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河野大臣の「雨男発言」、速報で伝えるようなことか

河野大臣の「雨男発言」、速報で伝えるようなことか

テレ朝が速報で伝える

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 昨日、テレビ朝日のニュースステーションを視ていました。すると突然ニュース速報が流れたのです。河野防衛大臣が災害に関し問題発言をしたというわけです。
 また例によって「言葉狩り」だろうと直感しました。それでも、事の真偽、非難可能性などを判断するためには、先ず事実関係を確認することが先決です。早速、ネットで「どのような場で」「誰に対して」「どのように述べたのか」を調べてみました。
 ネットで確認すると、先ず、発言した場所は、10月28日、自身の政治資金パーティでの話だということが分かりました。自分の政治資金パーティということは、「河野太郎を応援しよう」という支援者たちの集まりということです。自分の支援者の集まりですから、当然、リップサービスがあるのが当たり前の場所です。つまり、揚げ足取りに狂奔するような悪意の人は、マスコミ関係者を除き、そこにはいないということです。

発言内容は非難に値するか

 河野大臣が発言した内容は、次の通りです。

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私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ(来た)。台風19号などによる甚大な被害を受け、自衛隊員が人命救助などの任務に従事している。

 この発言は、ほめられた発言ではありませんが、それでは、マスコミや野党がシャカリキになって怒るような内容なのでしょうか。ましてやテレビがピコンピコンと鐘を鳴らし速報で伝えるような問題なのでしょうか。
 テレビが速報で伝えるような問題とは、必ずしも天下国家の大問題ばかりとは限りません。が、少なくとも「私は雨男。防衛大臣になってから既に台風が3つきた」ということが、速報ニュースで伝えるような事柄なのでしょうか。むしろそれは、文字通り「言葉狩り」「魔女狩り」の類いの問題というべきです。
 最近のマスコミ報道のレベルの低さと偏向ぶりには、本当に嫌気がさしています。私が偶々テレ朝を視ていたのも、報道ステーションが好きだから見ているのではなく、関口宏のサンデーモーニングと双璧をなす偏向報道番組であることを十分に承知しながら見ているのです。「後藤謙次がまたこんな偏向解説しているよ~」という視点で見ているのです。私と同じ批判的な目線で見ている視聴者も少なくないと思います。

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 マスコミや野党の言葉狩りは、つい数日前にもありましたね。萩生田文部科学大臣が、大学入学共通テストに導入される英語の民間試験について「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」などと発言した問題です。およそ試験など「身の丈に合わせて頑張る」のは当然のことで、この発言のどこが問題だというのでしょうか。中学生レベルの学力で東大を受けても落ちるだけです。なぜなら身の丈に合っていないからです。
 馬鹿な野党が「格差を是認する」とか「格差を助長する」とか言っていますが、これまたピンボケです。家庭が裕福でないなら、受験校を一つか二つに絞って受験するのも、いつの時代でも同じです。親が「私立に行かせる金はないから国立だけにしろ。ダメなら大学進学は諦めろ。」なんて言うのは、どこの家庭でもありうる話で、これこそが正しく「身の丈に合った学校に行け」という意味です。
 もちろん野党やマスコミのように、難癖をつければ、いくらでもつけられますが、大局的に見れば、「言葉狩り」「揚げ足取り」の類と断定してよいでしょう。私たちは国会議員やマスコミに、そんな低級な役割を期待しているのではありません。国会議員は文書交通費などを含めて、年収4167万円プラス秘書3人分のお金を受け取っているんです。こんなくだらないことに我々の税金を使うため、議員歳費を払っているのではありません。
 

マスコミは天下国家の問題を伝えよ

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 ことのついでに言いますが、今のマスコミ、特に、テレビは「言葉狩り」「揚げ足どり」は盛んに行っていますが、本来、マスコミが伝えるべき天下国家のことは、ほとんど取り上げようともしません。
 例えば、10月24日、米国のペンス副大統領がワシントンで行った対中政策に関する発言。このことについて、テレビは全くと言ってよいほど取り上げていません。ただし、読売新聞は、ペンス副大統領の演説要旨をきちんと伝えていました。
 演説要旨を読んでみると、徹頭徹尾、対中国問題が語られていました。ペンス氏は、台湾や香港問題、南シナ海問題、米中の貿易問題、5G問題、知的財産権問題など、幅広く率直な意見を述べています。前回、ハドソン研究所で行った演説では、新疆ウイグル自治区問題に関し、中国は自国民を抑圧し、100万人が収容所に入れられていると厳しく糾弾しました。今回は直接ウイグルという名称を使わず、香港の人権問題と絡めて「米国は権利を守るための平和的な抗議活動を支援する」とトーンダウンし、抽象的表現にとどめていました。
 更に、ペンス副大統領は、日本に直接関係する問題も取り上げ、中国を非難しています。彼は次のように述べたのです。

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ペンス副大統領の発言

 東シナ海では、我々の親密な同盟国である日本にとり2019年は、中国の挑発に対する戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が過去最高になるだろう。中国の沿岸警備隊は、日本の施政下にある尖閣諸島の周辺海域に、60日以上も連続で船舶を送った。

 この日本に関するペンス発言は極めて重要です。領空侵犯に対するスクランブル発進が急増していること、尖閣諸島を日本の施政権下にあることを明言したこと、その尖閣が侵略の脅威に晒されていること。このことを米国の副大統領が明言したのです。
 本来、ここでマスコミが論ずべき課題は、次のような事柄のはずです。
①中国戦闘機による脅威が増しているが、日本はどのような対抗措置をとることができるのか。
②尖閣諸島を中国は釣魚島と称し領海侵犯を繰り返している。安倍総理こそ、このようなペンス発言をすべきである。なぜそれをしないのか。
③このような侵略国家の元首を国賓と招待するのはおかしいのではないか。
 こういう批判をするならば、マスコミの存在価値がありますが、「私は地元で雨男と言われていました。大臣就任以来3回台風がきました。」これをピンポンピンポンとテロップで流し、さも国家の一大事のように速報で扱うこのマスコミのあり様。本当に悲しくなるほどの低レベル。何とかならないものでしょうか。
 やはり、放送法を改正して電波オークションを早期に実施し、YouTubeで見られる「虎の門ニュース」や「ニュース女子」のような本質をズバリ突く良質の番組を、地上波テレビでも視られるようにすべき、と最近はつくづく思います。日本が病んでいる、としか思えません。(文中敬称略)(R1・10・30記)

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