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定額給付金のオンライン申請、あまりに面倒で諦めました

定額給付金のオンライン申請、あまりに面倒で諦めました

オンライン申請に挑戦

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 定額給付金がオンラインで申請できるというので、早速、スマホでチャレンジしてみました。高橋洋一嘉悦大学教授が、「マイナンバーを持っていれば、スマホから簡単に申請できるよ」なんて言っていたからです。
 総務省のホームページに入ると、「10万円の特別定額給付金始まります」のコーナーがあり、「特別定額給付金の申請はオンラインでできます」の表示がありました。○の中に>のマークがあったのでクリックしました。
 すると「マイナポータルからオンライン申請する場合は、以下の準備が必要になります。」との表示があり、次の①~⑤までの項目が出てきます。

①は申請者(世帯主)のマイナンバーカード
②がマイナンバーカード読み取り対応のスマホ
③「マイナポータルAP」の検索、インストール
④マイナンバーカード受け取り時に設定した暗証番号
⑤振込先口座の確認書類

 先ず、この第1関門で、ハタと迷います。
①はよいとして、②のマイナンバー読み取り対応のスマホって、自分のスマホで対応可能なのか、という疑問です。次に、③の「マイナポータルAP」の検索、インストール。この項目には全くついていけません。マイナポータルなんて聞いたこともありません。APはアプリケーションのことと推測します。しかし、そのAPの検索とはどういうことなのか。APがいくつかあるということか。いくつかあったとして、その中でどのAPがいいのかなんて判断のしようがないではないか。選んだら、それをインストールせよということか。
 ④のマイナンバーカード受け取り時に設定した暗証番号。これも受領した時から数年経過しているため、どのような暗証番号を設定したか、とっさに思い出せません。これまでマイナンバーカードを一度も使う機会がなかったからです。

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 そもそもこの暗証番号なるもの、日常的にパソコンを使っている人ならすぐ分かると思いますが、さまざまなアプリを利用すると、その都度、暗証番号の設定を求められます。「同じ暗証番号は使わないように」なんて注意書もあったりするので、その都度別の暗証番号を設定し、手帳などにメモしておくということになります。忘れないようにマイナンバーカードに暗証番号を書いておけばいいんですが、それではなくしたりした時に他人に悪用される可能性があります。よって、別の場所に保管しておくということになります。でも、その保管場所すら忘れてしまうんです。
 5月9日付の読売新聞によれば、「東京都練馬区ではオンライン申請の受付を始めた7日、約400人が区役所に来朝し、最大で4時間半待ちとなった。」なんて記事が載っていました。オンラインなら来朝する必要なんてないはずです。暗証番号を忘れたので、新たに暗証番号を設定したいということでしょうね。
 私の場合は、妻に「お父さんはしっかりしているから、きっとどこかに保管してあるはずよ」という言葉に励まされ、探してみたら、ファイルの背表紙に「マイナンバー」という記述があり、無事暗証番号にたどり着くことができました。

マイナポータルとは?

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 それはともかく、何とかステップ1の「マイナポータルへアクセス」とかに到達しました。すると「ぴったりサービス」なる表示が出てきます。いきなり「ピッタリサービス」なんて言われても、さっぱり分かりません。思わず風俗の「ぴったりくっついてサービス」してくれるのか、なんて妄想してしまいました。
 マイナポータルサービスだけでもうろたえているというのに、更に「ぴったりサービス」です。普通なら、こんな聞いたこともないサービスなんて「怪しいサイト」として決して近づきません。しかし、お堅い総務省のホームぺージの中ですから、きっと怪しくはないはずと思い、ピッタリサービスを受けることにしました。
 次に、自分の住所地の市町村でオンライン申請が可能かどうかの確認が可能になります。一応、第二、いや第三のふるさとわが幸手市は申請が可能ということが分かりました。
 そこで氏名や年齢など必要事項を入力します。せっかくマイナンバーカードで申請するというのに、住所や氏名、生年月日を記入させるというのは何たる無駄か、と憤慨しつつも、生来従順な私は、一応、求められるままにいくつか記入しました。
 ここでも氏名欄に「(カタカナ)」なんて表示が出てきます。小さなことですが、氏名を漢字でなくカタカナで表記せよという意味なのか、漢字を書いた後にかっこ書きで読み方をカタカナで表記せよということなのか、よく分かりません。いずれにせよ、マイナンバーカードを持っているのに、更にそれを記載させる意味が全く理解できません。カードを取得後、住所等を変更した場合にのみ記載すれば足りるはずです。いやもっと言えば、お金を振り込むだけですから、住所だって不要のはずです。

カードの読み取りに四苦八苦

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 手続きの中に、マイナンバーカードを読み取る、という手続きがあります。しかも、そこに読み取り方の絵まで出てきます。その絵のとおり、読み取らせようとするんですが、これまた一筋縄ではいきません。
 単にカードを読み取るだけであり、絵のとおりにやっているのに、さっぱりできない。この絵では、左手にスマホを持ち、マイナンバーカードにかざしています。そこの説明書きに、次のように書かれていました。
「マイナンバーカードをスマホにかざし、処理が完了するまでしっかり固定してください。」
 自分ではこの説明のとおりにやっているつもりなのに、いくらやっても読み込めない。スマホを手で持っていますから、どうしても少し動いてしまいます。しかし説明書きには「しっかり固定してください」と書いてあるので、しっかり固定します。しっかり固定しても処理完了にならない。後期高齢者ですから、固定しようとすればするほど、手が震えてきます。マイナンバーカードの置く位置を変えてみたり、背景を変えてみたり、いろいろ工夫してみるも、なかなか読み取れない。
 いい加減腹が立ち、手にかざさず、カードに直接接触させてみました。そうしたら、読み込みできたとの反応がありました。ならば説明書きにあった手で持ってカードにかざすあの絵は間違いではないか、などとまたまた憤慨しながら、次のステップに進みます。

振込先口座の確認書類をアップロードとは

 その後、受取口座情報やら家族の氏名などいくつかのハードルをクリアして、いよいよ最後かなと思った頃、次のような説明書きが出てきます。

以下の必要書類を登録してください。
 アップロード可能なファイルについて
アップロード(登録)が可能なファイルは、以下の通りとなります。それ以外のファイルをアップロード(登録)すると、エラーとなります。ご注意ください。
Microsoft Excelファイル(拡張子:xls、xlsx)/Microsoft Wordファイル(拡張子:doc,docks)、Microsoft Power Pointファイル(拡張子:ppt、pptx)/PDFファイル(拡張子:pdf)・・・以下面倒なので省略
申請1 特別定額給付金
振込先口座の確認書類(写し)申請者名義の通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面等の写し又は画像(口座番号、カナ氏名等が分かるもの)
必須

・・・以下、「電子署名して送信するなど」、の項目が延々と続きます。

もう諦めました

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 私は、もうこの辺まで来たら、疲れていやになってしまいました。拡張子Xlsだの振込先口座の確認書類の画像をアップせよだの、一般の国民のレベルで分かる(できる)人がどれだけいるのでしょうか。
 そもそも、マイナンバーカードを持っているということは、顔写真もついているんですから、それだけで免許証と同じく、絶対的に本人を証明するものです。であるならば、マイナンバーカードに記載されている番号と暗証番号は不要のはずで、あとは家族の氏名と振込先の機関名、口座番号程度の記載だけ(!)で足りるはずです。
 なぜこのような複雑な手続きを必要とするのでしょうか。全く理解不能です。おそらく、この手続きをした人の大半は、作業中に腹立たしく、私のように途中で投げ出した人も多いはずです。
 これでは、何のための給付金なのか、何のためのオンライン申請なのか、何のためのマイナンバーカード制度なのか、全く理解できません。
 いや深読みするならば、このような複雑な手続きにすることにより、私のようにそこそこパソコンを使えるような人間でも、諦めるようにさせる。そうすれば、給付金の総額を減少させることができる。これこそが、「財政規律」を信奉する財務省の意図なのかもしれません。さらに深読みするならば、財務省は「思うようにならない安倍政権を引きずり下ろすため」、敢えて不人気になるよう、複雑な申請手続きを定めたのかもしれません。私は、後日、郵送されてくるであろう申請書に手書きで記入し、送付することにしました。要するにアナログ、ガリ版の世界です。
 それにしても行政のやることは、本当に腹立たしいことが多いものです。高齢者の皆様、オンライン申請はやめた方が無難だと思います。途中で腹が立って投げだすこと必定だからです。(R2・5・10記)

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