時事寸評 書評コーナー

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レジ袋有料化の愚かさよ

レジ袋有料化の愚かさよ

地球温暖化防止という偽善

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 7月1日からレジ袋が有料化されました。ああ、またか、というのが私の率直な印象です。ごみの分別処理を強制されるだけでもうんざりしているのに、更に追い打ちをかけるようにレジ袋追放の動きだからです。これらの規制や追放に共通しているキーワードは、「環境」や「リサイクル」「地球温暖化」です。つまり、有限な資源を有効活用(=リサイクル)してよりよい環境を守ろう、というわけです。この「環境」とか「リサイクル」「地球温暖化」というワードは、いつしか葵のご紋と同じく、有無を言わせない問答無用のキーワードになってしまいました。しかし、私にとってこれらのキーワードは、正義の仮面を被った悪徳商人・偽善者のあさましい言葉にしか見えません。

レジ袋有料化への疑問

 レジ袋有料化には、地球温暖化防止のため、という崇高(?)な目的があります。レジ袋を節約すれば、地球温暖化の防止に貢献するというわけです。一般の人は、これを聞いて、何となく、「ほ~そうなのか」と思うでしょう。しかし、私は納得できません。主な疑問点だけでも、次のようなもがあります。
①そのそも地球は温暖化しているのか、仮に温暖化しているとして、その原因はCO2にあると結論付けられているのか。
②温暖化は本当に地球にとって良くないことなのか
③日本のレジ袋有料化によって、どのくらい温暖化防止に寄与するのか。

 先ず、①の地球が温暖化している、ということについては一応認めることにしましょう。なぜなら皮膚感覚的にも分かるからです。しかし、温暖化したとして、その原因は本当にCO2なのでしょうか。

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 現在の科学では、温暖化の主因がCO2である、ということについて結論は出ていないと思います。科学者の武田邦彦氏や東工大の丸山茂徳教授をはじめ、多くの良心的な科学者はこれに異論を唱えています。過去のデータに照らし、CO2の伸びのグラフと温度変化のグラフに明白な相関がみられないからです。丸山教授などは、CO2よりも、雲の多寡の方がはるかに影響が大きいと述べておられます。
 次に、②の温暖化はそれほどに忌み嫌うべき事象なのでしょうか。ごく常識的に考えれば、温暖化は決して恐ろしいことではないように思えます。これまで食糧生産の北限とされた地域が北に押し上げられ、北海道でも米が生産できるようになるなど、人類にとって好ましい状態に変化する、とも言えます。温暖化は太陽熱の増加を意味しますから、炭酸同化作用が促され、植物がより成長します。つまり食糧増産になるのです。もちろん、日本のような海洋性気候の国と中国のような大陸性気候の国とでは、気温変化のあり様はかなり違ってくることを認めなければなりません。そして海洋性気候の国よりも、大陸性気候の国のほうが、温暖化の影響をより強く受けるということを踏まえる必要があります。

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 逆に、寒冷化すれば、北限が下がり、農産物の生産が減少します。過去に日本でも寒冷化が進んだ時期があります。東北地方は寒冷化により、食べ物が不足し、僅かなお金を得るため農家が泣く泣く娘を売るなんて悲しい出来事が多発しました。このように、私には温暖化と寒冷化を対比するなら、温暖化のほうが好ましいと思えるのです。
 温暖化の弊害として、北極や南極の氷が溶けて海水面が上昇するとか、巨大台風など自然災害が頻発するといった意見もあります。ディビッド・ウオレス・ウエルズ氏の著書「地球に住めなくなる日」(NHK出版)を読んでいたら、地球上の氷河が全て溶けたら海面は60m高くなることになる、なんて書いてありました(同書82頁)。余りにも馬鹿々々しく、それ以降のページは読むのをやめました。「気候変動に関する政府間パネル」第5次評価報告書の執筆者を務めた国立環境研究所気候変動リスク評価研究室長の江守正多氏も、嘗て南極と北極の氷がすべて溶けたら海水面は6m上昇するなんて言っていました。

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 こんなことは理屈に合いません。北極は地盤がなく、よって氷はその大半が水中に没し、上部を海面上に出しています。これが溶けても1ミリたりとも海水面は上昇しません。アルキメデスの原理から当然です。他方、南極は地盤の上に氷が乗っていますから、全部溶ければ、原理的に海面は上昇します。しかし、地球温暖化が問題になっているのは、2度とか3度あるいは4度のレベルです。10度も20度も上昇することを前提とはしていません。2度や3度上昇したからと言って、平均気温マイナス30度、40度の世界である南極の氷は溶けるのでしょうか。水の融点は0度です。常識で考えてもあり得ない話です。しかも、温暖化すれば、海面温度も上がりますから水蒸気が増えます。その増えた水蒸気がマイナス30度から40度の南極上空に達すれば、雨ではなく、氷に変じ南極の氷は逆に増えてしまいます。よって、海面は上昇しない、と考えるのが理に適っています。このような考え方は、武田邦彦氏の論によるものですが、このほうが科学的にも筋が通っています。
 このように海面が上昇して大変だと騒ぐ(例えば南洋の島ツバルなど)勢力は、どうも信用ができません。気候変動に関する国際機関としてIPCCという組織があります。「国連気候変動に関する政府間パネル」というものです。この組織、世界各国から優秀な科学者が集まって作った組織という建前になっていますが、これがどうも胡散臭い。前述の江守正多氏もこれに属しています。
 この組織、嘗て、クライメート・ゲート事件なるものを起こしています。地球温暖化をめぐる高名な科学者たち、すなわちIPCCの科学者たちがやり取りした何千ものメールが暴露されたのです。それらのメールの中に、科学者たちが、「1960年から1980年まで、約20年間の気温データが下降線を示しているので、それを改ざんした」ことを報告するメールなどが含まれていたのです。地球温暖化を煽る資料として、気温が下がったというデータは都合が悪い、というわけです。

▶▶▶クライメイト・ゲート事件(ClimateGate)/地球温暖化詐欺→こちらから(日本ではほとんど報じられません)
▶▶▶東工大丸山茂徳教授の対談「地球温暖化のウソ」

国連という組織は基本的に信用できない

 日本人には、戦後教育の影響で、強い国連信仰があります。が、国連の世界保健機関(WHO)や国連人権委員会、ユネスコなどを見てもわかるように、国連という名のつく組織は、基本的に信用できません。WHOがテドロス事務局長に代表されるように、いかに中国に媚びた俗っぽい組織であるか、多くの日本人にも理解できたはずです。国際通貨基金(IMF)もひどかった。ゲオルギエバ専務理事が、就任したばかりだというのに来日し、「高齢化で社会保障分野の支出増が避けられないため、10月に10%に引き上げた消費税率を、2030年までに15%、50年までに20%へとさらに増税する必要がある。」と宣ったのです。唖然、茫然、憤慨です。裏でIMF出向の財務省職員が、原稿を作って読ませていたのです。国連なんてそんなものです。

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 地球温暖化だって同じことです。前述のクライメート・ゲート事件だけではありません。僅か16歳の少女が、国連で地球温暖化について演説し、世界中の大人たちを叱り飛ばしました。そう、その女性は、スエーデンのグレタ・トウンベリさんです。テレビ画面から流れる映像によれば、「地球は絶滅しかかっているのに、あなたたちは金のことや経済成長のことばかり考えている。あなたたちは悪だ。私たちは決してあなたたちを許さないだろう」などと、世界中の大人たちを口を極めて罵倒したのです。地球温暖化についてまじめに考えないあなたたち大人は馬鹿だ、というわけです。
 このように地球規模で何かが問題になるときは、油まみれになった鴨や、子供のいたいけな遺体の写真などがフル活用されます。今回は、ストローが鼻に突き刺さったウミガメの写真や、16歳の少女が国連という大舞台で大人たちを罵倒する映像、というわけです。

リサイクルこそ資源の無駄遣い

 レジ袋を有料化したことによって、家庭から出るごみの量は本当に減るのでしょうか。いや、そもそもこれまでレジ袋はどのように処理されてきたのでしょうか。嘗て民放番組で、分別されたごみがどこに運ばれどのように処分されるのか、ということを密かに追跡するというドキュメンタリー番組がありました。そうしたら、別々に回収されても、結局、同じ焼却場に運ばれ、同じように焼却処分されている、ということが判明したんです。

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 多くの人手を煩わせ、せっかく分別しても、結局、同じところに運ばれ、混ぜて焼却されていたのです。つまり、リサイクルはされていなかったのです。「資源の有効活用」と言いながら、結局、リサイクルはされていなかった。嘗て、「リサイクルは、かえって資源の無駄使いになる」という趣旨のことを書いた「環境問題はなぜ嘘がまかり通るのか」という武田邦彦氏の著書を読んだ記憶があります。一言でいえば、リサイクルすることによって、かえってエネルギーをより多く消費することになるから、リサイクルは全くの無駄、というものでした。
 ごく常識的に考えても、新聞紙を再利用し、名刺に作り替える。私も現役時代使いました。ポリ袋を再利用して新たなポリ袋を作るなんてことを想像すれば、逆に資源の無駄遣いになる、というくらいのことは分かるはずです。だって、新聞紙を再利用するためには、家庭で、新聞紙だけを分別し、指定された日に出し、ごみ収集車が回収し、ベルコンベヤーなどに乗せる。その後、分解処理するために溶液などで処理し、ドロドロに溶かす。溶かした後に、名刺などの製品にするための工程に乗せる。この間に、主婦や回収員、ごみ選別をする作業員など多くの人手がかかっているはずです。その後に製品製造の工程に乗せるのです。
 そんな複雑な工程を経るくらいなら、最初から新聞紙は一般のごみと混ぜて回収し、焼却する。そのほうがリサイクルに使うエネルギーや多くの人件費等を考えれば、はるかに合理的なはずです。違いはただ一点、「リサイクル」という「葵の御紋ともいうべきキーワード」が入っていないだけです。
 この基本思想は「資源は有限」、よって何度も「リサイクル」して使うことが資源の有効活用になる、ということです。この資源は有限、もうあと○○年しか持たない、という論にも注意が必要です。

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 嘗て、ローマクラブというものがありました。1969年、世界的な公害問題,人口爆発,軍事的破壊力の脅威などの人類の危機に対し、可能な解決策を追求するため、世界各国の科学者、経済学者、経営者などにより設立された民間組織です。全地球的システムのコンピュータ・モデル化を行い、地球の将来100年間を推定したのです。その結果、地球の人口増加による食糧不足、産業による環境汚染や天然資源の枯渇などによって、現在のままでの経済成長は不可能である。成長は限界点に達し、石油もあと20年で枯渇する、「ゼロ成長」が必要、というものでした。
 当時、私はピッカピカの社会人1年生でしたから、大いに落胆したものです。あと20年で石油がなくなってしまうのか、そのあと我々はどうやって生きていけばいいんだろう、なんて思いました。しかし、それから50年経過した今、石油の賦存量は年々伸び、世界エネルギー会議の発表によれば、世界の可採年数は41年とされています。南シナ海や尖閣周辺の東シナ海にも石油が埋蔵されているとされていますが、本格調査すらされていません。
 このように、世界的権威なる人たちが寄り寄り集まって出した科学的結論でさえ、大きく誤っていることが少なくないのです。地球温暖化、リサイクルという亡霊に、私たちは振り回されるべきではありません。

▶▶▶武田邦彦「集めて燃やしてもリサイクル?」
▶▶▶武田邦彦「ペットボトルのリサイクルは嘘」

リサイクルは公務員の利権

 このリサイクルというキーワードが好きなのは、公務員です。そう、公務員、官僚は、すでに「リサイクル」というキーワードを活用して牢固とした天下り組織を作ってしまっているのです。彼らは、「地球環境」「リサイクル」「ゴミの分別処理」「エコ」などのキーワードを器用に使いまわして、雨後の筍のようにさまざまな法律や組織を作ってしまいました。例えば、リサイクル関連だけでも、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、小型家電リサイクル法、建設リサイクル法、食品リサイクル法、自動車リサイクル法、パソコンリサイクル法などです。分別処理に伴う法令も「廃棄物処理法」をはじめとして、多くの関連法規が改正されました。面倒なので、ここではいちいち列挙しません。

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 もちろん、天下り先となる関連団体もたくさん誕生させました。ガラスびん3R促進協議会、PETボトルリサイクル協議会、紙製容器包装リサイクル推進協議会、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会、スチール缶リサイクル協会、アルミ缶リサイクル協会、飲料用容器リサイクル協議会等々です。そしてこれらの協議会には、専務理事などの役職で官僚OBがデンと居座っているのです。つまり、官僚たちは、地球環境やリサイクル、エコなどの言葉を器用に使いまわして、組織拡大、天下りポストの確保に利用してきたのです。
 官僚組織にとって、地球温暖化が本当に悪なのか、リサイクルは本当に国民のためになっているのか、なんてこと、どうでもいいのです。ICPPという「権威ある国連の!!」組織が、「人類は地球温暖化に真剣に取り組む必要がある」と言ってくれればいいんです。それが真実かどうかなど、どうでもいいんです。「国連」という名の巨大組織が「世界のトップクラスの科学者」たちが、そのように宣言し、16歳の少女が、国連で大人たちを叱り飛ばしてくれれば、もう誰も地球温暖化防止のためにCO2削減に文句が言えなくなるのです。
 あとは、官僚たちが、「我が国としても地球温暖化防止のため、国際貢献をしていく必要がある」といって、リサイクルに文句は言わせない。分別処理に文句は言わせない。そして今度は、レジ袋有料化に文句は言わせない、ということになっているのです。

中国やアメリカの抑制こそ重要

 レジ袋の有料化は、一応、地球温暖化の抑制に貢献するという建前になっています。しかし、環境省の「海洋ごみの実態把握調査」(2016年)によれば、レジ袋を含むポリ袋が占めるごみの割合は、海洋プラスチックの割合は、僅か0.3%とされています。海洋プラスチックの内訳は、多い順に漁網、ロープ26.2%、発泡スチロールブイ14.9%、飲料用ボトル12.7%、ブイ8.9%などとなっており、ポリ袋は僅か0.3%しかなかったのです。レジ袋はポリ袋の一部ですから、更に占有率は少ない。
 こんな微量なレベルしか占めないレジ袋を、わざわざ有料化する意味って一体どこにあるのでしょう。

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 地球温暖化やリサイクルを言うなら、二酸化炭素(CO2)排出量において世界一の中国(28.2%)、アメリカ(16.0%)がしっかり排出量を減らすことのほうがはるかに効果的です。ところが、アメリカは地球温暖化対策の枠組みであるパリ協定から離脱を宣言し、中国は発展途上国であることを理由に、削減義務を免れている。大穴を塞がずに、針の穴程度のレジ袋を規制する。こんなバカげた大局を見ない政策のどこに正当性があるのでしょう。
 しかも、レジ袋を有料化したからと言って、レジ袋の消費が減少する保証はありません。なぜなら、これまでレジ袋は、主に食品の残滓などを入れる袋として使用し、自治体の指定する大きなごみ袋にまとめて入れ、指定日に出していました。レジ袋が有料化した後、家庭の主婦たちが台所のの残滓をどのような袋に入れているのかわかりませんが、別途、スーパーなどでレジ袋を購入し、使っているのかもしれません。
 スーパーなどで見ていると、会計を済ませた客がマイバッグに詰める際、無料のビニール状の袋をカランカランと巻き取っている姿をよく見ます。多分、レジ袋の代用になるよう持ち帰っているのではないでしょうか。
 結局、レジ袋の有料化は、別途のレジ袋を購入するか、カランカランと巻き取るかして同量のポリ袋を消費していることに何ら変わりはないのではないでしょうか。

マイバッグは万引きを誘発

 レジ袋が有料化されたことにより、マイバッグ(エコバッグ)の持参が奨励されています。後期高齢者である私も妻に付き添われ、マイバッグを持参しています。が、このマイバッグ、嘗て問題になっていた万引き奨励につながっているのではないでしょうか。マイバッグは中身が透けて見えませんから、小さな商品を万引きするのに最適、いえ、私は決してそのようなことは致しません。でも世の中は、私のように人格が高潔で人品卑しからざる人間ばかりではありません。わざわざマイバッグを持たせ、万引きを奨励するかのような誘惑をするのは、誤りだと思います。
 ハニートラップという言葉でもわかるように、男は美しい女性の誘惑に弱いものです。いえ、私は決して手など出しませんが、現実にそういう場面に出くわしたなら足ぐらい出してしまうかも分かりません。マイバッグと万引きはそういう関係にあるように思います。
 そんな誘惑にかられるように誘導する、というレジ袋の有料化政策は、あらゆる観点から見ても、絶対に誤りである、と断言します。有料化したことによって、そのお金がどこに流れ誰が得するのか、ということを追及すると、ことの本質が理解できると思います。
 最後に、ポリ袋は実はエコだと主張する製造メーカー、清水化学工業株式会社の主張もごらんください。

<レジ袋生産者の話も聞いてください>
▶▶▶ポリ袋は実はエコなんです(清水化学工業株式会社)

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