなるのです。

 従軍慰安婦のことを問題にするマスコミですが、「では真実はどうだったのか」ということについて、詳細な情報を集めたという話は聞いたことがありません。真実を報道するのがマスコミの本質、本分だというならば、先ずは詳細な情報を収集することから始めるべきです。特に、国際問題にもなるような問題は、特に慎重に扱って欲しいものです。私は、マスコミが軍に所属していた人々から生の情報を集める、「真実に迫る報道」というものを見たことがありません。外交問題にまで発展した教科書書き換え問題(侵略→進出)だって、直接教科書を調査をせずに一方的に非難しました。上智大学の渡部昇一教授が全教科書を仔細に点検して、そのような書き換えを行ったものは一冊もなかった、と公表して問題は収束したのです。いかに報道機関が、きちんとした裏付けをとっていないかの一例です。
 橋本発言を問題にするならば、「そもそも真実はどうだったのか」ということが、真っ先に問われなければなりません。真実を抜きにして、橋本発言ばかりを問題視する、これこそが極めて不当な偏向報道と言うしかありません。

小野田寛郎元陸軍少尉の発言

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 この点で、この欄の読者の方には、フィリッピンのルバング島から帰還した小野田元少尉の発言を聴いていただきたいと思います。彼は、日本の陸軍軍人。階級は陸軍少尉で情報将校でした。陸軍中野学校二俣分校卒。大東亜戦争終結から29年目にしてフィリピンルバング島から帰還を果たした人です。発見された当時、大きく報道されましたから、皆さんもよくご存知の筈です。右の写真は、陸軍見習士官だった頃の小野田寛郎氏(右)が弟の滋郎氏と1944年12月ごろ(当時22歳)に撮った写真です。
 実際に軍隊に所属していた彼の発言を、じっくりと聞いていただきたいと思います。誰が嘘を言っているのか、理解できると思います。

小野田寛郎(おのだひろお)氏の発言:U-TUBUよりこちら
こちらの女性の発言も聞いてみませんか?こちら

 誤解があると困りますので言っておきますが、私は、決して橋本親派ではありません。橋本さんの行動力、実行力には克目すべきものがあり、その点では高く評価しています。これまでの労組出身の自治体首長では、あそこまで大胆な改革はできなかったでしょう。ですから、自治体の長としては、十分に評価しています。しかし、国のリーダーになる人物ではないと思っています。国のリーダーというのは、大局観があること、国際感覚があること、泰然として動じないこと、指導力があること、人間に対する愛があること、などいくつかの基本的な条件が必要です。残念ながら、彼には、これらがまだ十分には備わっていません。

日本主婦連会長の発言

 最後に、参考までに、日本主婦連合会の東瀬幸枝会長の従軍慰安婦問題に対する発言を紹介しておきます。自らの戦時体験に基づく発言です。


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橋下徹さんの…
国民を守る為の発言、
戦争を防ぐ為の発言、
不運に巻き込まれた女性の名誉の為の発言
現在も必要な軍隊の維持方法の為の現実的な提案発言
女性達が今後に不幸に巻き込まれる事の無いように~
との思いやり発言
頑張る橋下徹さんの真実を、しっかり学んで下さい。
戦時中も戦後も、
女性でも、生きる為の糧を得る方法はいろいろでした…
私たちは必死で真面目に働き抜いてきたのです!
民主党共産党社会党の女性議員は、もっと勉強して下さい。


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