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野党の政治資金パーティーもひどい

野党の政治資金パーティーもひどい

追及する野党も同じ穴のむじな

岡田2

 自民党の政治資金パーティーに関する議論が世の中を賑わせています。確かに自民党の資金集めパーティーの実態はひどい。利益率が90%以上だなんて、ふざけているとしか言いようがありません。それほど儲かる商売があるなら、是非民間人にも教えてほしい。更に、ノルマ分以上の資金集めをした政治家には、その超過分を還元し、その還元分を密かに裏金にしていた疑惑もある。これも許しがたいことです。よって、これらのことが国民の反感を買うのは当然です。
 野党は、国民の怒りやマスコミに便乗して、自民党に対して、批判の矛先を向けています。これも当然です。野党最大の政党、立憲民主党の岡田幹事長は、1月26日、政治資金パーティの全面禁止を盛り込んだ政治改革案をまとめ、次のように述べました。
 「パーティーという名の下でタガが外れた運用もされてきた。国民の不信感が強い中、我々はパーティー全面禁止を打ち出さした。」
 言うことは立派です。では、その岡田幹事長自身は、このような資金集めパーティーをしてこなかったのでしょうか。実は、岡田幹事長自身も、自民党と同じことをしていたのです。前記月刊Hanadaの調査によれば、岡田幹事長は、下表のように、頻繁に政治資金集めパーティーを開いていたのです。

岡田幹事長

 しかも、その収益率は平均で何と92%以上だったんです。このように、頻繁に資金集めパーティーを開き、巨額の資金を集めておきながら、平然と自民党を批判する。とても常人の感覚では理解できません。野党側は、「収入に対する支出は僅か1割。対価性などないじゃないか」と盛んに攻め立てていました。
 この岡田幹事長に代表されるように、政治家の資金集めパーティーは、与野党を問わず、利益率90%以上は常識なのかもしれません。マスコミが自民党のみを追及し、野党の実態を一切報じないから、国民は分からないのです。立民の安住淳国対委員長など、この一連の問題が国会で取り上げられるようになると、即座に記載漏れと称して30万円を納付し、自民党を追及する側に回っていましたね。「盗んだものでも返せばいいんでしょ」という態度です。変わり身の早さは天下一品です。

野党議員の利益率もすごい

 朝日新聞や毎日新聞など左翼マスコミは、自民党のパーティー利益率のみを批判の対象にしていますが、ならば、野党の実態はどうなっているのでしょうか。
 先ずは代表の泉健太議員。前記月刊Hanadaの調査によれば、2021年5月17日に開いたパーティーの利益率は96.8%。すばらしい利益率です。利益総額379万円。

コニタン

 同誌の調査によれば、野党議員もほぼ自民党と同じように資金集めパーティーを開催し、高い収益率を誇っているようです。ここではそのほんの一部だけを紹介します。
■玄葉浩一郎 2020年12月18日開催のパーティーの利益率は95.5%で、利益は636万円
■笠浩史 2021年10月13日開催のパーティーの利益率93.72%、利益790万円
■階猛 2019年6月24日開催のパーティーの利益率は93.28%で利益は792万円。このパーティーは、特別朝食会という名前だったそうですが、約800万円もの収益の上がる朝食会って、どんな朝食が出たのか興味がありますね。
■小西洋之 2020年11月27日に開催したパーティーの利益率は97.14%で利益は495万円。この小西議員、憲法審査会が毎週開催されることについて「サルのやること」「蛮族のやること」と揶揄したことでも有名です。あ、そうだ、「元放送政策課課長補佐に喧嘩を売るとは、いい度胸だ」なんて発言をしたこともありましたね。一晩で97%の利益率で495万円の荒稼ぎ、「いい度胸だ」。

辻本

 学生時代から平和問題や貧困問題で活動していた辻本清美議員。舌鋒鋭く、「総理!総理!」の啖呵など自民党に対する追及は有名です。でも、彼女、2021年10月28日に開催されたパーティーの利益率は96.12%で、利益は552万円。2019年にも1回のパーティーで771万円の利益を上げています。学生時代から貧困問題に取り組んでいますから、自分が貧困であってはならない、ということなんでしょうね。
 このように、この問題は自民党に大きな打撃となりましたが、実態を調べてみれば、結局、与党も野党も、基本は全く同じ。金集めに狂奔していたのです。このような資金集めをしなくとも済むようにと、「政党助成金」を給付することにしたはずです。それなのに、気づいてみたら、せっせと政治資金パーティを開き、ぼろ儲け。本当に、国民から見れば、国会議員たちは何をしているのやら、とうんざりします。

和歌山とパリ

 と、この原稿を書いている最中に、またまたうんざりする話が出てきました。自民党の若手議員らにより「ダイバーシティ」をテーマとした会議が開催され、その後の懇親会で下着のような衣装の女性がダンスショーをしたんだそうです。このダンスショーの場で、ダンサーに口移しでチップを渡した議員もいたというんですから、その場の光景が浮かびますね。早速、ダイパ―シティを実行したということなんですね。
 女性陣も負けていませんよ。花のパリでエッフェル塔の前で記念写真。もっともらしい調査名目になっているのでしょうが、この写真を見れば分かるように、実態は観光旅行と断じてよいでしょう。
 安倍総理亡き後の自民党、本当にぶっ壊れてしまいました。本来ならこの場面では野党が伸びてくるはずですが、一向に支持率は向上しません。国益や国の安全保障をないがしろにし、週刊誌レベルの矮小化した問題ばかりあげつらう野党に愛想づかしをしているからです。かくなるうえは、私の愛する「日本保守党」に活躍してもらうほかに道はなさそうです。(R6・3・10記)

▶▶▶自民会合“不適切ショー”出席者語る詳細“口移しチップ”

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