時事寸評 書評コーナー

welcome to shimada's homepage

80歳、私の健康法

80歳、私の健康法

今年80歳になりました

テレビ音量

 私、ようやくというか、ついにというか80歳の大台に乗ってしまいました。いつかはそうなると分かってはいたものの、いよいよ人生の終盤に近付いたな、という実感がこみ上げてきます。
 でも、自分の実感としては、「歳をとった」という実感はほとんどありません。なぜなら体の不調を感じるということがほとんどないからです。60代、70代とほとんど同じ、というか、いやむしろ40代とほとんど同じという感覚しかないのです。
 つまり、外出時は普通に歩けるし、電車に乗ってもすぐに座りたいという気にもならない。庭仕事など軽作業時にも、特に不具合を感じない。強いて言うなら、少し耳が遠くなり、テレビのボリュームを上げてしまうのが難点です。食も細くなり、テレビで食の番組などを見ていても、「あの量は食べられないな」と思うことがしばしばです。また、歯が弱くなり、固いものを食べることが難しくなりました。
 でも、全般的には大変健康であり、この歳まで健康を維持できたのはなぜなのか、自分なりの感想を綴ってみたいと思います。

日々なすべき行動を記録

 私は、毎日、何をすべきか、パソコンに記録しています。行うべき項目を列挙し、実行したら○をつけていくのです。×はつけません。○がついていないところが×と分かるからです。

散歩

 なすべき項目は、大項目として、運動系、教養系、パソコン系、趣味娯楽系に分け、更に小項目として、運動系ならスクワッド、ゆらゆら運動、立ちポーズ・足上げ、散歩、ヨガ実践、といった具合です。ゆらゆら運動は、最近、小学生などが校庭で実行している姿を見て取り入れたものです。散歩は毎日6000歩を歩いたら○にしています。歩数は、スマホに歩数カウンター機能がついているので、簡単に一日の歩数を確認することができます。
 教養系は、主に読書と語学です。月刊誌Hanadaを定期購読しているので、1月かけて全部読み切るようにしています。読書は、さまざまな分野の新刊本を買って毎日30~50ページ、読むようにしています。新刊本に拘るのは、図書館で借りて読むのでは、著者の収入にならないと思うからです。印税収入が少なければ、著者の書く意欲も減退します。
 語学は英語だけですが、ヒアリングと単語、それにCNNなどを聴くようにしています。でもなかなか実力は向上しません。必要に迫られていないからでしょう。
 パソコン系は、このホームページもそうですが、毎月3本、記事を書いて掲載するようにしています。トータルで20万人以上の方が私のHPをのぞいてくれていますが、平均すれば1日30~50人くらいでしょうか。でもそれはどうでもいいんです。X(旧ツイッター)も、気になったことを随時コメントするようにしています。

何も見えず

 趣味娯楽系は、文字通り、自分の趣味や娯楽のための項目です。囲碁、カラオケ、園芸、株投資などですが、この中には料理なんて項目もあります。毎週月水金の昼食は私が作るようにしているんです。嘗て男の料理教室に通ったことがありましたが、さっぱり身につかず、諦めたことがあります。しかし、今は、一流シェフがYoutubeで様々な料理の作り方を動画で教えてくれています。いつでも繰り返し見ることもできます。その動画で見た内容をメモし、料理の前に録画を見て復習し、昼食を作るのです。
 そのせいか、妻の評価もまあまあかなと思っています。パスタやうどん、そば類を中心に、今では10種類以上のメニューがあります。ペペロンチーノ、ナポリタン、焼きそばなどは定番ですが、私が自分なりに気に入っているのが明太子パスタ、トマトクリームパスタ、それに最近覚えたばかりの味噌煮込みうどんです。これは自分でも気に入っています。参考までに、作り方の動画をここでアップしておきますね。今勉強中なのは、現役のころから大好きだった天津麺です。

▶▶明太子パスタ
▶▶トマトクリームパスタ
▶▶味噌煮込みうどん

健康診断・人間ドッグは一切受けない

近藤誠先生

 私は、48歳頃から健康診断や人間ドッグは一切受けていません。30年以上、一切受けていないのです。動機は、慶應義塾大学講師の近藤誠先生の著書「患者よがんと闘うな」を読んだからです。この本で近藤先生は、「現在のがん治療は有効でない、有効だという何の根拠もない」、ということを具体的な数値やデータに基づき解き明かしたのです。
 そもそもガン治療が有効であるか否かを検証するためには、ガン患者という母集団を治療を施すグループと一切治療を施さないグループに分け、その両方の経過を観察して評価するのでなければ正当な評価はできない、という至極まっとうなことを主張されたのです。そしてその結果に基づき、既存のがん治療は有効でない、ということを立証されたのです。
 私は、この近藤誠先生の言説を信頼し、以後30年以上に亘り、健康診断、人間ドックは一切拒否し、今日に至りました。市当局からは再三、受診するよう通知が来ますが、私も妻も一切無視しています。健康診断や人間ドッグを受ければ、必ず(!)と言ってよいほど「異常(!)」が見つかり、薬の投与に至っていたはずです。受けないと決断することにより、むしろ精神的な健康を保持することができ、晴れ晴れとした気持ちで過ごすことができると思っています。

▶▶▶因みに、10年ほど前に「私はがんで死にたい」という記事を書いています。→こちらからどうぞ

 データでわざわざ「異常」を発見し苦しむより、精神的健康を得ることの方がはるかに人生にとって有益であると思っているんです。唯一、降圧剤のお世話にはなっています。60歳頃、車の運転中に鼻血が出て止まらなくなり、病院で血圧が高いせいだと言われたからです。この薬、一度飲むと途中で止めることができないとのことで、やむなくこの薬だけは毎日飲んでいるのです。
 なお、77歳の妻は、専業主婦でしたから、健康診断や人間ドッグを強要されることもなかったため、50年以上は、これらを受けることはなかったはずです。それでも健康上、何の障害もなく、毎日楽しく(多分)過ごしています。

コロナワクチンも一切やらない

 私も妻もコロナワクチンは、一度も接種したことがありません。新型コロナは中国武漢で発生した当初こそ、不気味な病気だという警戒感がありました。が、半年ほど過ぎた頃から、「これは恐れるほどの病気でない」と確信しました。データがそれを示していたからです。木村盛世氏や高橋洋一氏などが言うように、世界のレベルと比較するなら、日本人の死亡者数は「さざ波」程度のレベルに収まっていたのです。それなのになぜこれほど大騒ぎするのか、不思議でなりませんでした。
 そもそも私は、mRNAなる新型コロナワクチンについて、素朴な疑問を持っています。従来のワクチン製造の基本原理は、病気に罹った人からその病原菌を採取し、それを卵の白味などで培養し増殖し、それを小分け(弱毒化)にして接種するというものでした。しかし、このmRNAなるワクチンは、全くこのような手法を取らず、遺伝子の操作により生み出されたものでした。このため接種することにより、人体の遺伝子に直接作用し、生涯体から抜けることはないとされています。

ワクチン接種者数

 このことを医学の進歩だと言うこともできますが、このワクチンを使用することは「壮大な人体実験」でもある、と感じていたからです。なぜなら、このmRNAを接種した人に、その後どのような病気が発症し、どのくらい長生きするのか、経過観察した人は誰もいません。つまり、この新型コロナワクチンの影響が、今後どのようになるのか、誰にも予測がつかないのです。
 しかも、日本は、このようなワクチンを「治験段階」にあるにもかかわらず、「緊急の必要」があるからと言って、外国から輸入しました。国内に多くの優秀な製薬メーカーがあるにもかかわらず、外国産を大量に輸入したのです。日本はそのようなワクチンを、世界のどこの国よりも大量に摂取しているのです。
 厚労省や医学界は、当初、ワクチンは2回接種すればよいと言っていました。しかし、次々と回数を増やし、今では7回目のワクチン接種を奨め、更には6歳児からのワクチンをも奨励しています。狂気の沙汰というべきです。今後、この大量摂取の弊害が顕在化してきたとき、誰がどのように責任を取るのでしょうか。いや、絶対に(!)誰も責任を取りません。なぜなら国はもちろん、自治体の首長もマスコミも、医学界もすべてが推奨してきたんですから、責任の取りようがないのです。赤信号皆で渡れば怖くない、というわけです。
 本来、Youtubeは自由な言論空間のはずですが、ワクチンの功罪について論じようとすると、有害情報またはデマ情報としてシャットアウトされてしまうのです。地上波テレビでも双方の意見を議論させる雰囲気は全くありません。ワクチンを推奨する医師ばかり多用しているのです。しかもこれらの医師たちは、決してワクチンの専門家、研究者ではありません。私は、このような一方的な言論空間について、非常に心配しています。
 いずれにしろ、私も妻も、このようなワクチンを一度も接種せず、過ごしてきましたが、一度も新型コロナに感染もせず、元気に過ごしています。本来、人間には、どのような新種の外来菌が入ってきても、これを撃退する力が備わっています。自然免疫力です。私は、この自然免疫力というものを信頼しています。
 このコロナ、全く怖いと思っていないので、日頃からマスクも一切使用していません。ただし、近くのかかりつけ医などで、マスク着用を求められた時は敢えて抵抗せず、その時だけはマスクを装着するようにしています。

仲間同士の飲み会とカラオケ

 私の健康法の一つに、月2回の飲み会とカラオケというものがあります。気の合った者同士の飲み会は、気分転換になり楽しいものです。また、その飲み会の後、二次会としてカラオケ店に行き、カラオケに興じます。この飲み会の仲間の一人は86歳ですが、背筋はピンと伸び、髪の毛はフサフサ。どう見ても私より若い。歌も常に新曲を仕込み、披露してくれます。しかも、常に90点以上の高得点を出し、馴染みのカラオケ店では高得点者として氏名が張り出されるほどです。
 この飲み会とカラオケ通いは、間違いなく私たち高齢者仲間の元気の源になっていることは間違いありません。

ヨガ教室を主宰

ある日のヨガ風景

 私の健康法の一つにヨガ教室を加えてもよいでしょう。私は、市の会館を借りて週に2回、ヨガ教室を開催しています。生徒数は、20人から多いときで40人前後です。会場費を払い、インストラクターに謝礼を払うと、利益はほとんど出ません。利益が出たら教室の受付や掃除、片付けなどのお礼としてすべて支払ってしまうので、私の個人的な利益はありません。ないどころか、むしろマイナスです。毎月、開催予定表を60枚ほどカラー印刷して配布するので、プリンタのインク代やら印刷用紙代やら様々な出費が必要になるので、自分の持ち出しになっています。
 そのうえ、月の初めに、朝早く会場の予約をとりに行ったり、HPを更新したり、インストターの日程調整をしたり、と雑用は山ほどあります。これを苦労と思えば嫌になりますが、プラス面で評価することにしています。
 なぜなら、この教室の開催日には休むことができないので、体調を整えておかなければなりません。教室を開催してすでに10年以上経過しましたが、私も妻も一度も病気で休んだことがありません。気が張っているせいだと思います。ヨガ実施時には、自分も生徒の一人として参加しているので、体のバランスも良くなり、全く病気をしません。これは金銭に代えがたい「最高の報酬」だと思っています。また、多くの生徒さんたちとの会話やインストラクターとのつながりも、若さを保つための報酬の一つと考えています。

常に感謝の心を忘れない

 高齢者、特に後期高齢者は、先ず、長生きしたということ自体が神の福音であり、感謝すべきことです。しかも健康であるなら、尚更です。
 私は、毎朝、5時前後に起き、ベランダに行き、地元の天神神社の社を見て今日一日の無事を祈ります。また、夜、風呂に入るとき、この歳まで生かされたことに感謝し、いくつかの呪文を唱えます。感謝の呪文です。一つ目は80歳まで元気に生きられたことへの感謝です、二つ目は、日本という国に生まれたことへの感謝、妻への感謝、素直な息子や娘に恵まれたことへの感謝、可愛い孫たちに恵まれたことへの感謝、子供たちが立派なお婿さんお嫁さんに恵まれたことへの感謝、そして、この便利で快適な世の中に生かされていることへの感謝です。
 そしてこの感謝の呪文を唱える間、体を柔軟にするためのいくつかの体操も同時に行います。ヨガ教室で学んだことを取り入れているんです。風呂の中でもできるヨガメニューってたくさんあるんです。

家事手伝いもまた楽し

選別は難し

 私は、ごく僅かですが、家事手伝いもしています。決して強制されたものではありません。私はひねくれ者ですから、言われてやるのは嫌なんです。自分で決め、勝手にやっています。その内容は、次のようなものです。
①毎日、寝る前に糠づけをし、朝、食卓に出す。漬けるものは主にナス、キュウリ、カブ、大根、ニンジンです。
②風呂掃除は私の役目と決め、3~5日ごとに、汚れ具合を見ながら丁寧に掃除をします。
③毎日、台所から出る野菜くずなどを、庭のコンポストに捨て、十分に腐敗したら畑に肥料として利用する。また、家庭から出るプラごみ、燃えないゴミなどを集積場に持っていくのも私の日課です。嫌だと思ったことは一度もありません。 
④前述したように、毎週月水金の昼食は私が作ると決め実行しています。Youtubeでさまざまな料理の作り方を勉強するのは、結構楽しいものです。

パソコンやスマホもフル活用

 今の時代、本当に何もかも便利になりました。特に、パソコンやスマホ(携帯電話)は、楽しい便利なツールです。高齢者がこれを活用しない手はありません。
 私は、パソコンで自分のホームページを2つ運営しています。「ボケ老人の世迷いごと」と「幸手げんき社」というサイトです。前者は、今ご覧いただいているこのサイトです。後者は、私が主宰するヨガ教室についての紹介記事です。▶▶幸手げんき社
 ボケ老人の方は、この文章のように、その時々の自分の思いを書き綴ったものですが、自分なりの意見を言えるのは楽しいものです。また、ヨガ教室の方も、毎月、更新する必要がありますが、これも結構楽しい作業です。

寝ても覚めても

 スマホは、本当に楽しい「大人のおもちゃ」ですね。朝起きてから寝るまで、一日中、離すことがないくらいお世話になっています。朝起きたら、その日の1時間ごとの天気を確認します。日中は主な出来事を見たり、LINEを確認したり、10年日記を書いて写真を添付したりします。LINEは子供たちのと連絡、7人のインストラクターたちとの連絡に極めて便利です。ある時、インストラクターの一人がインドに旅行に行ってしまったことがありました。日程調整のため、連絡が取れるのか、恐る恐る連絡をしてみると、即座に返信がありびっくりしました。「世界規模で使えるんだ~!」という新鮮な驚きでした。私の娘など、私に話しにくいことは、こっそり妻と二人だけのLINEで連絡を取り合っています。
 スマホは、今はやりのCHATGPTも使えるし、「アシスタント」機能を使えば、どんな質問にも即座に答えてくれます。ボケ老人は人の名前がなかなか思い出せないようなときは、極めて便利です。買い物も、「KEEPメモ」機能を使い、買いたいものをあらかじめメモしておき、かごに入れたら消す。大変便利です。
 夜寝るときも、時事ニュースなど子守歌のように聞いており、いつの間にか寝入ってしまいます。様々な機能を活用することは大きな楽しみでもあります。高齢者の皆様、是非ともこの便利なツールを大いに活用しましょうよ。

高齢者にも仕事を与えよ

 テレビで、かなりの高齢とみられる人たちが、弱々しい姿をしている光景を見ることがあります。「随分年寄り気だな~」と思いながら見ていると、総じて年齢は私より若い。それなのに、車椅子を使ったり、杖を使っている人もいる。老人ホームでお世話になっている人も少なくない。つくづくもったいないな~と思います。
 その原因は、高齢者に仕事がないからではないでしょうか。高齢になっても、やり甲斐のある仕事があれば、元気でいられるんです。行政に考えてほしいのは、一日3時間でも4時間でも、働ける高齢者にも仕事を与えてほしい、ということです。やるべき仕事とわずかな報酬があれば、高齢者も元気が出ます。元気が出れば、病気が減り、健保財政もよくなり、家計も潤う。80歳の峠を越え、つくづくそう思います。(R5・10・17記)

a:229 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional