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ブログ/2012-08-14

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箱根・芦ノ湖に行ってきました

 13日、14日で箱根・芦ノ湖に行ってきました。お盆の真っ最中ですから、本当は動きたくなかったんです。我々年金暮らしの身ならいつでも旅行はできますから、何も好き好んで混雑するお盆や正月に旅行する必要はないんです。

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 ところが、今回は孫のリクエストという強力なインパクトがあったのです。何気ない会話の中から、夏休みに孫を箱根に連れて行くということになってしまい、もはや取消不能の状態に陥っていたんです。勝手にルンルン気分でいる孫を悲しませるわけに行きません。
 急遽、インターネットで宿探しをしましたが、良さそうなところはどこも予約で一杯。必死で探した結果、やっと一軒の宿を見つけることができ、出発と相成りました。

小田急ロマンスカーで出発

 小田急ロマンスカー、こちらの予約はすぐにできました。さすが大量輸送機関ですね。ロマンスカートと言っても、最前部か最後部でもなければ、視界が大きく開けているわけではないので、普通の特急座席と何も変わるところはありません。
 せめて乗る前位は、「楽しさの演出」のため、写真でも撮ろうと言って撮ったのが上の写真です。孫でもいなければ、恥ずかしくてこんな写真は撮れませんので、これもいい記念と言うべきでしょう。
 箱根湯本に着き、すぐに箱根登山鉄道に乗り換え、スイッチバックを3回繰り返し、強羅まで行きました。先ずここまでは、順調な旅でした。

強風と豪雨と霧の三重苦

 ところが、強羅でケーブルカーに乗るあたりから、雲行きが怪しくなってきたんです。太陽が出ているのに雨がぱらつく、という典型的なお天気雨の状態になったんです。おまけにアナウンスで「芦ノ湖の海賊船は強風と霧のため始発から運休になっています」とのこと。嫌な予感がぴったり的中してしまいました。
 それでも「今は太陽も出ているんだから、着く頃にはきっと出港するよ」と2人を説得しながら、桃源台まで行くことにしました。ケーブルカーからロープウエイに乗り換えたんですが、その頃には、既に天気は最悪。ロープウエイの籠は右に左に大揺れ。乗客の中から悲鳴も出るほどの揺れ方。もちろん、視界はほぼゼロ状態。富士山はおろか、芦ノ湖すら全く見えず霧の中。五里霧中の語源はこれか、と至極納得できました。僅かに籠の真下の地上部分が微かに見え隠れする程度。それでも、こんなに揺れるロープウエイに乗れるのは、誰もが体験できることではないと、自らを慰め励ましたものです。

桃源台で思案投げ首

 ロープウエイを2回乗り継ぎ、何とか芦ノ湖畔の桃源台まで辿り着きました。やはり海賊船は出航停止とのこと。写真でご覧の通り、海賊船は、我々乗船客を目の前にしながら、空しく係留されていたのです。

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 さて、困りました。次々と乗船客は到着するんですが、皆、同じように思案顔です。結局バス便で、早めに宿まで行ってしまおうということになり、案内所でバス便の説明を受け、元箱根までバスを乗り継いで行くことにしました。先ず、桃源台から宮ノ下まで行き、そこで乗り換えて元箱根に向かいました。
 このバスがまた大混雑。私達は始発でしたからガラガラ状態でしたが、停留所ごとに乗客が乗ってくるんですね。どこからこんなに乗客が湧いてくるのかと思う位、各停留所で乗客が待ってるんです。私の住んでいる幸手の朝日バスは、空気バスのごとく、空気を運んでいるような状態ですから、このお客の10分の1でも分けてあげたいと思ったものです。
 前乗り前降りですから、奥に入ってしまうと降りるのが大変なんです。乗客が乗ってくる度に、運転手が「もう一歩お詰め下さい」なんて言ってるんですが、嘗ての通勤電車のラッシュの嫌な光景を思い出してしまいました。

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宿に到着

 ともかく私達は、何とか元箱根まで辿り着くことができました。宿は「ホテルむさしや」。スカイツリーは634mですから、私達は、行く前から「ホテルスカイツリー」と勝手に呼んでいたんです。キョロキョロと回りを探していたところ、何と、バスを降りたところが目的のホテルでした。「灯台元暗し」、余りに近かったので、足下を見るのを忘れてしまいました。
 ホテルは、近代的というよりは、嘗ての古き良き時代の旅館風でした。従業員の対応はまずまず、居心地は結構よかったですね。夕食は部屋食。今時珍しいですね。食材も刺身の他、揚げ物、酢の物、焼き物など、すべてひと揃い揃ったという感じで、満足しました。アルコール類も自販機で購入できます、というやり方なので、極めて合理的です。布団の上げ下ろしも、全部やってくれるので、外人さんには好評なのではないかと思います。
 風呂もよかったですね。5階に大風呂と小さな露天風呂がありますが、露天風呂は、強風下で入ったので回りの囲いや植木がワッサワッサと揺れ、孫と一緒に「ワー,すごい!」なんて嬌声をあげ、楽しんできました。

2日目も強風、雨、霧

 いくら何でも2日続けて芦ノ湖の遊覧船が全面欠航になることはあるまいと高をくくっていましたが、これがものの見事に裏切られてしまいました。大変な強風、雨、霧の三重苦は、2日目も続いたんです。部屋の目の前が船着き場になっており、「観光遊覧船発着場」なんて看板が空しく揺れていました。後でニュースを見たところ、西日本では死者も出るほどの豪雨で、大きな被害が出ていたことを知りました。
 朝食後、3人で未練たらしく湖の様子を観察していましたが、回復の兆しは全く窺えません。
 やむなく意を決し、バスで箱根湯本まで戻ることにしました。バスで下山する途中、登ってくる車の多いこと、すさまじい大渋滞でした。考えて見れば、夏休み、しかもお盆の真っ最中で、宿はどこも予約で満杯状態ですから、車で箱根に来た人達が、芦ノ湖方面に向かうのは当然ですよね。
 でも、どこも見ることはできませんでしたが、下山した我々の選択の方が正解だったような気がします。

科学博物館を見学

 10時頃、箱根湯本に着いたのはいいんですが、帰りのロマンスカーの予約は午後3時。5時間も時間があります。これではいくら何でもひどい、ということになり、どこか遊ぶところはないものかと探したところ、ローカル線で一駅目の入生田駅という駅の前に「科学博物館」があるということが分かり、急遽、見学することにしました。

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 時間はたっぷりあるので、文字通り、ここで「時間つぶし!」をすることにしたのです。県の施設なので入館料は安く、幼稚園の孫は無料、私達65歳以上は1人100円、締めて200円ポッキリで鑑賞することができました。(^^! (ホクホク)
 写真は、恐竜の展示物の前で撮ったものです。えらいばかでかい施設ですが、小学生など多少知識のある子連れには格好の遊び場になると思います。そういえば「入館者500万人達成!」という幟が誇らしげにはためいていました。孫は、恐竜などには興味がないらしく、広い館内を走り回っていました。帰りのロマンスカーでは、走り疲れてぐっすりと寝入っていました。
 



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